ワクチンの効果を信じられない人がいます。
ワクチンなど接種せず、感染し発症し完治することが自然だそうです。
完治せず死亡する人が多数でたからこそ、ワクチンが開発されたのですが、
「死亡したり重度後遺症が残るほうがいいの?」と質問しても、
「それがよい。そうすべき。」と聞く耳を持ってくれません。
税金は国の財源ではないことが信じられない人がいます。
今のお金は、農作物や地下資源と結びついてませんから、
仕組みとしては、いくらでも発行できます。
現実には、やりすぎるとインフレになりますから、調整は必要です。
あと、銀行がお金を貸したり、政府が国債を発行して予算としたり、
これらによりお金が市場全体としては、増えます。
そして、銀行に借金が返済されたり、政府が税金を集めたりしたタイミングで
お金は市場から減ります。
このような仕組みから、お金を発行する上で財源は必要とされてませんし、
お金を市場に増やす場合も財源は必要ありません。
ワクチンの効果を信じられない人も
税金が財源でないと信じられない人も
「自分の感覚だけど、それは正しくない、好きではない」
みたいなことを言います。
ノーベル賞を受賞するような研究者が、
「ワクチンには効果あります」
「税金は財源ではありません」
このような発言しても、残念ですが「自分の感覚」を信じてしまうようです。
無力感です。
解決策は思いつきません。
感染症の治療にあたっているお医者さんが、反ワクチンの人々と戦い、
ワクチンの効果について様々な論文とともに情報公開していました。
そのお医者さんが、
「税金は財源でないとか、お金は無限に発行できるなんて、自分の感覚では信じられない。」
と、おっしゃっていました。
そのお医者さんに
「ノーベル賞を受賞した経済学者が、税金は財源でなく、お金は条件付きで無限に発行できると言っています。」
と論文のリンクとともに知らせても、理解される可能性はとても低そうです。
HPVワクチンの無料接種推進が再開されるまで10年かかりました。
税金は財源でない、これも少なくとも10年以上かかるでしょうね。
日本政府は、「税収が増えた。黒字だ。」と喜んでいます。
しかしこれは、農作業で言えば、水の不足を招くことと同じです。
水が不足したら農作物が育たないように、
お金が不足して人やサービスが育たない環境になっています。
言い換えると「人やサービスが減り続け、いわゆる後進国になりかかっている」です。
最悪の場合は、理解されることなく、日本が消滅するだけですが、
この可能性が1番高いと思います。