【ランニング障害改善】ラルプデュエズ トレーナーズオフィス【駒沢公園 学芸大学】  -3ページ目

【ランニング障害改善】ラルプデュエズ トレーナーズオフィス【駒沢公園 学芸大学】 

駒沢公園近く、柿の木坂でランナー中心のコンディショニング・パーソナルトレーニングを行っています。
ランニング障害・オーバーユースは原因から断ち切りましょう!

こんばんは
まじめな話です。

肩関節脱臼について。
偶然、現場に居合わせ応急処置して
いろいろと考えてしまいました。

20代中頃の男性
中肉中背・がっちり
反復性(10度目)
初発は20代前半
初回整復はHippocrates法!
その後の固定は内転位
前回整復は緊張が強く、
救急外来で全身麻酔下。
「いままで整復の時は悲鳴を上げるくらい痛かった」と。

前方脱臼(烏口下)
荒っぽいことが嫌いなので
基本的にファーストチョイスはzero position法。
確かに緊張が強い。
なかなか骨頭が出てこない上に
はまり切らない。
軟部組織の介在があるのか。
だいぶ乱暴なことをされてきたようだし
あってもおかしくはない。
それでも今回は少しだけ時間がかかりはしたが
しっかりと整復することができた。

ただし、あそこまで痛んでしまっていると
また外れてしまうだろうし、次もうまくいくとは限らない。
今更、もとには戻らないだろう。

今回のテーマは
ⅰ初回処置の重要性
ⅱ整復法の選択
ⅲ使い方の指導
の3点。

ⅰ、できるだけ早期に適切な処置を行う事。
  周囲の組織損傷を考え、治療方法を選択。
  若い世代(30代以下)の初発脱臼であればやはり
  外旋位固定を選択すべきではないか。
  少しの間、ADL上の支障は出るだろうが
  その先、長年に渡って再脱臼のリスクを抱えるよりは
  ずっとましだと思います。

ⅱ、ⅰでは意識的に触れていないが
  初発・再発に限らず、Hippocrates法やKocher法は
  リスクが高いのではないだろうか。
  この二つの方法を使う方も多く、柔道整復の国家試験にも
  肩関節脱臼の代表的な整復法として登場しますが
  骨頭部や軟部組織損傷のリスクがあるというのは
  よく知られているはずです。
  (テストに出るものと実際に使うものが違うのも問題)
  痛みを訴えている患者に対して、さらに痛い思いを
  させるのは施術者の自己満足ではないだろうか。  
  (力づくで整復操作を行う施術者も多いが。)

ⅲ、社会人が仕事などで満足なリハビリをできないことは多い。
  だからこそADL上・運動中の指導が必要になる。
  最低限の注意くらいはメールでもできるだろうし
  回数が稼げないのであればホームエクササイズの啓蒙は特に重要。
  肩関節であれば体幹のフレームから外に出るような位置での
  使い方や外れやすい肢位の注意は最低でもしておきたい。


何がよくて何が悪いかは、その人の判断にゆだねられるところですが
もっともっと勉強しなければならないのは確かですね。

山本でした。