僕の髪が〜肩まで伸びて〜 | アナナスのサイトーシング・10。

アナナスのサイトーシング・10。

私たちのDNAの中の窒素、歯の中のカルシウム、血の中の鉄、アップルパイの中の炭素は、崩壊する星の内部で作られた。私たちは星でできているんだ。
(天文学者カール・セーガン)
あなたもわたしも⭐️で出来ている。

節分過ぎると春の気配がすこーし・・・チューリップ黄
霜柱ザックザクの地面から、水仙の芽がちょっと出てたりして。
春来てますねえ。少しだけど、ちゃんと。
・・・・いやいや、おたく、どこ住んでんの?ウチの方、とっくに水仙なんか咲いてるけど?!
とお思いの方もいらっしゃるとおもいます・・・・。
東北は、寒いんですよ・・・・。大根も豆腐も餅も凍らせて、ちょこちょこ食べてるくらいだから。
ニューヨークとかオスロとかの方がもちろん寒いと思うけど。パンとかジャガイモとか肉とか凍らせて食べないのかしらねー。

さて。今日は。友達の話。長いから、暇な時につらつら読んでもらえたら。
小学校から友達で、見た目はヤワラちゃんか森三中の黒沢さんに似ている、キュートなフナドン。
若かりし頃のジャッキー・チェンにも似てる。プロジェクトAとか酔拳とかあの頃の。ジャッキーをかわいくした感じのね。

本気で仕事してるうちに、会社の方針と違うってことで、まあ、放り出されて・・・辞めて。
自分で会社を始めたのてね。彼氏と一緒に、がんばろう、二人でやってみようって。
で、まあその彼氏が・・・とっても外面良夫さんなんだけど、はっきり言っちゃえば、使えないヤツなの。でも、フナどんて本気出すとすごいのよ。だから自分でいろいろ自分で勉強して、仕事回してたの。お客さんもついてくれて。ああ良かった、軌道に乗ってきた馬
まあほぼ彼女一人で会社やってたのね。
これで、ちょっと落ち着けるって。彼氏と結婚考えることができるってドキドキ
親にも話は済んでるし、新生活のために二人で暮らそうってアパート借りて。明日から同居だねってその為の荷物を部屋に運んでいた時に。
実は浮気しました」と、彼氏が言い出した、と。
フナどんも、実はなんとなくわかっていたと。
お相手は、前の会社で一緒に働いていて、一緒に会社やろうってなったのだけど、1日で他で仕事みつかったから、とバックれた女性。年上既婚者。まだ乳児に近い子持ち。
現在勤めている会社の社長さんに、乱暴されたから助けてと言われて、彼氏は行ったんだって。
で、そこからズブズブの関係に。
どんな状況で乱暴されたわけ?そもそも、そういう時に呼ぶのって、知人の彼氏ではなく、自分の夫、あるいは警察じゃないの?
と思いますよね。
「その社長さんに、一緒にラ⭕️ホテルの岩盤浴に行こうって誘われて、行きますーって一緒に行って、私そんなつもりないのに、そこで乱暴された」と言ったんだって。
・・・・40歳にもならんとしている女が言ってる言い訳には私にもとても思えないけど。。。聞いてて頭痛いわ。ツッコミどころ満載よね。
まあ、そうだと。で、彼氏の方は、「結婚したらこうだよね」「別れたからこうだよね・・・」といろいろフナどんに言ってきたと。
「私も、もういい年だしね。浮気しちゃった、1回。ごめん。これからちゃんとするっていうんだったら、目をつぶろうと思う。でももう違うよね。そもそも、普通に付き合って別れました、結婚解消のパターンだと思ってると思うけど。私たちは協同経営者でもあるし。けっこうモメて別れることになるとは思うよ。どうしたいの?」って言ったんだって。そしたら彼氏、「・・・・お母さんに聞いて・・・」と。とにかくすごいマザコン、というより、お母さんにかなり依存してて自分では何も決められないらしいの。「じゃあ、得意の、そのお母さんに相談してきたら?」と言ったら。
「お母さんに相談したら、結婚しなさいって」と言ったそう。
・・・・自分から結婚します、じゃくて。お母さんがそうしろって言ってるからって時点で、ああもうだめだわ、と思ったと。
そもそも、フナどんの親は協力的だけれども、彼氏の家族は、大して結婚に対して乗り気でも無かったんでしょうね。
で、別れ話が出て以来、ショックなのはこっちなのに。彼氏の方がみるみるやせ細って自律神経も壊して薬飲んでます・・・ってなって行き。
フナどんは具合悪くなりつつ、責任感もあるしなんとか踏ん張っていた。
見た目、どっちが被害者かわかんなくなっていくわけです。
こっちが弱音を吐けない、相手を責められない気持ちになっていく。
これは辛いんですよね。
例えば、私も。自分が辛い時あるけど、夫はメンタルもバイタルも弱いから、自分はもっと弱い存在なんだと主張し始める。私はそれに参ってしまう。
今まではね。でも、私も泣きながら、傷だらけになりながら、そこを押して、押して、追い詰めると・・・彼はパカッて開くときがある。そしてその後はケロっとしてる。
じゃあ、私のあの辛さはなんだったのよ・・・と思うのです。
私やフナどんなんかより、私の夫やフナどんの彼は、強い弱いじゃなく、生き物としてずぶとい。
良くも悪くも。


そもそも前の会社では自分の部下だった女性だし、その浮気相手に電話して、「貴女は私の私生活も、会社も全部かきまわして、壊したわけだけど。謝ることもできないのか。少し時間あるから、どうしたらいいのか自分で考えて私に連絡して。でないと、私もいろいろ考えあるから」と言ったんだって。
そもそも前の会社に居る時に、その彼女が結婚が決まった、と喜んでいたのを知っているし。子供ができたときも、費用なだけ産休育休を取れるようにしてくれたのも、フナどん。

そしたら、パニくった彼女が夫に話したらしくて、夫が電話をかけてきたと。
「申し訳なかった」という内容だったんだけど、旦那さんの話によると、「ウチのは、貴女の婚約者とだけではない」と。つまり、その乱暴されたという社長さんとも付き合っていて。しかも隣の席には社長の奥さんが座っていて。一緒に働いている。と。しかも。その社長は親戚らしい。
その前にも何回も、浮気、浮気、というようなことがあったんだって。
これはもう、関わり合いにならない方がいい、と。
会社にももう居たくない。
と、会社も辞めてきた。と。
最後に、彼氏をぶん殴って来たパンチ!、と。
フナどんの張り手決まったら、あんな細身の男、吹っ飛ぶじゃないの!?と聞いたら、吹っ飛んだそうです。
・・・・ほんと地に足がついてない男よねえ。最後くらい腹に力入れて踏ん張りなさいよねえ。
私から言わせると、なんでその彼氏ではなく、フナどんが会社を出なきゃならないのかちょっと激する部分はあるんだけど。
あの会社は、なんだかんだと、それぞれ分担してやっていた会社だから、どっちかが抜けると決まった時点でもう終わりだから。と。
言わないけど、彼女なりの理由がもっとあるのだと思う。

第三者の意見として、心配したフナどんの父が、彼氏と話し合ったんだけど、やっぱり「お母さんに聞いてくださいガーン」としか言わなかったと。
ああ、これもうだめなやつだ。

で、フナどんは。しばらく自律神経も壊していて。体調も最悪だったと。
・・・・だよねえ。
精神安定剤を飲みながら、なんとか現在を乗り越え、就職活動中AND婚活中。

というような、話をしてきたわけです。先日。
で、ランチでも食べながら・・・と彼女が指定して来たのが、昼間ランチやってます的な結婚式場。
ちょっと浮かれてルンルンしながらママリンに「今日、アナナスちゃんと久々にランチしてくるからー」と言ったら「結婚ダメになったのに、結婚式場行くって・・・あんたどんだけ強心臓なわけ」
と言われたらしい。
テヘックラッカーと笑う彼女に。その男の彼女としてこうではだめだったんだろう。でも女はこうじゃなきゃダメなんだと思うんです。
グズグズでなきゃ付き合えない男女ってほんとにいると思うんです。どっちかが自立してたら、成立しない二人っていうのもいる。
多分、彼氏にとってフナどんは、頼れる存在で、頼るだけの存在だったんだろうと。
でも、自分も会社やってみて、ちょっと気も大きくなって他にも目が向くようになって・・・自分より、弱い、弱い、弱い存在を見つけたと。自分がダメで弱いから、相当ダメで弱い物件でないとダメなんで、それがまた困ったもんなんだけど。

私は、人生の船に乗る時に、彼女と一緒ならその旦那様はなんて心強いのだろうと思うの。
人生って、あんな坂こんな坂まさか。ほんとに。
だからきっと、彼女に見合うだけの、すてきな旦那様が絶対にいる。

人生いろいろ。男もいろいろ。
女だっていろいろ咲き乱れるのよ。ねえ。ほんと。むっ

きっとだいじょうぶビックリマーク
負けるな、女の子!!!!メラメラ