日本のほとんどの地域が、鬱陶しい梅雨の時期を迎えている。
唯でさえ鬱陶しいのに、テレビから流れてくるニュースはこれに追い打ちをかけてくる。
国民の善意で集めた金を自由奔放に使い、法で決められた手続きさえしない議員が山ほど居たことが明らかになって久しい。
国会で今後の防止策が練られているが考えているのは誰あろう違反した仲間である。
こんなメンバーで防止するいい案が出るはずがない。
泥棒が泥棒を捕まえるための方法を考えているのと同じで、先ず抜け道を探してから、それらしき案をまとめるので実効力がないのは当たり前だ。
議員でなく、専門知識を持つ先生方を含めた「〇〇委員会」が色々な場合に設置されることがある。第3者委員会と言う組織だが、直接の利害のない公平な立場から判断する組織で成案を得ないと、どくなことはない。
案の定、有耶無耶の法案が出来国会は閉会した。
税金から何百億円と言う政治活動費を受けながら、議員の中からは「政治には金がかかる」と言う声が聞こえてくる。
自分の為に、取り巻きたちを金や飲食で歓待していくのに公金を使うことは慎まねばならない。
「政治に金がかかる」のではなく自らの保身の為に「政治に金をかけている」のである。
文通費も含めて「政治活動のためのお金」で「自らの保身のための金」ではないことを肝に銘じてほしいものである。
国民生活に、じめじめした梅雨が一層鬱陶しくなるニュースはもういい加減にしてもらいたいものである。