蔦【東京代々木上原発:ラーメンが日本の代表的な料理だと世界に知らしめるお店の一杯とは?】 | kazuyaの取扱い説明書

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ライフワークとなっている食べ歩き、サッカー、フットサル、その他の趣味や行動について語っていきます☆

平日仕事休みの食べ歩き
2月上旬の食べ歩きレビュー

恒例の東京都内の食べ歩きです
例の如く平日仕事休みで用事を済ませた後に
予めスケジュールを立てていたお店に
食べ歩いていきましょう

まずやって来たのは小田急小田原線
代々木上原駅北口1から北東へ向かい
徒歩4分ほどの場所にあるお店
『Japanese Soba Noodles 蔦』さん



ミシュランガイドにおいてラーメン店初の
1つ星獲得店として知られる有名店です
巣鴨のお店を閉めて1か月休業した後、
2019年12月13日にこちらをオープンしました



ラーメンの無限の創造性と可能性を
テーマに掲げ、日本特有の『旨味』の
食文化に着目し、世界中の様々な食材と
ブレンドさせる事で常に進化を遂げています

巣鴨に出店していた頃から
注目していたお店ではあったのですが、
自分の行動範囲エリア外だった事もあり
今回の店舗移転に合わせて訪問しました

先客20名、外待ち7名、後客10名ほど
本当は開店の11時前には訪問する予定が
予想以上に用事を済ませるのに時間が掛かり
11時半前の到着となってしまいました

巣鴨のように整理券制では無いので
とりあえず列の後ろに並びましょう


階段がガラス張りとなっているので
待っている間も中の様子が伺えました
ライブ感があって見応えありますね
お店に入る前からの演出作りにも
拘っているのかもしれません


待っていたお客さん外人さんばかりで
流石ミシュラン店と思ってしまいましたが
今ある地位を築いたのも維持していくのも
高めていくのはそう簡単ではありませんね

待つ事10分ほどで入店できたので
回転は思っていたよりも早そうです
オペレーションの速さもそうですが
店内のキャパシティーの理由もあるでしょう



お客さんの案内、接客、会計を担当される
専任スタッフの方もいらっしゃいました
そして厨房の中のスタッフさんは
5名くらいいたでしょうか
その辺のラーメン店とは層の厚さが違います

カウンター席に着席しました
カウンターもオープンキッチンとなっていて
その一挙手一投足に対してお客さんの
注目を集めるようになっていました


カウンター席はかんり奥行きがあります
ラーメン店とは思えない造りですね


レジ横の個室には製麺スペースがありました
麺も色んなタイプを打っていると考えると
これだけでも結構な時間を費やしてますね


カウンター席の後ろには今まで受賞した盾や
トロフィー、旧店巣鴨の住所プレート等が
飾られていて威厳がありますね


・メニュー表




予め知ってはいたので驚きはありませんが
初見のお客さんだとびっくりする値段の高さ

そしてラインナップされているラーメンは
他店ではあまり見かけないようなものも
多く取り扱われています

正直色々試してみたいという欲求が強くて
一杯だけに留めておくのが辛かったですが
今回はあれを注文する事にしましょう


ラーメンを作っている様子を眺めていて
とても気になったのが天井にあった照明
ラーメン丼を並べた場所に1つずつ下ろして
丼を温めているじゃないですか

ロウを熱で溶かして香りを楽しむという
キャンドルウォーマーランプはありますが
その手法をラーメンに活かしているのは
目の付け所が違いますね
またショー的にも良い演出でしょうか

普通のお店では麺の茹で湯や鍋の上で
丼を温めるという店が多いですが
それだと地味に映りますよね

注文して15分ほどでラーメンが到着しました


●ローストトマト Rosso



イタリア語で『rosso=赤』を意味しますが
まさしくイタリアンな雰囲気を帯びた一杯



最近はトマトラーメンなんて提供している
お店もありますが、それがイタリアン的だと
感じる事はありません
でもここにはイタリアの風が吹いてました



店主大西氏のブログによると、
A5黒毛和牛の挽き肉をトマトソースと
シャンピニオンで炒めたミートソースを
使用したピリ辛いラーメンとの事です



ラーメンに『トリッパ(イタリア風もつ煮)』
が入っている事も斬新です
ミートソースとトリッパの上には粉チーズ
(パルミジャーノレッジャーノ)が掛かって
コクがプラスされていました

オリーブオイルに唐辛子、胡椒、タラゴン、
ドライオレンジ、セロリ、玉ねぎなどから
旨味や香りを抽出してスパイシーに
仕上げられたRossoオイルが使われており、
ベースのスープの旨味がありながらに
イタリア風担々麺のような仕上がりです


ローストトマトはオーブンで焼かれて
水分を飛ばして旨味が凝縮されており、
酸味とのバランスが調度よかったです


麺は自家製の全粒粉の細麺で
スープとの相性も抜群でした


ラーメン店として考えると料理の値段は
強気な価格設定だと言わざるを得ませんが、
料理に使われている材料の原価だけでなく、
立地、店の雰囲気、接客サービスなど、
高いレベルで提供しているところは
流石にミシュラン店だと感じました

今までラーメン屋には当たり前のように
ラーメンを食べに来ている以外の感覚や
目的は特にありませんでしたが、
このお店はラーメンを食べていながらに、
ラーメンを食べに来ているのでは無く、
1つの『料理』を味わいに来ているという
感覚にさせてくれるお店だと思いました

これはラーメンという食文化における
世間的な地位を押し上げるのに貢献している
お店だからでは無いでしょうか

オシャレなビストロやフュージョンのような
お店に料理を食べに来ている気分、
そして設備やサービス、提供する料理の
水準を1ランクも2ランクも高めている
お店だと感じる事が出来ました

単純に美味しい『ラーメン』は他のお店にも
沢山あるとは思いますし、『ラーメン』を
中華風にしたりイタリアン風にしたりする
お店は無くもありません

でもここは『ラーメン』を様々な分野の
料理の特徴やテイストを活かして
上手く料理に落とし込んでいる印象でした
この発想力は見習うべきものがありますね

今回食べたrossoはその最たるものでした
次回は王道のラーメンを試してみたい
そう思えた事が収穫だったと思います
 
新型コロナウィルス感染拡大防止のため
現在はテイクアウト営業も行っているよう
なので、お近くの方は利用してみて下さい
 
 
【Japanese Soba Noodles 蔦】
渋谷区西原3-2-4
フロンティア代々木上原B1F
TEL 03-6416-8666
11:00~17:00
木曜定休
 
 
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Japanese Soba Noodles 蔦ラーメン / 代々木上原駅代々木八幡駅代々木公園駅
昼総合点★★★☆☆ 3.7