いじめから子供を守ろうネットワーク代表 井澤一明のブログ

いじめから子供を守ろうネットワーク代表 井澤一明のブログ

日本から、「いじめ自殺」をなくしたい!


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先般、沖縄に行ってきました。ご相談の保護者の方と同行して、記者さんを訪ねて協力を訴えてきました。
ここからどのように学校が出てくるか、まだまだ続きます。

さて、今頃になってですが、今月のメッセージを転載いたします。
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☆2018年9月7日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]

◇ 代表メッセージ ◇
■□ いじめと戦う子を応援しよう □■

夏休みは終わりましたが、
大きな災害が続き、学校に通うことができないでいる子たちもいます。
残念な夏休み明けとなりました。

現在のところ、「休み明けの自殺問題」は、
報道をみるかぎり去年に比べるとかなり少ないようです。
様々な機関やマスコミ等に取り上げていただいたことで、
子供たちにも大人たちの思いが伝わったのではないかと思います。

土曜日に、小学4年生の男の子から電話をもらって30分ほど話しました。
「学校にいやな奴がいて、悪口をいいふらされている。
しかも、それを信じたクラスの子がからかってくる。
月曜の始業式に出たくない」
という内容でした。
内容を以下にまとめてみます。
・加害者とその仲間からは、1年の時にも2年の時にもいじめを受けていたが、
3年のときにはクラスを替えてもらったのでいじめられなかった。
・4年になったら全員同じクラスになってしまった。
・その子と一緒になるのがいやなので、中学は受験を考えている。
・仲良しの子はいるが、その子たちにも守ってはもらえない。
・いじめが続くのは耐えられないので、転校も考えている。
・両親も転校については了解した。
・今の担任の先生はいじめについて知っているが、先生にはいじめを止める力がない。
このように、
しっかりと自分の将来をみつめながら、冷静にいじめられている状況を分析していることに驚きました。
私からは、
・私から、担任の先生に話をしてあげられること。
・学校と交渉するには、大人、保護者の力が必要なこと。
・小学生で不登校を選ぶと、自力で勉強することはかなり大変な道であること。
・あと半年近くあるので、不登校を選ぶよりは転校の方がいいこと。

本人自身が、転校も視野にいれているので、
いじめの相談というより、自分の考えでいいのかどうかという確認のために電話してきたようでした。
最後に、両親と話して結論を出すことと、もう一度、電話をもらうことを約束して
電話を切りましたが、しっかりしていて小学4年生というのが信じられないほどでした。

こんなに、しっかりした子であっても、いじめに対して一人で立ち向かうのは
ほとんど不可能と言っても過言ではありません。
教員が、いじめに介入してくれなければ、いじめが止むことはありません。
私たちは「いじめを解決した」と言うことはありますが、実質的には、
現場の先生たちが「解決している」のです。
私たちは保護者の方にアドバイスしたり、一緒に学校に付き添ったりしながら、
学校に対して「いじめ解決」を促すことによって解決に導いているのに過ぎないのです。
教師の力が必要なのです。
なんと言っても、いじめが解決されるかどうかは、教師の気概や指導力に左右されます。
保護者から相談されなければ、何もしないで済まそうとする教師までいますので、
この先生にやる気になってもらうことが必要です。
そのため「交渉力」が重要となるのです。
一人の子を守るためには、保護者、教師、周りの大人が連携することが必要です。
大人がいじめを発見する一番の方法は、子供たち自身が、親や教師にSOSを出すことです。
日頃から、「SOSを出しても怒らないよ。大丈夫なんだよ」と伝えてあげて欲しいと思いますし、
保護者の皆様には、子供たちの変化を見逃さないように見守ってあげて欲しいと思います。

新しい学期が始まりました。
子供たちも様々に変化する季節ともいえます。
気になることがありましたら、ご遠慮無くご相談いただければ幸いです。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

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一般財団法人 いじめから子供を守ろう ネットワーク

いじめ相談窓口 03-5544-8989
メールアドレス kodomo@mamoro.org

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掲示板 子供用 http://mamoro.org/kodomo/
掲示板 保護者用 http://mamoro.org/otona/
 


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台風の影響も心配ですが、早くも8月も中旬となってしまいます。
悩みを抱えている子どもたちにとっては、始業式は大きなイベントです。
毎年、休み明けの投稿日の前後には自ら死を選ぶ子どもたちが後を絶ちません。
今年に入って、子どもたちからtwitter や facebook のダイレクトメッセージで相談されることも増えてきました。
もし、不安なことがありましたら、私たち、いじめから子供を守ろうネットワークにご相談いただきたいと思います。
ぜひ、お力になりたいと考えております。
電話 035544-8989 mail: kodomo@mamoro.org

今月のメールマガジンを転載いたします。
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☆2018年8月3日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]

◇ 代表メッセージ ◇
■□ 伝えたい「天知る 地知る 我知る」 □■

猛暑ですね。
日曜日、暑くても近くの運動公園のプールは、大盛況でした。
朝の8時には、テントが張られて小学生の大会の準備がすすみ
子どもたちがぞくぞくと集まってきていました。
プールは夏の楽しみの一つですが、
今年は、あまりの暑さに閉鎖されてしまう事態が各地で起きています。
ある先生は、「プールの水温が35℃にもなって、もうお風呂なんですよ」と話していましたが、
子どもたちには残念な事態でしょう。

日本の夏と言えば、お盆の季節でもありますが、
50年近くも前、私の田舎では8月のお盆の頃に「施餓鬼(せがき)」というものがありました。
施餓鬼とは、地獄の餓鬼道におちて苦しむ衆生に食事を施して供養する仏教の行事(法会)のことです。
当時、そんなことを知るはずもなく、強制的に子どもたちはお寺に集められ、お墓の掃除をさせられ、
意味不明のお経を正座で長時間も聞かされるという苦痛以外のなにものでもない行事でした。
特に「怖かった」と印象に残っているのが、地獄絵を見せられての話でした。
体から吹き出る血、奇妙に膨れたお腹、真っ赤な炎の中を鬼に追いかけ回される半裸の亡者や餓鬼の姿。
小学生にとって「死」というものはめちゃくちゃ怖いものでした。
その「死」に直結したお寺で「地獄絵図」を見せられ脅されるという、子供からみると、とんでもない行事があったのです。
小学校も中学校も廃校になった現在の田舎では、そんな行事も、もう思い出でしかありませんが、
当時は、悪いことをしたら「鬼が来る」、「地獄に落ちる」というのは、「当たり前」のこととして教えられていました。

現代の子どもたちは「あの世なんかない」と思っている子が多いようですが、
私の田舎では「あの世」と「この世」はある意味一体化していました。
うちの父もこのような体験をしています。
ある夜、親戚の家を訪ねた帰り道のこと、いつもの道を歩いていたはずなのに、ふと気がつくと、
何キロも離れたところにいることに気付きました。
父は大慌てで夜道を駆けて家にたどり着くと「狐にだまされた~」と大声で家族に訴えていたものです。
本人は驚いても村では大きな話題にはなりませんでした。
「人魂が飛んでいた」とか「死んだ婆さんが訪ねてきた」、「戦死した叔父が家に入ってきた」とかの話は
日常茶飯事なので、村では「へーっ、そうだったか」くらいですまされてしまう程度の話なのです。

そんな伝説や昔話の世界に住んでいたのですが、かといって小学校時代が、「みんな仲良し」というわけでもなく、
現代とはかなり違いますが時にはいじめもありましたし、ケンカもありました。
それでも、心の何処かには「悪いことをしたら地獄に堕ちる」という感性を持っていたように思います。

現代の「いじめ問題」が重い理由の一つには「節度がない」という点が挙げられると思います。
「不登校になるまで攻め続ける」、
「精神科に通うまで追い詰める」、
「葬式ごっこ」、
「自殺の練習させる」
目を覆いたくなるような事件が続いています。
それは限度を「知らない」子どもたちというより、「限度が分からない」子どもたちが増えているからだと思うのです。
その背景には
日本に風土に根づいていた「あの世と結びついた価値観」というものが失われていったことも
影響しているのではないでしょうか。

仏教だけでなくキリスト教にも天国、地獄や煉獄という考え方がありますし、
NHKの「西郷どん」の西郷隆盛が大切にした「敬天愛人」(天を敬い人を愛する)という言葉もありますが、
儒教にも「天が見ている」という考え方があります。
「天知る 地知る 我知る 人知る」との言葉もありますが、
目に見えない存在が、「必ず見ている」という感覚は、
悪いことをしてはいけないという心のブレーキとして働いていたように思います。

結局、道徳やモラルと呼ばれる考え方の背景には、
仏教やキリスト教、あるいは儒教と言った考え方が根底にあり、
そこから「何が前で、何が悪なのか」という規範が生まれ、何千年にも渡って語り継がれてきたと言えます。
若いお母さんの間で「絵本 地獄」(風濤社)が人気だと聞いています。
この絵本を見せると子どもたちが「いい子」になるというのです。

対処療法的にみれば「いじめ解決」は学校に委ねるしかないのが現実です。
学校に見放されたならば、「転校する」か、「学校に行かない」という選択肢をとるしかなくなってしまいます。
しかし、もっと大きな視点で考えた場合には、
子どもたちの「心」に訴えていくことがより重要なのだと思います。
そのためには「家庭」や「社会」において
「善なること」、「悪なること」を教えると同時に
なぜ、その考え方が大切なことなのかを伝え続けることが必要だと思います。
そのためには、古い考え方だという方もいらっしゃるとは思いますが
「天国や地獄がある」という考え方は、子どもたちの暴走を抑止する考え方としては効果があるのではないでしょうか。

そして、大人である私たち、親や保護者、教師が、子どもたちのお手本となる生き方を示すことが
何よりも重要なのだと思います。

いじめの相談も夏休みに入って少なくなってきました。
しかしながら、いじめられない状況になっても、いじめにおびえている子もいます。
新学期のことが頭によぎって苦しんでいる子もいます。
何か不安なことがありましたら、ご遠慮無く、ご相談ください。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawa
Twitter: @kzizawa

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先週、埼玉県の中学校に行ってまいりました。
夏休みを一週間後に控え、夏休み中にSNSの問題を起こさないようにしたいという学校の意図を含んでいました。
この時期、体育館、とっても暑いのが難点です。

この中学の生徒たち、本当にいじめが少ない印象です。
体育館への集合も私語がありませんし、
生徒会が中心になって生徒を整列させていました。
校舎で行き交うと、生徒の方から
「こんにちは~」と声を掛けてきます。
自主性を重んじている学校ですが、これはなんだと校長先生は話しておられました。
一年生はまだまだなんですが、徐々に成長していきますとのこと。いじめについては、少ないのですが、たまには、起きるとのこと。
世の中のスマホの普及率は50%程度とのことですが、この地域ではほぼ100%。
それだけに夏休み中のトラブルが心配だとのことでした。

さて、今月のメルマガをて連載いたします。
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☆2018年7月7日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]

◇ 代表メッセージ ◇
■□ 子どもたちから信頼される「相談体制」が求められる □■

夏休みが目前に迫ってまいりました。
私たちのところへの相談も毎日届いています。
高校生が、部活で吊し上げにあって、校長に相談したら
「学校の対応が悪かったので謝罪いたします。」と言ってはくれたのですが、
「加害生徒が心から悪いことをしたと思うかどうかは本人次第ですので、
謝罪をするように指導はできません」と逃げてしまったという相談もきています。
校長が責任を放棄したのでは何事もすすみません。
また、私立の小学校でも
「金、もってこい」、「死ね」などと脅されたので学校に相談したところ
「加害生徒とその保護者には伝えました。ただ学校は両者の間には入りませんので」と
謝罪の会も開いてくれないというのです。

責任を放棄し、さらには隠蔽を図る学校が跡を絶ちません。
報道によると、去年、兵庫県多可町で小学5年の女子児童が自殺した問題で、
第三者委員会は「いじめ」が自殺の要因だったと認定しました。
同委員会は、学校が児童のSOSを見逃し、積極的な関与ができなかったことを指摘すると共に、
組織的な対応の重要性を掲げています。
学校側は「女児からいじめの訴えはなかった」としていたのですが、
実際には、女児が4年時のアンケートで3回、
「はい」に○を付けてから消し、「いいえ」に○を付けた形跡があったことがわかりました。
また、他の児童からもいじめられているとの指摘があったことが判明いたしています。
女児は年2回の「ストレスチェック」でも高いストレスへの移行がみられていたとのことです。

第三者委は、学校が表面的な対応にとどまったこと、女児の苦痛をキャッチできなかったと指摘し、
要因として、
1.いじめの組織的対応が未整備
2.前思春期の女子グループの理解不足
3.学校の統廃合による教職員の多忙
をあげています。
第三者委員会はよくやったと思いますが、
学校はSOSを見逃したのではなく、故意に見ようとしなかったとしか思えない内容です。
事実であるなら、学校による組織的隠蔽があったと言わざるを得ません。
学校が隠蔽すればするほど、教員の時間と労力を無駄に消費するだけです。
さらに、学校の評判や自治体の評判まで貶めてしまうことになります。

残念な対応をし続ける学校がある一方で、いじめに対する新たな取組みも進み始めています。
同じ兵庫県では通信アプリ「LINE(ライン)」を使った無料通話相談を始めています。
「LINE(ライン)」のサービスを利用し「友だち登録」すると専用のアカウントにアクセスでき、
無料通話機能を使って精神保健福祉士や臨床心理士らが相談に応じるシステムとのことです。

このSNSを利用したいじめ等の相談機能は、全国的に広がりつつあります。
6月1日には、北陸で初めて、富山県がLINEによるSNSいじめ相談を始めています。
茨城県でも、1月の取手市に続いて牛久市でも
専用アプリ「STOP it(ストップイット)」を導入しての相談が開始されました。

しかしながら、相談システムを立ち上げただけでは意味がありません。
保護者の皆様には、この相談体制が本当に機能するようになるかどうかを、見守っていただきたいと思います。
積極的な意見を自治体に対してお伝えいただきたいと思います。

簡単に解決できると言うと語弊があるかもしれませんが、いじめ解決の秘策があります。
電話でも、メールでも、SNSでも構わないのですが、
相談を受けた教育委員会が、
該当する学校に対して
「そちらの学校の○年○組の○○さんから相談がきました。
至急、いじめを対処して、明日までに教育委員会に報告書を提出してください。」
と連絡をするだけで、大抵のいじめは解決するはずです。
なおさら、文科省の「24時間子供SOSダイヤル」の電話に入ったものは
「文科省まで報告書を提出すること」にしたら
学校は本気で取り組むはずです。
そうすれば、「いじめは一日で解決できる」と私たちが訴えておりますように、
まさに「いじめ解決は一日で足りる」ということが
日本の常識になります。

隠蔽を画策する学校があります。
子どもたちを守りたいという対策もあります。
「いじめ問題」を解決するためのポイントは、
「解決するかどうか」にかかっています。
何度も繰り返し述べていますが「早期発見・早期解決」しなければ意味がないのです。

子どもたちの中に、「あそこに相談したら解決してくれる」という評判が立てば、
電話相談でもSNS相談でも相談する子は増えてきます。
子どもたちからの「信頼を得ること」、
それは「いじめを解決できる」という実績を積み上げていくことが必要です。
教師、保護者を中心に大人たちが力を結集して、
日本のどの地域においてもいじめを「解決できる」ような体制を作り上げていかなければなりません。

さあ、まもなく夏休みです。
夏休みを前にして、いじめを持ち越さないことが大切です。
早めに学校と相談して、夏休み前に解決してあげてください。
不安に思うことがございましたら、ご遠慮無くご相談ください。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤 一明

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6月に入り、かなり、いじめの相談が届いています。
ただ、先週、お会いした校長先生も、
「学校は、いじめという言葉に敏感になってますよ」と言っておられましたが、
学校の対応も速くなっておりますし、いじめは、いつでも、どこでも起きるものだという考え方も浸透してきています。
ただ、残念な学校もまだまだあることも事実ですね。
もう一歩、進めていきたいものです。
今月のメルマガのメッセージを下記に転載いたします。
ご覧いただければ幸いです。

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☆2018年6月7日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]

◇ 代表メッセージ ◇
■□ 教師には人格者であることが求められる □■

6日、近畿、東海、関東甲信地方も梅雨に入りました。
子供たちも雨の中をぬれながら登校していました。

さて、世間では、組織の体面を守るために、真実を覆い隠そうとする事件が相次いでいますね。
いじめ問題でも、
神戸で、市教委と学校長によるいじめ隠蔽が明らかになるという事件が起きています。

2016年に神戸の中3女子生徒が自殺した事件で、「いじめられていた」という他の生徒からの聞き取りした調査メモを、
市教委の首席指導主事が学校側に指示して隠蔽していたと、市教委が3日に公表しました。
当時、校長は「メモは存在しない」と説明し、第三者委員会や裁判所に対しても提出していませんでした。
市教委は関係者の処分を検討し、新たな調査委を立ち上げる意向を表明しています。

今回、明らかになったのはそれだけではありません。
実は、2017年の8月には新しい校長から、メモが存在することが市教委に連絡されていたのです。
その現校長が今年の3月に再度、報告して、市教委は4月に遺族に謝罪したというのです。
またその後の報道によると、
学年団教員の9人、および校長、教頭、スクールカウンセラー、派遣されていた市教委の指導主事を含めた席上で、
メモのコピーが配布され、聞き取った教員から説明があったことが判りました。
それだけではありません。
8月の現校長の報告を受けて、前教育長も把握していたのに何らの指示もしていなかったのです。
他にも課長、部長も把握していたと報道されていますが、この姿勢にはあきれるしかありません。
まさに学校、教育委員会をあげて組織ぐるみの隠蔽という図式が浮かんできます。

今の校長が繰り返し訴えなければ、この事実は闇に葬られていたことと考えられます。

組織を守るという考え方も、場合によっては大切な考え方になることもあります。
しかし、そのために隠蔽を正当化することがあって良いはずがありませんし、
隠蔽は、組織を守るどころか、組織そのものを破壊する行為となります。
「モラルなど守らなくてよい」、「犯罪を犯してもかまわない」、「手段も選ばない」というのでは
本末転倒、世の中そのものがおかしくなってしまいます。
社会の一員として、個人においても組織においても、
「社会に貢献する」という考え方を失ってしまったら、存在する意味などなくなると思うのです。

ましてや「教師」という職業には、一般の会社員よりも一層、強く「高潔さ」や「人格、品格」が求められるものなのです。
子供たちを教え導くという崇高な仕事に付随するものだと言えるのではないでしょうか。
先生は子供たちに「うそをつくな。正直になりなさい」と指導します。
その教師が「うそをつく」、「事実を隠す」、これはだめでしょう。

文科省は、「教師の役割」について、
「教員に求められる資質能力について 1.教員に求められる資質能力」
(http://www.mext.go.jp/…/old_shok…/toushin/attach/1315387.htm) では、
「学校教育の直接の担い手である教員の活動は、人間の心身の発達にかかわるものであり、
幼児・児童・生徒の人格形成に大きな影響を及ぼすものである。」と明記されています。
同ページには「教員の職務から必然的に求められる資質能力」として以下の三点が挙げられています。

1.幼児・児童・生徒や教育の在り方に関する適切な理解
2.教職に対する愛着、誇り、一体感
3.教科指導、生徒指導等のための知識、技能及び態度

結局、「教師として誇りや使命感を片時も忘れない」ことが
教師を教師あらしめているのではないでしょうか。
その奥には、子供たちへの深い愛の心があるからこそ
「私は教師です」と胸を張って言えるのです。

先生方の中には負担に感じられる方もいらっしゃるでしょうが、
子供たちは「先生の背中」を見ながら育っていきます。
大人になった今でも、素晴らしい教師との出会いは心に強く残っているものです。
是非とも子供たちの期待に応えてあげていただけたらありがたく思います。
やはり、隠蔽を主導する教育委員会、隠蔽する校長、荷担する教員は、
教師としての資格を「自ら投げ捨てた」と言えるのではないでしょうか。

私たちが永年、訴えておりますように、こんな教師は懲戒すべきです。
それは言葉だけでなく、具体的に法制化して、
国としての態度を明確にしなければなりません。
そのためにも「いじめ防止対策推進法」を改訂し
教師に対する処罰、懲戒規定を盛り込む必要があると思っています。
私たちは「頑張っている先生」や「熱意ある先生」、「いじめを解決できる先生」には大変お世話になっています。
そのような素晴らしい先生もたくさんいらっしゃいます。
この先生方を応援するためにも必要な法整備であると思っています。

6月、いじめが起こりやすい時期です。
不安に感じましたら、早めにご相談いただければと存じます。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

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ゴールデンウィーク、さすがに、今日はいじめ相談はきておりません。
しかし、この休みが終わった後、いじめが本格化することが多いのも事実。
 昨日は、中学生に向けて話ししてまいりました。
 早々に、今月のメルマガに載せましたので、
 以下、ご覧いただければと思います。

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☆2018年5月3日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]

◇ 代表メッセージ ◇
 ■□ 心に寄り添う □■

昨日2日は、ゴールデンウィークでも子供たちにとっては平日、通常授業です。
 千葉県の中学校に行ってまいりました。
 学校まで、googleでは駅から1.6km弱と出てきましたし、
バスも朝と夕にしか停車しないとのことなので歩いてみました。
しかし、歩き始めたのはいいのですが、なかなか到着しないのです。
 結局、校門までは30分近くかかり、しかも、かなり坂をあがった見晴らしの良い立地、
 「ええっ、歩いてきたんですか」とかなり驚かれてしまいました。
 小高い丘の上に建てられた学校で開校して30年も経ったとは思えないほどのきれいな中学校でした。
 子供たちはすれ違えば「こんにちはぁ」と明るいあいさつをしてくれる子たちでした。

講演の準備中に、マイクから音がでないというハプニングが起きました。
 担当の先生が「音響がわかる人間、つれてきます」と体育館を出てゆきました。
たいていの学校では、音響施設の調子が悪いと、理科の先生とか機械が得意な先生が現れるものですが、
なんと登場してきたのは女子生徒3人。
 体育館の入口に現れた時には、時間より早く集合した生徒だと思ったのですが
 この子たちが機械を直しにきたのです。訊けば放送委員会だと言います。
この中学校が行っている、自主性、そして子供たちに自信をつけさせようという取組みの現れなのでしょう。
 学校づくりの姿勢を垣間見た一瞬でした。
 後で伺うと、この学校であっても、数年前は「荒れた学校」の一つだったとのことですが、
 現在の様子からはとても想像できません。

子供たちをどのような人間に育てていくのか、それには周囲にどんな大人がいるかに大きく関係しています。
 元気な子もいれば、静かな子もいます。
さらには不登校の子もいますし、障害を持ちながら学校に通っている子もいます。
 一方で、実の両親が自分の子を虐待したり、死亡させるなどの耳にしたくないような事件が跡を絶ちません。
まずは教師、保護者、大人である私たち自身が「子供たちをどのように見ていくのか」、
あるいは「どのように見るべきなのか」ということへの意識を高めていく必要があるのではないかと思います。

5月5日(土・祝)に公開されるドキュメンタリー映画があります。
この映画『心に寄り添う。』では障害を持ちながら懸命に生きている子や、
 不登校から脱出しようとしている子たちがスクリーンを通して
「何か」を訴えてきます。
その子たちと真摯に向き合おうとする学生たちの姿。
 遙か昔に味わったなんとなく、気恥ずかしさを思い出すような映画。
 私もお声がけいただいて、学生さんからのインタビューを受けました。
お心遣いいただいて、スクリーンにも登場させていただきました。
この映画を通して、私たちは「子供たちを見守る目」、
 「子供たちに寄り添う自分」を見つけることができるのではないかと思います。
ぜひ、劇場に足を運んでいただけたら幸いです。

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映画『心に寄り添う。』
 監督:宇井 孝司、松本 弘司
 出演:希島 凛 小林 裕美 藤本 明徳 三浦 義晃 他 子供たち
製作:ARI Production
公開:5月5日(土)~5月11日(金)
ヒューマントラストシネマ渋谷
シネ・リーブル梅田

映画「心に寄り添う。」公式サイト
http://aripro.co.jp/products/kokoro-yorisou/
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ゴールデンウィークも終わりに近づいてしまいました。
 例年のいじめ相談から言えば、このゴールデンウィークを過ぎたあたりから
 いじめが多くなってきます。
いじめは芽の内に摘み取ることが効果的です。
 早めのご相談をお待ちしております。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

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