【入試投稿事件】予備校生「隅の席、何回も」3私大でも 居場所は携帯GPSで突き止めるmsn 産経ニュースの記事から一部抜粋
捜査関係者によると、予備校生は動機について「合格したかった」と供述。試験会場の隅の席から、監督官の目を盗んで1人で投稿を繰り返した、と供述しているという。
正直、今回の一連の騒動にはがっかりしている。
報道の体制にも、大学の対応にも、この受験生のマインドにも。
まずは、報道の体制について。
沢尻エリカの件や、その他、色々と思うことがあるのが、そもそもそんなにも時間を割いて報道すべき内容なのか?ということである。一受験生による、ちょっとしたお騒がせ行為である。
友人の言葉を借りれば、「その新しい手法による『カンニング行為』であるが故、社会に対する見せしめの意味を含めて、その報道体制には同意できるものもある。」ということであり、その意味においては、全く納得できない、と言っているわけではない。
であるならば、一様にその行為を責め立てる流れの他に、より建設的な考察に基づくものも中にはあっても良いのでは、という気がするのだ。
続いて、大学の対応について。
今回の件にあたり、「警察への届け出」は必要であったか?ということである。冷静に考えてみてほしいのだが、入試とは大学の「我々には欲しい学生の具体的なイメージがあり、それを見極めるために行っている。」という意思の表れである。つまりは、その合否の基準は大学に委ねられている。問題があると判断すれば、その受験生は不合格にすれば良い。
今回、事に及んだ学生の特定は、そんなに難しいものではなかった。報道に出ている大学同士で情報を共有し、少数の候補を割り出す。加えて、掲示板に投稿された「回答」と実際に「答案」を見比べれば、かなり高い確立で該当する受験生を特定できたはずだ。
なぜ、短絡的にも警察に届けたのか。そこまで強い社会的制裁を加える必要があったのか、甚だ疑問である。ただ、不合格にすれば良いだけの話だ。一般的な方法で「カンニング」に及んだ受験生に対しては、発覚したとしても、警察には届けないであろう。矛盾である。
最後に、受験生のマインドについて。
当初、私は今回の行為を「カンニング」と断じることに強い違和感があった。私は、この受験生がただ「受かりたい」ためにこのような行為に至ったのではなく、何かメッセージがあって行ったのではないかと考えていた。
例えば、「脳のクラウド化」という考え方がある。私のコーチとのセッションでもたまに話題があがるが、要は、脳に留めておかなくても良い情報は捨て去り、そこへアクセスするための方法だけを覚えておけば良い。そして、脳にはより建設的な活動をさせるべきだ、という考えである。
物凄く乱暴に例えるとすれば、Googleで検索してわかることは記憶に留めておくに値しない、ということ。
目の前に問題があれば、それをわかる人に聞けば良い。人脈やインターネット、自宅の本棚など、自分の持ち得るネットワークをフルに使って情報源にアクセスする能力が高ければ、その問題は解決できるはず、という考え。
これからの社会に必要となるのは「与えられた問題を解く」能力ではなく、「自分で問題を見つけ出しそれに向けて探求する」能力である、というメッセージを私は勝手に感じてしまった。
それが、「京大に受かりたかった」である。それでは、ただのカンニングでしかない。ぜひ、もっと勉強して、再挑戦してほしいと素直に感じる。
インターネットが世界を覆うようになり、試験の監督方法などにもある程度の革命が必要かもしれない。ただそれ以前に、これからの時代、旧態依然とした「試験」というもの、そのものの在り方も、ぜひ活発に議論したいと感じる。
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