適材適所1・イタリア編。 | アナナスのサイトーシング・10。

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私たちのDNAの中の窒素、歯の中のカルシウム、血の中の鉄、アップルパイの中の炭素は、崩壊する星の内部で作られた。私たちは星でできているんだ。
(天文学者カール・セーガン)
あなたもわたしも⭐️で出来ている。

モアイさんという友人がいる。

なかなかの美人。・・・こう、日本人離れしたカンジよ。

睫毛がバサバサ、目はくっきり目

ランコムの高性能マスカラなんてつけたら「ゾウリムシの運動会状態」。

彼女は、3ヶ月程、バックパッカーしていた。

私は、その間、そんな彼女と全くの臨場感無くメールやりとりをして過ごした。

アナナス:「ちょっとちょっとーー、昨日、あの女優、結婚したわよ」

モアイ:「マジッッ?。あのチャラ男と?てゆーか今日の王子(ハンカチ)の球筋、どーだったわけ?」とか。

 普通、バックパッカーになって一歩日本を出ると、日本のニュースなんかどーだって良くなっちゃうらしいけど、もう、年頃の女子としては、気になって気になって仕方ないのだ。特にテレビドラマの続きとか新発売のお菓子とか。

で。

モアイ:「アタシねえっ、イタリア行ったら、もう街中の、チョイワル達が、口笛吹きながら近寄って来ると思ってたのっっ」。

でもね、実際はね。

誰も、1人として、声をかけてこなかったらしい。

モアイ「アタシだって、いくらバックパッカーとは言えど、アモーレの国ですもの、そんなに小汚いかっこしてたわけじゃないのよっ。だっつーのに」

つまり、

「チャオ、シニョリーナ、そこの角の店でジェラードでもペロっちゃわない恋の矢」とか、

「どこから来たんだい。アーモンドの瞳をしたバンビちゃんラブラブ

とか、そーてうのが一切無かったらしい。

超・ショックだったらしい。

アナナス「ふーん。ジローラモは、イタリアでは、おばーちゃんであろーが少女であろうが、どんな女性にも声をかけないのは失礼な事だって教育NHKで言ってたけどなぁ・・・」

モアイ「キィーーーーーーッパンチ!


おんなは競ってこそ華、咲いて堕ちれば泥・・・黄色い花
というわけで2に続く。