水の不思議で思い出しましたが、以前、太田先生から頂いた手紙に次のようなことが書かれており、大変興味深く読んだのでした。
「・・・もっと判らないのが水です。本当に測りにくい物質で、表面張力を測った事があります。空気と触れている処、水の真ん中、器壁と触れている処、測定器と触れている処、全部異なっているわけで、つくづく住吉神社の神様、底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)とは面白い表現だと思いました。・・・」
科学的な実験の最中に、住吉三神へと思い及ぶとは・・・。
さすが太田先生であります。
阿蘇は火の山でもあり、水送りの山でもあります。
阿蘇山に豊富に蓄えられた水は、熊本のみならず、近隣の県へも流れ込み、人々の生活を潤しています。
ところで、水は液体にも固体にも気体にもなる不思議な物質です。
子供の頃、0℃で氷(固体)、100℃で水蒸気(気体)と学校で当たり前のように教わりましたが、よく考えるとたいそう不思議な訳です。
ある時は雲であり、川であり、海であり、またある時は、人や動物の血であり汗であり、木が吸い上げる樹液であり、雨や雪でもある。姿を変え、形を変え、自然界を縦横無尽に駆け巡る。
こうした水の変化は温度、つまり火(日)とのコラボレーションです。神秘的な火(日)と水の働き。これこそが火(か)水(み)の働き。懸けまくも畏き神のなせるわざなり。
今日は、阿蘇山中岳火口にて、火口祈願祭が行われたようです。仕事で行けませんでしたが・・。写真は阿蘇山上神社。火口のすぐ近くですのでコンクリート製です。![$熊本阿蘇~火の国探訪記](https://stat.ameba.jp/user_images/20130615/08/kzosw/7c/d6/j/t02200165_0800060012576135341.jpg?caw=800)
阿蘇山に豊富に蓄えられた水は、熊本のみならず、近隣の県へも流れ込み、人々の生活を潤しています。
ところで、水は液体にも固体にも気体にもなる不思議な物質です。
子供の頃、0℃で氷(固体)、100℃で水蒸気(気体)と学校で当たり前のように教わりましたが、よく考えるとたいそう不思議な訳です。
ある時は雲であり、川であり、海であり、またある時は、人や動物の血であり汗であり、木が吸い上げる樹液であり、雨や雪でもある。姿を変え、形を変え、自然界を縦横無尽に駆け巡る。
こうした水の変化は温度、つまり火(日)とのコラボレーションです。神秘的な火(日)と水の働き。これこそが火(か)水(み)の働き。懸けまくも畏き神のなせるわざなり。
今日は、阿蘇山中岳火口にて、火口祈願祭が行われたようです。仕事で行けませんでしたが・・。写真は阿蘇山上神社。火口のすぐ近くですのでコンクリート製です。
![$熊本阿蘇~火の国探訪記](https://stat.ameba.jp/user_images/20130615/08/kzosw/7c/d6/j/t02200165_0800060012576135341.jpg?caw=800)
光線の加減でしょうが、とてもきれいな色の光が写りました。
小学校の頃の、理科の実験を思い出します。
日光は色もなく透明なのに、プリズムに通すと七色のきれいな光が現れました。
見えないのに、何もないようなのに、そんな中に美しい光が潜んでいたとは!
少年だった僕は、妖精か何かを見たかのように驚いたものでした。
≪ 星とたんぽぽ ≫ 詩=『金子みすず』
青いお空のそこふかく
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる
昼のお星はめにみえぬ
見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ
ちってすがれたたんぽぽの
かわらのすきにだァまって
春のくるまでかくれてる
つよいその根はめにみえぬ
見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ
![$熊本阿蘇~火の国探訪記](https://stat.ameba.jp/user_images/20130610/08/kzosw/99/87/j/t02200165_0640048012570602181.jpg?caw=800)
小学校の頃の、理科の実験を思い出します。
日光は色もなく透明なのに、プリズムに通すと七色のきれいな光が現れました。
見えないのに、何もないようなのに、そんな中に美しい光が潜んでいたとは!
少年だった僕は、妖精か何かを見たかのように驚いたものでした。
≪ 星とたんぽぽ ≫ 詩=『金子みすず』
青いお空のそこふかく
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる
昼のお星はめにみえぬ
見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ
ちってすがれたたんぽぽの
かわらのすきにだァまって
春のくるまでかくれてる
つよいその根はめにみえぬ
見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ
![$熊本阿蘇~火の国探訪記](https://stat.ameba.jp/user_images/20130610/08/kzosw/99/87/j/t02200165_0640048012570602181.jpg?caw=800)
「由来」では、実に平和的に国譲りがなされたように記されていますが、本当は
つまり鬼八神話は、「牛の一族」VS「龍の一族」の抗争の歴史を「昔話」として表現したものではないか?と個人的に考えています。
牛の角からくる連想、また「まつろわぬ者」という意味も兼ねて、「牛の一族」を鬼と表現し、後年何者かによって創作されたストーリーであるように思います。
阿蘇の歴史から抹消されてしまったかのような「牛神」の存在。そして、忘れ去られたかのように山の中にひっそりと佇む「牛神社」。「牛神」が、阿蘇の歴史の表舞台に登場することは今後もないことでしょう。しかし、かつて尊崇を得た「牛神」の存在を、形を変えたとしても語り継ぎたい。そうした「牛の一族」の末裔たちの思いが、鬼八神話を作り出したのかもしれません。
写真は、阿蘇の赤牛
熾烈な抗争が繰り広げられたのではないでしょうか?
つまり鬼八神話は、「牛の一族」VS「龍の一族」の抗争の歴史を「昔話」として表現したものではないか?と個人的に考えています。
牛の角からくる連想、また「まつろわぬ者」という意味も兼ねて、「牛の一族」を鬼と表現し、後年何者かによって創作されたストーリーであるように思います。
阿蘇の歴史から抹消されてしまったかのような「牛神」の存在。そして、忘れ去られたかのように山の中にひっそりと佇む「牛神社」。「牛神」が、阿蘇の歴史の表舞台に登場することは今後もないことでしょう。しかし、かつて尊崇を得た「牛神」の存在を、形を変えたとしても語り継ぎたい。そうした「牛の一族」の末裔たちの思いが、鬼八神話を作り出したのかもしれません。
写真は、阿蘇の赤牛