私は…、
旦那の介護をして、
初めて知りました
その時、33歳。
子どもが幼いとは言え…、
自分にはまだまだ体力があった
それまで10年近い看護の経験があり、
脳神経外科の病棟での経験もあった。
脳神経外科にご入院されている方の中には、
半身麻痺や運動障害を抱えていらっしゃる方がいらっしゃいました。
脳の病気による
認知力の低下、
理解力の低下の状態の方も
多くいらっしゃいました。
そういう患者さんの
排泄介助、
入浴介助、
お着替えや車椅子への移乗、
そして…
寝たきりの方の2時間おきの
体位変換などを…、
毎日のように、
させていただいていました。
だから…、
旦那1人の介護なんて…、
正直、へっちゃらだと思っていました
自分にはなんてことないこと。
決して難しいことはない!!
と…
思っていたのです。
旦那の在宅介護をするまでは…
でも……、
ちがいました
現実は…
まったく違いました
在宅介護生活のエピソード
↓
病院のような…、
広い廊下、
車椅子でも余裕のある広さのトイレ、
介護しやすいお風呂場、
沢山いる看護師の手や目…
これらは自宅には、
ありませんでした
そして……、
自宅では、
私は看護師ではなく、妻
妻なのです。
そして…
介護する相手は、
患者さんではなく…、
旦那
それがね、
病院での介護とは…、
まったく違うところでした
患者さんに、
何を言われても…
あまりにもひどいことを言われたら
グサっときますが…
感情はゆれないのです。
が…、
旦那となると、また別
言葉や行動が…、
私の感情を揺れ動かすのです
それにまた、
外野
患者さんのご家族に何を言われても…、
真摯に対応するだけで、
心はゆれません。
でも…
旦那の親に言われる言葉は…
私の心に
ダイレクトに届くのです
病院と自宅では、
環境的にも…違う。
そして…、
心の動きも…
まったく違う
これだけ身内の介護が
大変だなんて……
まったく知りませんでした
経験しないとわからないこと、
その立場に立たないと
わからないことって…、
あるのですねぇ
それを、
天国の旦那は…
看護師である妻の私に、
身をもって教えてくれたのです
自己紹介<ご案内>
私のブログは、
15年前に兄を自死で亡くしたこと…
そして…、
約10年前に旦那が
悪性脳腫瘍グレード4、神経膠芽腫を発症した時からを振り返りながら、その時の状況と自分の気持ちと向き合いながら書き綴っているブログです。
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