季節料理 金田【東京自由が丘発:飲みに行けば入学できるマナーを重んじる美味しい学校とは?】 | kazuyaの取扱い説明書

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ライフワークとなっている食べ歩き、サッカー、フットサル、その他の趣味や行動について語っていきます☆

平日仕事帰りの食べ歩き


先日自由が丘の食べ歩きをしてから
意外と苦にならなかったと実感できたので
再び仕事帰りに自由が丘へ来ました

地元に帰ってから『自由が丘へ行ってきた』
と地元の知人に話したりすると
『自由が丘にハマってるの?』と言われます
湘南の田舎者にとって自由が丘は遠い存在

電車に乗る時間としては乗り換え含めて
1時間程度で東京や渋谷辺りへ出向くのと
あまり変わり映えはしないのですが

JRと私鉄を乗り換えるっていうのは意外と
JR同士の乗り換えよりも遠く感じてしまう
そういう事なのかもしれません

確かに日々の生活の中において
自宅の最寄駅から遠ざかる方向には
電車を乗りたくないという気持ちもあります

まだ自分も20代半ばの頃に職場で一時期
日本酒ブームがおこりました
もちろん世間的にも日本酒を扱う専門店が
増えていた時期の話です

かなり昔、日テレで深夜放送されていた
『DAISUKI』という番組でたまに特集を
組まれていた日本酒のコーナーがありました

そのロケ地で使っていたのが西荻窪にあった
『やきとり雅』さんでした
※2013年に荻窪へ移転してます

ちょくちょく職場の諸先輩方に連れられて
こちらのお店にも何度か飲みに行きましたが
今にして思えばまだ湘南新宿ラインなんて
便利な電車が出来る前だったので
新宿方面からの帰宅が面倒だった時代です
よくあそこまで飲みに行ったものですね

現在も所用のある先々で食べ歩きはしますが
純粋な食べ歩き目的での遠出と言うのは
なかなか出来なくなってしまっています

限りある時間の中で一挙両得を狙ってしまい
現在こういうスタイルにせざるを得ないのは
仕方がない事ではあるかもしれませんが
せめて歳のせいにはしないでおきたいものです

話は脱線しましたが、そんなこんなで
少しの距離ではありますが自宅と逆方向の
駅へとやって来た訳です

自由が丘は九品仏川緑道の商店街の街並みや
近隣に出店しているオシャレなお店により
今でこそオシャレな街というイメージが
強い人が多いかもしれませんが

そもそも衾村という農村地域だった事もあり
自由が丘の駅前は昭和の雰囲気を今なお
醸し出している土地となっています

自由が丘という土地を誤解していませんか?
意外と親しみやすい土地柄なんです


さて、今回やって来たのはそんな大衆文化が
色濃く残っている自由が丘における有名な
大衆居酒屋の1つ『季節料理 金田』さん




3代に渡って続く老舗の大衆居酒屋で
創業昭和11年で営業してもう82年になる
自由が丘デパート付近に最初店を開いて
2度の移転拡大を経て今に至るようです

大衆居酒屋というより割烹料理店のような
雰囲気も感じる外観はとても静かなお店です

早速入店しました


お店は1階~3階まであるようです
1階はコの字型のカウンターが2つあり
少人数向けのスペースとなっており
2階と3階はテーブル席となっています

1階は7割ほど既に席が埋まっていました
入口近くの角席に着席しました



これだけの大箱のお店という事もあり
店員さんも老若男女結構いらっしゃいます


初代の店主さんは席では帽子を脱いで頂く
といったような一般的なマナーやエチケット
なんかにうるさい人だったらしいです

それがいつしか暗黙のルールとして定着し
大人の飲み方を学べる店ということで
『金田酒学校』と呼ばれるようになりました

大衆居酒屋でありながら品を感じる理由は
そういうところから来るのかもしれません


1階のフロアの片隅にはこの『学校』で学んだ
常連さん達が周年の記念にお店贈っている
創業80周年の記念プレートが掲げられています
長年多くの人から愛されていた証ですね


・メニュー表








●お通し


極小の冷奴でした

お酒メインの人でも来店しやすいようにか
他のツマミも頼めというメッセージなのか
真意を考えさせられてしまう(笑)


●生ビール


乾杯はビールでスタート
メーカーはサッポロでした


●肉ドーフ


関東で肉豆腐と言えばすき焼きのような
濃いめの汁が肉と豆腐に染み込んでいる
イメージに囚われがちです

しかしこちらの肉豆腐は通名な汁である
すき焼きに対して言うならば湯豆腐のよう
ほんのりと出汁が効いている優しい味わいで
これはこれで美味しいです

こんな出来栄えであれば最初の一品では無く
きっと中継ぎ、抑えに持って行っただろうに
食べ歩きにおいてはこういった下調べも重要


●とうもろこし揚げ


とはいえ『揚げ』メニューも注文して
おいたので事なきを得ました

真薯にとうもろこしの衣を付けたように
ふわふわ食感とコーンの食感が面白い
そして甘みもしっかり感じられます


●菊正宗 純米 樽酒


300mlの瓶で提供されました

樽の木の香りがしっかり感じられて
生もと造りならではのどっしりとしたお酒


●ウニ煮凍り


お店の自家製で定番メニューの1つです


ウニの煮凍りってあまり見かけませんね
甘味のあるウニと仄かな味わいを感じる
ゼラチン部分がバランス良い一品です


●関あじの刺身


肉厚でぷりぷりとても弾力がありました
これくらい身が厚いと食べ応えありますね


●あなご白焼き


外側はパリッと焼き上げられており
中身はふっくらジューシーな仕上がり
しっかり脂ものっていました



色々摘まんで楽しむには一人で行くよりも
2~3人で訪問した方が良さそうです
日本酒に関してはもう少しラインナップが
あったら嬉しかったでしょうか

ここは大衆的な雰囲気を持っていながら
話声も大声で話しているお客さんはおらず
マナーにキッチリしている人が多いです

自分は周囲の迷惑を気に掛けないほどに
煩いお店と言うのは正直嫌いです

煩いのは店じゃ無くて客だろという
意見もあると思いますがこの店のように
店によって客のマナーレベルが養われる
事は非常に多いと思います

騒ぎたければそういうお店へ行けば良いのです

さすが酒学校で学びを得たお客さん
呑兵衛な雰囲気を醸し出していながらも
この点は他のお店とは違いますね

しっぽりとした感じでお酒を飲みに行くには
とても雰囲気が良いお店でした


【季節料理 金田】
目黒区自由が丘1-11-4
TEL 03-3717-7352
月~金
17:00~22:00
17:00~21:30
日・祝定休


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金田居酒屋 / 自由が丘駅奥沢駅九品仏駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7