パイオニアBDP-LX58の改造(その③ 改造後の変化) | 「高音質的ホームシアター」

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ノーマル状態でも充分に音が良い事がわかりましたので、交換部品を選定し

つつ、改造を行ってみました。
基本は電源部のコンデンサ交換ですが、闇雲に交換しても音質はよくなりま

せんで、メーカー、銘柄、容量と音質の関係を理解していなければんりません。

ノーマルの音質を充分確認した上で、どこをどのように変えて全体のバランス

を取っていくのかがコンデンサ交換の非常に難しいところです。
この辺はノウハウが必要ですので、詳細につきましては触れられませんが、
デジタル出力の音質変化も去る事ながら、画質にも変化が現れます。


さて、LX58は構成部品が少ないので、音質の変化に関してはある程度予想
を立て易いのですが、一応、一次側から手を加え、その都度、音質を中心に

状態のチェックを行っていきました。
弄りだしてすぐ、音質がかなり変化しているのがわかりましたが、改造途中でも
既にデノンDBP-4010UD改を超えてしまっている状態でした。(汗)
やはり、基本性能が高いからなんでしょうね。


一通り部品を交換した後、音が落ち着くまでエージングを行い、改めて聴き
直してみると音が劇的に変化している事がわかったのですが、何と言うか、
もう不満なところが全く無いのです。(汗)

慌てて、他の2機種との比較試聴を行ったのですが、改造前の時とは逆に
今度はLX58が一番音が良くなっているではありませんか!
特にLX58はサラウンド空間の表現力が優秀で、後方の高いところまで音が
抜けていくような印象です。


これに対し、デノン4010UDはサラウンド感が乏しい感じです。
4010UD改は解像度が高いので気に入っていたのですが、LX58改も負けて

いる気配が全く無く、遜色ないレベルなのです。
むしろ、音場の展開はLX58の方が広く音質も自分好みなのです。

これは困った事になりました。
一瞬、4010UDを買い替えようかという衝動に駆られましたが、電源部を見直
してLX58改のようになればと言う想いで、今度はLX58をリファレンスとして
4010UDを改良する事にしました。


結果的に4010UDもLX58も音質には差が無い状態まで持っていく事が出来まし
たが、あとはどちらが好みかというレベルの差しかありません。
まあ、プロジェクターも4k移行への過渡期ですし、BDプレーヤーはそのタイ
ミングで改めて考えればよいのかな?とも思っていますが、久々に物欲に
駆られたBDプレーヤーでした。


ちなみに画質に関しても改造後は変化が見られました。
画面が明るくなり、若干マイルドに感じられた絵がクッキリとメリハリのある

感じになりました。
1080pで観る限り、4010UD改、S360改、LX58改の3機種共に差はわからない
状態です。


それと、気になるLX58の4k画質ですが、友人宅のプロジェクターX500Rにて
確認したところ、1080pとは明らかに違いがある事がわかりました。
4kの方がより絵に奥行感が付加され、人肌の質感もリアルになります。
一瞬にしてHD550との画質の違いを感じました。(汗)