そもそも、バイクもクルマも
「なんか欲しいなぁ…」とか
「なんか飽きたなぁ…」で
ホイホイ
買い替えたりする財力を
持ち合わせてはいないので
いつの頃からか
「気に入ったから買う、そして長く乗る」って
感じだから
バイク遍歴を語るほど
沢山乗り継いではいません。
それでも30代後半までは
独りモンパワー全開で
一時は5台(内大型3台)持ち
なんて時代が
ボクにもありました。
壊れない
プアマンズ・ドゥカとして
ホンダから発売された
VTR1000F
丁度、教習所で
大型取れるようになった頃に
ブラックバードと共に
大型バイク・バブルの一翼を担って
そこそこ売れていて
近所のバイクで試乗して
「誰がデ・チューンされた国内仕様なんか買うか!」と
選んだ逆車が全然入ってこない
やっと納期出たと思ったら
東京湾でパナマかどっかのタンカーが油撒いて
散々じらされたけど
そりゃもう楽しいバイクでした。
勢いで茂木走り出して
レインでコケて
赤から自家塗グリーンに仕上げ
湯水のようにビヴァンダム使って遊び惚けてました。
その頃、今度はMCショウで見た
DAKARに
一目惚れ
発売前に行徳までF650乗りに行って
間違いない!と
これまた近所のバイク屋へ買いに行く途中
赤信号無視のクルマに撃沈されて
下取り予定だった
ジェベルXCは廃車
それでも、DAKAR用に組んだローンを完済してなお
3桁残るほど慰謝料頂戴した上
ジェベルも、タマタマバイク屋に入って来た
エンジン以外はOKな下取り車分けて貰って
2個イチ後輩に売りつけました。
キャンプ道具満載で御荷鉾でコケ時は
あまりの重さに暫し黄昏ましたが
ケツ痛くならずに遠くの林道に行けたので
「その内、コイツで3回目の北海道!」
なんてことも考えてました。
だがしかし!
楽しい時間には終わりがあります。
突きつけられた
結婚!
という現実
だがしかし!
キリギリスには十分な貯金がない!
「結婚式ぐらいは挙げたい」というカミさん…
「ニンジャだけは
勘弁して!」
で
この2台はヤフオク行き
VTRは京都へ
DAKARは富山へ
ドナドナしました。
入って来た銭をカミさんに渡すときに
泣きながら放ったのが
タイトルのセリフ(遠い目)。
今でも
この2台
街で見かけると
目で追ってしまいます。