「私の旦那…、
昨日、
35歳で亡くなったんですけどーー」
あの時、
そんなことを叫んでも、
誰も振り向いてくれないように感じた
私の愛する人が亡くなっても、
翌日にはみんな、
普通の生活をしていた。
みんなにとっては、
いつもの日常があるのだ。
そもそも、
みんなって、誰
って感じだが…
なんとなく、
自分以外のみんなにそう感じた
そりゃ当たり前のことだ。
私の夫なのだから…、
みんなはいつもの日常が送れて当然だ。
なのに…、
感じてしまうんだよねぇ
置いていかれたような感覚を
みんなには、
帰る場所があって、
帰ってくる人がいて、
話ができる、
いつもの相手がいる。
なのに私は…、
自分の身体の半分を、
失ったみたいだった。
帰って来る夫はいない。
私の帰りを待っていてくれる夫はいない。
話ができる夫はいない。
自分だけ、
置いていかれたのに…、
時間だけが過ぎていく…
それは、
お互い様というか…、
自分だって、
誰かの大切な人が亡くなった時に、普通に暮らしているわけだから…
仕方がないというか、
自然なこと。
でも…、
そんなこともわからなくなるくらい、愛する人を亡くした時は、
頭が、思考が混乱する
それがグリーフってやつなんだ
自己紹介<ご案内>
私のブログは、
15年前に兄を自死で亡くしたこと…
そして…、
約10年前に旦那が
悪性脳腫瘍グレード4、神経膠芽腫を発症した時からを振り返りながら、その時の状況と自分の気持ちと向き合いながら書き綴っているブログです。
初めからお読みくださる方はコチラ大切な人を失ったあなたへ
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◆ 2021.10.23 プレジデントOnlineに掲載されました
「住宅ローンが0円になるね」脳腫瘍で余命14カ月の32歳夫が開頭手術前に見せた最後の笑顔
「頭蓋骨が外れたままの夫」献身介護の30代妻を尻目に「前の彼女だったら…」と責め続ける義母の冷酷
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やさしい旦那が33歳で余命宣告されました~人格を変えた悪性脳腫瘍との闘い
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