いじめから子供を守ろうネットワーク代表 井澤一明のブログ

日本から、「いじめ自殺」をなくしたい!


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先週は、昭島市教育委員会の「10年目研修」で
講演させていただきました。
教員生活、10年を迎えたベテランの先生方ですので、
いじめについても実体験が豊富な先生ばかりです。
プロの先生方が、真剣にこの場に臨んでいただけたこと...
大変うれしく思いました。

今回は、90分の時間をいただきました。
担当の指導主事さんからは、以下のことを盛り込んで欲しいとの要望がありました。

1.いじめをどのように把握したら良いか
2.子供への対応について
3.保護者への良い対応とは
4.トラブルになるケース
5.モンスターペアレントへの対応
6.未然防止対策について

90分あれば充分かと思っていたのですが、
結局、伝えきれない部分が出て来て、
最後は駆け足になってしまったのが、やや残念ですが。
整理して考えてみるいい機会となりました。

さて、今月のメルマガを転載いたします。

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☆2016年8月4日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]

◇代表メッセージ◇
 ■□ 『生徒指導支援資料6 「いじめに取り組む」』に学ぶ □■

暑い8月が始まります。

7月21日、国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センターは、
『生徒指導支援資料6 「いじめに取り組む」』として小冊子2冊を発表しました。
それぞれ
(1)「いじめ追跡調査2013-2015」
(2)「どのように策定・実施したら、『学校いじめ防止基本方針』が実効性のあるものになるのか?」
となっており、サイトからのダウンロードもできます。

(1)の「いじめ追跡調査2013-2015」の冊子は、平成25年から平成27年までの3年間に渡って、
小学4年生から中学3年生までの子供たちを追跡調査した結果をまとめたもので、
3年に一度発表されています。

特に6年間に渡って、その子たちの変化が追跡できる調査は日本ではほとんどないのではないかと思います。
その意味でも大変、重要な調査だと思います。
この調査は大都市近郊のある地方都市の児童生徒約4800人を対象としています。
重要なデータですから、さらに規模を拡大する必要があります。
観測点も増やすなど大きく展開すれば、地域性についても実態が明確になり、
日本のいじめ問題の本当の姿が見えるはずです。
この点、国立教育政策研究所に期待したいものです。

さて、今回は、(2)の「どのように策定・実施したら、『学校いじめ防止基本方針』が実効性のあるものになるのか?」を
取り上げてみたいと思います。
「いじめ防止対策推進法」の施行により、全国の学校では「いじめ防止基本方針」を策定することが義務付けられました。
そこで、中部地方の小学校2校、中学1校から成る中学校区から2校区と連携して、「基本方針」を策定、実施を行い、
その結果、いじめ認知件数がどのように変化したかを調査しています。

結論としては、「2年間の取組によって成果をあげた」となっています。
具体的には、被害者の割合としても、
男子の「いじめられなかった」が、2013年11月に70.3%だったものが2015年11月には75.4%に、
女子は、67.4%が71.3%となり、いじめを受けなかった生徒が増えています。
加害経験の割合としても、男子の「いじめなかった」が69.8%から71.9%に
女子は64.5%が76.0%となっており、特に女子においては顕著にいじめをしなかった子が増えています。

「いじめが減った」理由として次の点が読み取れます。
1.全教職員が取り組んだ。
2.点検と見直しを学期ごとに繰り返した。
3.全教職員が結果を共有し、働きかけるよう研修に取り組んだ。
4.年3回のアンケートによる実態の把握の実施。

私たちのところに来る相談件数を見ても、学校が「いじめ防止基本方針」の策定に取り組んでいる期間には
いじめ相談が明らかに減少していました。
ところが、基本方針の策定が終わったとたんに、いじめ相談が増え、いじめ自殺のニュースも増えてしまいました。

今回の対象となった中学校区では、国立教育政策研究所とのタイアップ研究であることから、
基本方針が何度も見直され、その方針の実施についても何度もフィードバックが掛けられています。
つまり、全教員の意識が「いじめ問題」から離れることがなかったということが
大きなポイントだったのではないかと思います。
「いじめ防止基本方針」の内容よりも、
実際には、教員の意識が持続していたことが
「いじめが減った」という結果となったというのが正直なところではないでしょうか。

実は、このところに国立教育政策研究所の狙いがあったようにみえます。
冊子には「期待したのは教職員の変容」という見出しがあります。
まさに狙い通りです。
そしてこれが「サイクルの継続→子供の変化」という見出しにつながっていきます。

本冊子の結論部分として以下のように述べられています。
「いじめについて直接に何かの指導を行うというのではなく、
学校が本来行うべき教育がきちんとなされているのか、
それは子供にも伝わっているのかを定期的に確認しつつ、
中学校区の全職員が気持ちを揃えて日々の教育を充実させた結果、いじめは減っていきました。」

結局、全教職員が問題意識をもって取り組めば、いじめは減らせるということです。
しかも、それはいじめへの取組よりも、
子供たちとどのように向き合うのか、
子供たちにとっていかに良い授業をするのかという
教師にとっての毎日の姿勢によって成し遂げられるということを示しています。
言い古された言葉かもしれませんが、
「教師が変われば子供が変わる」という言葉は真実であると証明したのがこの冊子と言えます。
先生方には、ぜひとも目を通して今後の参考にしていただきたいと思います。

また文部科学省は、国立教育政策研究所の研究成果を単に研究として終わらせないでいただきたいのです。
国立教育政策研究所のこの成果を全国に展開し、
全国の学校を指導し、全国でいじめが減ったという結果が出るまでやり続けるべきです。
そこまでしてはじめてこの研究が現実世界で意味を持つものとなると思います。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明

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一般財団法人 いじめから子供を守ろう ネットワーク

メールアドレス kodomo@mamoro.org
電話番号 03-5719-2170

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近頃facebookを開くと三年前の記事が表示されることがあります。
今年の参院選は終わりましたが、三年前には私も参院選にださせていただいておりました。
今、事務所のある東京では、都知事選の真っ最中です。
21名の立候補者が覇を競っている中、
私が出た幸福実現党からは、七海候補が立候補し、真夏の東京で戦っております。...
七海候補の言う、東京NO.1宣言、良い響きですね。
東京の本来の姿、あるべき姿だと思います。

さて子供たちも本格的に夏休みに入りました。
学校の疲れを癒して欲しいと思っています。
しかし、本来、学校は楽しいというのが、本来の姿のはずです。
夏休みに学校に行かれないのでつまらいという子供たちの声が聞こえなければおかしいと思うのです。

最後に、今月のメルマガを転載させていただきます。

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☆2016年7月13日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]

◇代表メッセージ◇
■□ リフレッシュ □■

季節は7月の半ばになりました。梅雨明けが待ち遠しいですね。
すでに夏休みに入った学校もあるだろうと思いますが、多くの学校ではこれから夏休みに入ります。
40年も昔のことですが、この時期になると、
中学校の職員室に先生たちが集まって、甲子園からの野球中継に見入っている光景が心に浮かんできます。
当時の教員にはこれほどの余裕がありました。
ある意味、現代よりも効率のよい教育ができていたように思います。

さて、7月9日に「今の学年で、1割強の生徒がいじめを経験している」というニュースが流れました。
熊本市教育委員会が行った昨年度の調査結果です。
1割強、正確には13.3%とのことですので、
30人のクラスで4人の子が、1年の間にいじめを受けたということです。
全国の小中高の児童生徒数は、約1350万人。
換算すると、なんと179万人もの子供たちが、たった1年の間にいじめられたことになります。
文科省の発表しているいじめ認知件数18万8千件という数字がむなしく見えてきます。

ともあれ、たった1年でこれだけの子供たちが傷ついています。
傷ついてしまった心を癒やし、再出発を図るチャンス、それが夏休みです。

いじめられている子の多くはこのように感じています。
・加害者と離れたい。会いたくない。こわい。
・いじめを忘れたい。
・学校に行きたくない。
・毎日、つまらない。

そのため次のような行動を起こしやすいものです。
・知っている子がいそうなところには、行きたがらない。
・子供の姿を見るとおびえる。
・メールやLINEに敏感に反応したり、見なくなったりする。
・学校以外のネット上での知り合いと夜中までメールやLINEでつながる。
・毎日、表情が暗い。
などの兆候が見られます。

このような子供たちを明るくする必要があります。
要は、いじめを忘れられる時間をつくってあげることです。
言い換えれば、子供が夢中になる時間を作ってあげるということになります。

バーベキューをしたり、海や山などに自然の中に身をおいてゆっくりすることもストレスの解消には大きな効果があります。
学校以外の子どもたちとの交流もいいですね。

ただ、お金もかかりますから、毎日という訳にはいかないでしょう。
安上がりで子供のストレスを解消する方法として、一緒に散歩するというのはいかがでしょうか。
あるいは一緒に勉強する、宿題をするということもおすすめです。
働いている方は、家に帰ってから、30分でも15分でも良いですから、子供と一緒に勉強してみませんか。
読書の楽しさを教えることも効果的です。
加えて、心に傷を負っている子には、たくさん「ほめて」あげてください。
ほめられたことが、その子の自信となり、いじめの記憶を薄れさせていきます。

ぜひ楽しい夏休みを演出していただきたいのですが、
「スマホの誘惑」にだけは十分にお気をつけ下さい。
スマホゲームやLINEへの依存、これは危険すぎます。
いじめから逃れられても中毒になってしまっては本末転倒です。

いじめを受けている子が、ストレス解消の手段として携帯機器に夢中になる相談が多く寄せられています。
止めさせようと取り上げたことで、家庭内暴力にまで進んだという事例もあります。

夏休みの携帯、スマホ、ゲームなどの使い方について、
お子さんと話し合って、1日○時間だけと決める、○時以降は使わないと約束をかわす、
LINEの内容は見せること、守れなかったら解約する、等々のルールを約束する。
これは「子供たちを守るために必要なことだ」と思っていただきたいのです。

繰り返しますが、大切なことは、いじめを気にしない時間、忘れる時間をつくってあげることです。
お子さんの心の力を取り戻してあげていただきたいのです。

いじめでお悩みのことがございましたら、ご遠慮無くご相談ください。
少しでも、子供たちの力になりたいと思っています。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明

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北海道の行方不明事件、ほっとしましたね。
子供たちの周りには、
数えきれないほどの優しくて、温かい目があって、見守っている、
そんな感じを受けました。

よろしければ、うちの子供たち向け掲示板の
「いじめかきこみ寺」(http://mamoro.org/kodomo/)
読んであげてください。


今月のメルマガに書いた記事を転載いたします。
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☆2016年6月1日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]

◇代表メッセージ◇
■□ 生徒自身によるいじめ対処の実践 □■

梅雨の季節が間近に迫る6月。子供の体調管理が気にかかりますね。
さて、残念ですが、ゴールデンウィークが明けてから、東京の品川区、大田区、秋田市と中学生の自殺が相次ぎました。
現段階では、いじめとの関係はわかりませんが、
学校が関係しているというのは間違いないことでしょう。
学校に行くことで、いわれのないストレスにさらされるようなことがあってはなりません。

子供たちを守るのは大人の責任です。
「現代のいじめは、大人が関わらないと解決しない。
昔と違って、今の子たちは自分たちでいじめを解決できない。」
と、保護者や大人が介入することの必要性を、私たちは全国で訴えています。
残念な気もしますが、これが現実です。

先日、うれしい話を聞きました。その話をしてくれたのは25歳の青年です。
その青年の中学では、教師の力も親の力も借りずに、
生徒たち自身によって「いじめを許さない学校」を実現していたというのです。

青年が大阪生まれと聞いたので「大阪もいじめはひどいでしょう」と問うてみたことがきっかけでした。
「そうなんです。周りの中学のほとんどは、学級崩壊やいじめで授業が成り立ってなかったですね。
それで僕たちには、『自衛しなくちゃいけない』という自覚が生まれました」
「教師はみんな見て見ぬ振りだし、子供のことを真剣に考えてくれる先生も学校にはいなかったですね。
周りの学校みたいなところには行きたくないし。
で、生徒で話し合って、あんな中学にしちゃいけないということで一致しまして。
お互いに、いじめにならないうちに止めに入ろうということにしたんです。
『あんなふうになったら勉強なんかできないぞ』って、声を掛けあっていじめの芽をつぶしていったんです。
良い中学時代でしたね」

この言葉には達成感がありました。そして誇りと自信がかすかに伝わってまいりました。
きっと、この彼自身がリーダーとして頑張ったのでしょう。
中学の時の成功体験が現在の仕事や生活の基盤を作ったように見えます。

ここに、理想の生徒像のヒントがあるように思います。
一人一人が、自制心を持ち、ルールを守り、お互いを尊敬し、かつ尊重できる子供たち。
そして何より、悪いものは悪いと言い切れる子供たち。

素晴らしい子供たちの姿が浮かんでまいります。でも、これはまれな事例です。
子供たちに「そんな子になりなさい」と言って放っぽりだしては、大人としては無責任です。
私たち自身が、子供たちの手本となる生き方、考え方を示さなくてはなりません。
こんな子供たちを私たちは育てたいと思っています。

私たちだけではありません。先生たちの多くも同じように考えています。
私たちを応援してくださっている先生たちと話してみると
「子供たちの役に立ちたい」、「社会で活躍する子を育てたい」
という強い志、願いを持っています。
特に若い先生はストレートに、その情熱をぶつけて来られます。
子供たちと接するなかで、理想と現実が一致しないことにしばしば出会うこともあると思います。
しかし、理想を忘れてしまったら未来は無意味になるように思います。

私たちは、今、苦しんでいる子と共にいじめに立ち向かっています。
6月はいじめが発生しやすい時期です。
ほんの少しでも不安に思ったら、ご遠慮無くご連絡ください。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明

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5月も半ばです
暑く感じる日も多くきましたね。
今月のメルマガを転載いたします。
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☆2016年5月4日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]
◇代表メッセージ◇
■□ 捏造もありえる? 学校主体の調査委員会 □■
5月に入りました。
ゴールデンウィークを満喫されている方も多いことだと思います。
今週、「熊本・高1自殺事件の第三者委員会の初会合が開かれた」というニュースが流れました。
寮内でからかい、LINE(ライン)による脅迫、
他にも勝手にスマホを使われたり、アルバムに落書きをされるなどのいじめを受け、
うつ状態に追い込まれた女子生徒が自殺した事件です。
学校調査委員会は今年の2月にいじめがあったことは認めたものの自殺との因果関係を認めなかったことで、
ご遺族が再調査を求めたことを受けて開催されたものです。
この事件は、2013年8月に起きた事件です。
亡くなって三年が過ぎようとしています。ひどすぎるとしか言いようがありません。
すでに、当時の加害者の記憶も曖昧になってしまっているでしょうし、見ていた子たちも既に卒業しています。
学校が、意図的に結論を先送りし続けた可能性も捨てられません。
「ここまでして隠蔽するのか」というのが正直な感想です。
資料が公開されているわけではありませんから、もしかしたら間違っているという可能性もありますが、
いままでのいじめ相談の経験からはニュースの裏側に隠れているものがあるように思います。
実際、いじめ被害者が情報開示請求によって手にした資料を見ると、
被害者から見れば、全くの捏造と思われる記述がなされていることが良くあります。
しかも、私たちの事案では、訂正を依頼しても
教育委員会に、全く受け付けてもらえなかったこともありました。
このような経験からすると、
「学校の調査委員会」ですから、学校の恣意の入った文書が資料として提供されているということも考えられます。
真実をあきらかにすることが、第三者委員会に課せられた使命であるはずです。
ならば、その資料を遺族に公開し、反証を受け付けなければなりません。
しかし、現実には第三者委員会の会合に遺族が参加することは許されず、
委員に提示された資料も遺族は閲覧できません。
しっかりした委員が選出されれば違った結論になることもありましょうが、
大半は学校側が意図した結論に誘導されてしまう可能性が高くなることだろうと思います。
いじめ自殺事件は跡を立ちません。
ぜひ、第三者委員会を所管する教育委員会には、
しっかりと遺族にも情報を開示し、遺族側の意見にも耳を傾ける姿勢を持っていただきたいのです。
また、保護者としては、事件が起きてから第三者委員会が設置されるまでにこれほどの時間がかかるということを
知っておいていただきたいと思います。
結局、大きな事件になってからでは解決が著しく困難になるということです。
これから、6月にかけてはいじめが起きやすい時期です。
「早期発見・早期解決」を念頭に、日頃の子供たちの生活や態度に気を配ってあげてください。
先日の相談電話でも、
「もう少し早くこちらを知っていたら苦しめなくてすんだのに」と
泣かれていたお母さんもいらっしゃいました。
少しでも不安に感じましたら、ご相談ください。
私たちはいじめに悩む子供たちを救いたいのです。
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4月も半ば過ぎてしまいました。
今月のメルマガを転載いたしますね。
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☆2016年4月13日☆
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◇代表メッセージ◇
■□ 「お互いを知る」からいじめが起きる □■
4月に入りました。
家の近くの街路樹も桜につづいて、ハナミズキが咲きはじめました。
その道を登校する新一年生の小さな小さな姿に新鮮な驚きを感じます。
学校生活は始まったばかりです。
新しい学校や新しい学年になったばかりの今頃は、いじめの相談が少ない季節でもあります。
見知らぬ人との間ではいじめは起きません。
残念なことですが、お互いを知ることで、いじめが生まれるのです。
はじめはおどおどしながら級友との接し方をさぐっていた子供たちですが、
徐々にクラスの中での立ち位置が決まってきます。
リーダーシップがある、運動が得意、勉強ができる
よく気がつく、芸能人やテレビに詳しい、忘れ物が多い、よく話す
元気がいい、おとなしい、本が好き、などなど
周りの子の特徴が分かってきます。
お互いの距離が近くなり、遠慮がなくなってきて、
そしてある日、「いじめ」が起きてしまいます。
今の時代は「いじめ」が起きることが当たり前の時代です。
自分の感情を抑えられない子が多いのです。
どのようにしたら「自制心のある子」、「自立する子」を育てることができるか、悩むことが多いと思います。
ですから「我慢できる子を育てる」ということを考え続けていくことが必要だと思います。
そして担任の先生にとっても、4月は、いじめの無いクラスをつくるためにとても大切な月です。
子供たちの「自制心」を引き出すために、ぜひとも
「いじめは犯罪です」、「私は、いじめを絶対に許さない」
「いじめられたら言ってきなさい。先生が守ってあげます」
と宣言していただきたいと思います。
さらにもう一点。
この時期は子供たちの「人間関係」について注意を払う必要があります。
いじめは「いつもの仲良しグループ」から始まることもよくあるからです。
先生方からも
「いじめと遊びの区別がつきにくいので叱りにくい。どこで区別したらいいですか」という質問を受けることがあります。
担任にいじめの相談をしても
「いじめではないと思いますよ。いつも一緒に遊んでいますから」と
取り合ってもらえなかったというお母さんの話もよく聞きます。
確かに、最初は仲良く遊んでいるのです。
プロレスごっこや、お弁当グループで話をしたり、ドッジボールで遊んだり、
同じ部活になった子たちとふざけあっているなどなど、見ていても楽しそうです。
しかし、その関係が少しずつ、少しずつ変化してきます。
その中に、いつの間にか、いつもプロレスの技をかけられている、いつもボールを当てられている、
毎日、道具を片付けさせられている、という状態になってしまう子がいます。
「仲良し」が「いじめ」に変わってしまうのです。
しかし、先生も含めて周りの子はいじめに気付かないことが多々あります。
「一緒に遊んでいる」という認識のままなのです。
そしてなにより怖いのは、いじめている子さえも「遊んでいるんだ」としか思っていないのです。
繰り返しになりますが、4月は、「いじめの序章」ともなりえる大事な時期です。
保護者の私たちとしては子供たちの友人関係に心を配ることが大切です。
子供たちが学校から帰ってきた時の声に耳を傾けてあげてください。
子供たちの声から、そのトーンや態度から、その後ろにある学校の様子を聞き取っていただきたいのです。
なにか不安に思ったりしましたらぜひご相談ください。
いじめの処方箋は「早期発見・早期解決」です。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
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