もう何年前になるだろうか。
「ト・ヨ・ス」の名を聞かぬ日が無いように、連日、新聞テレビなどマスメディアを賑わせた、あの豊洲市場はどうなっているだろうか?
折角関東に来たのだから、一目だけでも見て帰りたい!!!
と、野次馬根性がふつふつと沸いてくる。(笑)(笑)
豊洲市場全景
JR、東京メトロ、ゆりかもめを乗り継いで市場前で降り立つ。
目前に現れた「市場」とは思えない巨大な建物が現れた。
これがあの騒動の主なのか 感慨深いものが有る。
残念ながら今日(水曜日)はセリが休みなので入館はできない。
豊洲場外 江戸前市場
もとより、食事は隣接する「江戸前市場」の方でするつもりで、セリを見る気は無かったので落胆はない。
数ある店舗から海鮮丼の店を選定、具沢山の丼を堪能してしばし休息する。
あの、日本中の耳目を集めて、難産の末誕生した豊洲市場を瞼に焼き付け、次の目的地に移動する。
ゆりかもめ最前列席からのスナップ
移動手段は「ゆりかもめ」である。
今では珍しいとは言えないが、運行開始当時はまだ珍しい、運転手がいない自動運転である。開通当時乗車した時は、お台場にフジテレビの本社ビル等が点々とするだけで埋め立て地は砂漠状態だった。今度は高層ビルが、空き地が見当たらないほどに立て込んでいる。幸運なことに?車両の最前列席に座り、運転手気分でカメラを回した。ゆりかもめはレインボーブリッジを通過して進んでいく。
終点1つ前の汐留駅で下車して目的地、徳川将軍家の庭園「浜離宮恩賜庭園」へ歩を進める。
東京には恩賜庭園、恩賜公園が幾つか点在する。
上野恩賜公園(台東区)、井の頭恩賜公園(武蔵野市・三鷹市)、旧芝離宮恩賜庭園(港区)、浜離宮恩賜庭園(中央区)などである。
上野、井の頭はすでに行っているので、地理的にも近い浜離宮恩賜庭園に行くことにした。
庭園の広大な池と高層ビル群
港(海)に近く大きな池を擁している
太い幹を持つ「300年の松」
大きな池は「潮入の池」と呼ばれている通り、潮の干満の影響を受け、それによる景色の変化を楽しむことが出来る。
また、2つの鴨場を擁していて、その昔、将軍たちが鴨狩を楽しんでいたであろう姿が思い浮かんでくる。
園内をゆっくり散策すると1時間余りで回れる。
海岸近くとは言え、都内にこれだけの規模の庭園が保存されていることに感激する。
古き時代のゆったりとした庭園、近代建築である高層ビル時代の変遷を回想しながら車上の人となった。