「ノアの方舟・・チックなお話し」阿蘇は噴火によってできた外輪山に囲まれ、おわんのような形状をなしています。現在は、立野火口瀬(カルデラの縁の一部が切れた谷)から、水が外へ排出されるようになっていますが、太古の昔は、外輪山の中は大きな湖(カルデラ湖)でした。阿蘇谷に湖沼が広がっていた時代、海の民でも山の民でもない、湖の民とでも言うべき人々の暮らしがあったようです。実際、阿蘇の山の中から、弥生時代の舟の一部と思われる木片が発見されているのです。山上の土中から、舟が掘り出されるとは!発見した人は、ノアの方舟を見つけたかのように驚いたに違いありません。