●EXCLUSIVE（独占）：ロズウェル墜落の真相とは？米国で最も有名なUFO事件が、元NASAの科学者たちによって再びスポットライトを浴びる。
・元NASAの専門家、気球理論の計算に「小学生並みの計算ミス」を発見
・気球説を最初に提唱した空軍大佐でさえ「100％」ではなかったと言う。
By MATTHEW PHELAN ：SENIOR SCIENCE REPORTER FOR DAILYMAIL.COM
公開：2024年2月17日
米国で最も有名なUFO事件のひとつが、空軍が解決したと主張した数十年後に、再びスポットライトを浴びている。
1947年のロズウェル事件は、アメリカ陸軍航空隊が「空飛ぶ円盤」の破片を回収したというプレスリリースを発表し、世界中の想像をかきたてた。
しかし、その24時間も経たないうちに軍当局が方針を転換し、破片は墜落した気象観測気球のものだったと発表した。
先月、国防総省のUFOチーフを退任したショーン・カークパトリック博士は、彼自身のオフィスの結論を予告した： 空軍の1994年の報告書は正しかった。ロズウェルの "空飛ぶ円盤 "墜落事故は、極秘の "プロジェクト・モーグル "スパイ気球の破片であった。
しかし、元NASAの科学者を含む独立した専門家は、DailyMail.comに、プロジェクト・モーグルを運営した科学者たち自身によって作成された公式文書が、政府の説を完全に否定していると語っている。
ペンタゴンのUFOチーフを退任したショーン・カークパトリック博士は、ポッドキャストでの長時間のインタビューで、今年1月に発表予定のUFO報告書を予告した。彼の事務所では、1947年の悪名高いロズウェルUFO墜落事故に関する古い空軍報告書から、この伝説的な「空飛ぶ円盤」は単に米国のスパイ気球の間違いであったという説を再利用する予定であると述べた。
しかし、ロズウェル墜落事故に関する空軍の881ページに及ぶ報告書の715ページには、プロジェクト・モーグルの現場運営責任者である地球物理学者アルバート・クラリー博士の手記が書き写されている。
1947年から1949年初頭まで実施されたモーグル計画は、ソ連の核実験によって発生した音波を遠くから追跡するための取り組みだった。
しかし、モーグルの科学者たちは、海抜約50,000フィート上空で適切な「音波チャンネル」内で水平を保つことができる高高度気球とセンサーのシステムを開発するのに苦労し、悪天候や航空安全の問題としばしば戦った。
実際、長年NASAで大気球実験を行ってきたある航空宇宙エンジニアは、DailyMail.comの取材に対し、問題のモーグル気球の重要な打ち上げは行われなかったと語っている。
そのエンジニアは、モーグル計画の現場責任者であるアルバート・P・クラリー博士が書いた1947年6月4日の日記を指摘した： 雲のため気球の飛行は中止。気球の群れの中で通常のソノブイを飛ばした。
もし彼がゴム風船群にソノブイ（長さ3フィートの細いソナー装置）をつけて飛ばしていただけなら、比較的早く上がって降りてくるし、遠くまで行くことはないだろう」と、匿名希望のこのNASAエンジニアはDailyMail.comに説明した。
私の意見では、クラリーが『雲を理由に気球飛行をしない』と書いたのはそういう意味だ。
『彼は列車を軍用空域の外に出すような気球飛行はダメだという意味だった』。
モーグルの公式経過報告書によって裏付けられているクラリー博士の手記は、空軍の調査の時間軸の両方に合致し、またロズウェルUFOの墜落現場までおよそ87マイルを北上できる高高度の気球飛行はなかったことを示している。
テキサス大学アーリントン校の "ロズウェルUFO事件 "アーカイブ・プロジェクトのチーム・メンバーであるデビッド・ルディアック博士は、DailyMail.comの取材に対し、この意見に同意している。
2人の元NASA科学者（そのうちの1人は米国宇宙機関のために大気球実験を行った）が、空軍の記録がいかに国防総省のロズウェル説と矛盾しているかをDailyMail.comに明らかにした。
1990年代後半、米国空軍は、1947年のロズウェルUFO墜落事故の20年前の説明として、
1967年のNASAボイジャー火星探査機からのエアロシェル（上）を指摘した。
ルディアック博士は2000年代初頭、ロズウェル懐疑論者で元NASAエイムズ研究者のブラッド・スパークスと共同で、ロズウェル墜落のモーグル気球説を精査した。
彼らは共に、モーグルの目撃者である空軍のスターによって計算された、6月4日の気球飛行の仮想飛行経路に焦点を当てた。
その結果、モーグルの飛行がロズウェルの墜落現場に向かう風に乗るのにちょうどよい高度でスタートし、ストップすることができたのである。
カークパトリック博士が今年1月にポッドキャスト『ピーター・バーゲンの部屋で』に出演したのは、国防総省のUFO責任者がUFO内部告発者デイビッド・グラッシュとの確執を『サイエンティフィック・アメリカン』誌や他のメディアにまで拡大させた、メディアへの働きかけの一環であった。
とはいえ、カークパトリック博士は今年1月、CNNのアナリスト、ピーター・バーゲンとのインタビューで、国防総省のUFO事務所が空軍の公式なプロジェクト・モーグルの気球説を倍増させると発表した。
2022年7月から昨年末まで、カークパトリック博士は国防総省の真新しい全領域異常解決オフィス（AARO）の史上初のディレクターを務めた。
「カークパトリックは、彼のオフィスがロズウェルを深く掘り下げたと言っている」とバーゲンはポッドキャストで説明した。
「カークパトリックとAAROの彼のチームは、墜落したモーグル気球、墜落した空軍のダミーを回収する作業、そしてあの本物の飛行機墜落の余波を垣間見ることが、一つの物語に組み合わさっている可能性が高いと結論づけた」とバーゲンはリスナーに語った。
カークパトリック博士の見解は、ロズウェル陸軍飛行場（RAAF）情報部の退役軍人ジェシー・マルセル少佐の証言とはかけ離れたものである。彼は1970年代後半に、1947年に目撃した墜落の残骸は『この世のものではない』と名乗り出た。
マルセル少佐、彼の同僚で同じく破片場を視察したビル・リケット曹長、そしてニューメキシコ基地の近くに住んでいた数多くの人々が、墜落した飛行機、回収された "エイリアン "の死体、目撃者に対する脅迫など、重複した話を語っている。
ショーン・カークパトリック博士は、UAPの報告傾向について次のように語っている。
1990年代後半、空軍はまた、25年前に報告された1947年のロズウェルUFO墜落の説明として、ロズウェル近くのホワイトサンズ・ミサイル発射場で回収を待つ1972年のバイキング宇宙探査機の画像を公表した。
1994年に空軍がロズウェルの調査について説明したように、彼らのチームは「航空機の墜落、誤ったミサイル発射実験、核兵器の事故など、さまざまな出来事に関する膨大な数の文書を検討した」（USAF PDF）。
これらの地上での出来事のそれぞれについて、『奇妙な残骸や異星人の死体についての奇妙な話を説明するのに役立ちそうな情報がないか』調べられた、と彼らは書いている。
しかし、空軍はモーグル計画が最も可能性の高い説明であると結論づけたが、モーグルの科学者たち自身が1947年と1948年に書いた記録によれば、この疑わしい気球飛行は重大な安全上の懸念のために中止された。
中止されたモーグル気球飛行 ：
ロズウェル墜落の残骸は、1947年6月14日、町の北西80マイルで牧場主のマック・ブラゼルと息子のバーノンによって発見された。
空軍の1994年の報告書によると、ブラゼル夫妻の発見がモーグル気球の間違いであったとするには、秘密プロジェクトの公式な歴史に言及されている1つの予定された打ち上げだけが、時系列に合う可能性があった： 6月4日のフライト#4である。
しかし、空軍の1994年ロズウェル報告書に記載するために書き写された、モーグルのリーダーであるクラリー博士の日記（「雲を理由に気球の飛行は二度とない」）は、プロジェクト・モーグルの1948年の公式進捗報告書によっても裏付けられた。
ニューヨーク大学テクニカルレポートNo.1コンスタントレベルバルーン（プロジェクト・モーグルのカバーストーリーが、その機密実験をニューヨーク大学主導の単純な科学実験として紹介したため）と題されたこの報告書は、その概要にフライト#4が記載されていないことが興味深い。
しかし、この報告書には、モーグル気球が墜落または紛失した他の多くの事例が記録されている。
進捗報告書には、墜落または紛失した気球の事例が多数記録されており、4号機のようなキャンセルされたフライトだけが省略されたことを示唆している。
結局、空軍の1994年ロズウェル報告書は、秘密プロジェクトにおけるクラリー博士の後輩パートナーの一人、チャールズ・ムーアという大気科学者の証言のおかげで、4号機は飛行した可能性があると結論づけた。
空軍のロズウェル報告書の主執筆者であるリチャード・ウィーバー大佐は、ムーアの言葉を鵜呑みにしたが、現在は退役した大佐は、ムーアの50年近く前の記憶は決して決定的なものではないと強調している。
空軍のロズウェル調査結果の付録の奥深くに、プロジェクト・モーグルの現場責任者アルバート・P・クレイリー博士（上）の6月4日の日記がある： 雲を理由に気球の飛行は再びなし』。
「私たちは100％だと言いましたか？ウィーバー大佐は2020年のポッドキャストでこう語っている。まさか。そんなことは言っていない』。
クラリー博士はその後、北極と南極の両方を踏破した史上初の人類となる。
ポッドキャストのホストである長年のロズウェル研究者で元空軍中佐のケビン・ランドルによると、ウィーバー大佐は、1994年の調査の舞台裏で『政治と多くの操作が行われていた』と不可解なことを口にした。
SUNYオルバニーの物理学教授ケビン・クヌース博士は、NASAエイムズで4年間、宇宙の遠くのガス状星雲を研究していた。
「科学者として、私は証拠のない主張には懐疑的です」と、クヌース博士は空軍の1994年のロズウェル報告書の一部を検討した後、DailyMail.comに語った。
「ロズウェルにエイリアンの死体が入った墜落した円盤があったと主張する目撃者に対しても、ロズウェルがプロジェクト・モーグルの気球が墜落した結果であると主張する目撃者に対しても、私は同じように懐疑的にならざるを得ない』。
公式に発表された最初の記事が『RAAF（ロズウェル陸軍飛行場）が空飛ぶ円盤を捕獲』というものであったから、これは特に真実である』と彼は付け加えた。
そのプレスリリースを起草したRAAFの広報官、ウォルター・ハウ1等陸尉は、何年にもわたって相反する話をしていたが、最終的には家族とともにその最初のセンセーショナルな円盤の話にこだわった。
基本的に父は、はい、彼は死体を見ました、はい、彼は飛行機を見ました、そしてそれ以上のものを見ました、と言いました」とハウトの娘、ジュリー・シャスターは2021年にオーストラリアの公共放送SBSに語った。
ある時、私は彼に大きさについて尋ねました。
ハウト1等陸尉は2005年に亡くなる前に、家族に話したことを確認する宣誓供述書に署名することになる。そして、何年もの間、ロズウェルの葬儀屋グレン・デニスや他の人々が、墜落事故から回収された小さな「エイリアン」の死体について名乗り出た。
基地の霊安室担当官から電話を受けた」とデニスは2003年にラリー・キング・ライブに語った。「3フィート半から4フィートの幼児用密閉棺の在庫はいくつあるかと聞かれた」。
1997年6月、空軍は『ロズウェル報告書、事件解決』と題する第二のロズウェル報告書を発表した。231ページに及ぶこの報告書には、空飛ぶ円盤の墜落による宇宙人の犠牲者と混同されたと彼らが主張する、墜落ダミーが入った1950年代の遺体袋の写真が含まれていた。
NASA-Amesで4年間、機械学習アルゴリズムの開発に携わったSUNYアルバニーの物理学教授ケビン・クヌース博士は、DailyMail.comに対し、モーグル説には『懐疑的』であると語った。公式に発表された最初のストーリーは、『RAAFが空飛ぶ円盤を捕獲した』というものだった」と彼は指摘した。
しかし、ランドル中佐を含む熱心なロズウェルUFO研究家たちは、熱心なUFO懐疑論者たちとともに、ハウト1等陸尉とデニスの主張の両方に問題を提起している。
多くの懐疑論者は、ロズウェル伝説にまつわる家内工業が、墜落についての話を持つ町のほとんどすべての住民の主張を汚してしまったと考えている。
しかし、ランドル、ルディアック博士、そして元NASAの研究者たちがDailyMail.comに語ったように、ロズウェルに関するセンセーショナルで証明されていない主張の数々には無数の欠陥があり、それだけでは国防総省のモーグル気球説が正しいという証拠にはならない。
仮説上のモーグル気球「フライト＃4」
1994年、ウィーバー大佐と空軍の共同研究者たちは、モーグル説を推し進めるために、故クラリー博士の生前の部下であり、当時大気物理学の引退教授であったムーア教授の証言と意見に頼ることになった。
ムーア教授は、クラリー博士の手記をもとに、マック・ブラゼル、RAAFの情報将校マルセル少佐らが墜落したUFOのものと考えていた奇妙な破片は、「おそらく4便のものであろう」と『意見』した。
ムーア教授は後に『ロズウェルのUFO墜落』という本を共著で出版した： ムーア教授はその後、『UFO Crash at Roswell: The Genesis of a Modern Myth（ロズウェルでのUFO墜落：現代の神話の創世記）』という本を共著で出版し、政府の風力データを使って、4号機がどのようにして墜落現場まで到達したのか、飛行経路の可能性をプロットした（空軍はこの詳細な情報を省略した）。
『DailyMail.com』の長年にわたるNASAのエンジニアは、大気球のテストを行っており、ムーアの計算には2つの極めてあり得ない仮定が含まれていると述べている。
そのエンジニアは、それらの仮定は『文書による証拠がない』ことで裏付けられていると述べた。
モーグルのチームは、日中の有視界飛行規則（VFR）条件下での飛行を許可する民間航空局（FAAの前身）の許可の下で活動していた』と、このエンジニアは1994年の空軍報告書で入手可能な事実を述べた。
NASAの研究キャリアにおいて、私は3つの異なる高高度気球飛行に資金を提供し、参加した。私たちはいつも日の出と同時に打ち上げ、それは1947年6月4日の午前6時頃であっただろう』。
1994年にモーグル説を推し進めるために、空軍は故クラリー博士の生前の部下であり、当時大気物理学の引退した教授であったチャールズ・ムーア教授の記憶に頼った。
上の写真は、ケビン・ランドル退役中佐から渡された1947年の風データを見るムーア教授。
しかし、彼の提案したモーグル気球をロズウェル墜落現場まで運ぶことができる風データを見つけるために、ムーア教授は4号機が真夜中の午前2時30分ごろ、彼の上司であるクレイリー博士が心配していた厚い雲海の中に打ち上げられたと仮定した。
この動きは、連邦航空局の航空安全法違反であり、極秘プログラムに携わる不正な民間科学者が、原爆を搭載したアメリカ唯一の軍用飛行隊、第509爆撃群のすぐそばで行ったことになる。
ムーア教授は、クラリー博士の日記にある『気球の群れで通常のソノブイを飛ばした』という一見あいまいな一節で、この推測を正当化した。
長年NASAの航空宇宙エンジニアで、アメリカの宇宙機関で大気球実験を行っていた人物は、DailyMail.comの取材に対し、ムーア教授のモーグル説の根拠には、2つの非常にあり得ない仮定が含まれていると語った。
しかし、DailyMail.comの元NASAエンジニア、ルディアック博士（かつての生物物理学研究者、検眼学博士）、元NASAエイムズ研究者ブラッド・スパークスはいずれも、記載された気球の配置には、墜落現場への飛行に必要な主要機器が欠けていると指摘している。
「6月4日の気球には一定の高度を保つコントローラーがなかった』と元NASAのエンジニアは言う。
つまり、アラモゴード（ニューメキシコ州）からフォスター牧場（つまりロズウェル墜落現場）まで気球を運ぶためにムーアが計算した地上軌道はインチキなのです』。
これを裏付けるように、空軍の1994年ロズウェル報告書の288-290ページにある、クラリー博士のチームが使用したAN/CRT-1ソノブイの画像には、長さ3フィート弱の金属製の円筒が写っている。
ルディアック博士は、この小さなソノブイ（第二次世界大戦時の無線・パッシブソナー装置で、Uボート狩りにも使われた）と空軍の報告書に記載されているネオプレン（人工ゴム）風船は、ロズウェルの残骸のどのバージョンとも似ていないと指摘している。
空軍の1994年ロズウェル報告書に掲載された、クラリー博士のチームが使用したAN/CRT-1ソノブイの画像には、長さ3フィート弱の金属シリンダーが写っている。ルディアック博士は、この1つの小さなソノブイとネオプレン（人工ゴム）風船はロズウェルの残骸とは似ていないと指摘した。
ムーア教授は、モーグル気球説を正当化するために、クラリー博士の日誌に『通常のソノブイを気球の群れで飛ばした』という謎めいた一節を残した。
しかし、元NASAのエンジニアはDailyMail.comに『ソノブイを搭載したゴム風船群は（中略）比較的素早く上昇し、下降するだろう』と語った。
ロズウェル墜落現場の破片については、もちろん2つの相反する証言が存在する。
第一に、ブラゼル一家、ロズウェル陸軍基地の情報将校マルセル少佐、同基地の防諜担当の "ビル "リケット曹長らによって語られた、別世界の金属物質に関する衝撃的で異常な証言がある。
そしてもうひとつは、リケットの上司であるシェリダン・キャビット大尉が宣誓して述べた、より平凡な墜落した気象観測用気球の破片である。
どちらのバージョンも、ゴム風船にくくりつけられたクラリー博士のソノブイとは似ていない。
テキサス大学アーリントン校のロズウェル・プロジェクトでルディアック博士と共に働いたランドル中佐は、空軍はムーア教授の記憶と、ローウィン・ターゲットと呼ばれる箔で覆われたレーダー反射板が墜落現場に到達したという理論について、いくつかの又聞き証言に頼っていたと指摘した。
「もしローウィン・ターゲットがなかったら、ブラゼルやマルセルを欺くような大きくて金属っぽい残骸はなかったことになる」とランドル中佐はDailyMail.comに語った。
ルディアック博士は、ムーア教授が主張する危険で違法な夜間のモーグル4号飛行は、プロジェクトにとって科学的価値が疑わしいものであっただろうと付け加えた。
ルディアック博士はDailyMail.comの取材に対し、『これらの気球は高度を一定に制御するはずでした。彼らが開発しようとしていたのはそれであり、だからこそ正確に追跡しようとしていたのだ』。
彼らは最大4つの追跡方法を持っていて、そのうちの2つは光学的なものですよ。地上には望遠鏡があり、測量用のセオドライトがあった。[...夜間に飛行させれば、追跡機を失うことになる。
『そして、民間航空路に流れ込まないように追跡しなければならなかった』。
クラリー博士がゴム風船に結びつけたソノブイは、ロズウェルのセンセーショナルなUFO証言とも、ロズウェル基地の防諜ボス、シェリダン・キャビット大尉が宣誓して語った、より平凡な墜落した気象観測気球の破片とも似ていない。
ロズウェル基地の情報将校ジェシー・マルセル少佐は、ロズウェルUFO墜落現場で目撃していない気象観測気球の破片を持って記者の前でポーズをとるよう強要されたと主張している。マルセル少佐は、1994年のShowtimeオリジナルTV映画『ロズウェル』で俳優カイル・マクラクランが演じた。
小学生並みの計算ミス：
しかし、ムーア教授が4号機の飛行に異常な仮定を置いただけでなく、ルディアック博士とスパークスは、引退した科学者の気球の飛行計算に単純な数学の誤りを発見した。
ある例では『100フィート÷12分＝毎分350フィート』という異常な誤差があったため、ムーア教授のフライト#4は、ロズウェル墜落現場に向かって変化する風をとらえるために、ちょうどよい高度でスタートとストップを繰り返した。
ムーア教授はまた、モーグル気球の他の飛行記録とは一致しない急速な「死の急降下」を行ったと推定している。
非営利団体Committee for Skeptical Inquiryの科学技術コンサルタントであるティム・プリンティは、ムーア教授の計算に対するスパークスとルディアックの批評を検討し、ムーア教授の数学的誤りは事実であるが『軽微なもの』であると述べた。
デビッド・ルディアックとブラッド・スパークスは、チャールズ・ムーア教授が発表した4号機に関する研究には多くの誤りがあると指摘している。
『表中の計算をチェックすると、ムーア教授が対処すべきいくつかの問題がムーア教授の研究にあることは彼らの言う通りである』。
元米海軍の原子炉オペレーターであるプリンティは、これらの間違いが重要であることに納得していないが、『私は大気物理学の学位を持っていないので、この件について権威をもって話すことはできない』と指摘した。
最終的に、プリンティによれば、ムーア教授は『数学のエラーも含めて、彼の研究をノーコメントで放置することを完全に厭わなかった』とのことである。
スパークスとルディアック博士がムーアの'数学的に欠陥のある'研究を自ら修正しようとしたとき、モーグルの違法夜間気球とされる4号機は、残骸が実際に発見された場所から21マイル北東に墜落したことになる。
空軍のロズウェル報告書の主執筆者リチャード・ウィーバー大佐は、1994年のロズウェル公式調査の「舞台裏で行われていた多くの操作」について2020年に名乗り出た。
ロズウェルに関する「地上の説明」はまだない ：
AAROを去ったカークパトリック博士は、1月にポッドキャストに出演した際、モーグル気球説を支持しながらも、こうした具体的な内容に拘泥することはなかった。
かつて空軍の同僚たちから "悪の博士 "と呼ばれていたレーザー物理学者は、1947年のロズウェルUFOメディアの熱狂について、感情的で文化的な説明に固執していた。
カークパトリック博士は、司会者のピーター・バーゲンにこう語った。
「第二次世界大戦後、ロンドンに撃ち込まれたロケットに驚かされた恐怖もあったのです」。
彼がバーゲンのポッドキャスト『ピーター・バーゲンの部屋で』に出演したことで、かつてのCIA物理学者とUFO内部告発者デイビッド・グラッシュとの確執は、長期にわたるメディア・キャンペーンにまで発展した。
カークパトリック博士は、サイエンティフィック・アメリカン誌の読者に対して、『陰謀論に傾倒する "内部告発者 "たちは、彼のUFO調査に協力しなかった』と語った。彼はまた、隠された違法なUFO墜落回収プログラムについて、宣誓のもとに行われたグラッシュの議会証言を『侮辱的だ』と呼んだ数ヵ月後である。
AAROのUFOに関する'歴史的記録報告書'はまだ公開されていないため、懐疑論者のクヌース博士はDailyMail.comに、ペンタゴンのUFOオフィスが、1990年代の空軍のロズウェル調査よりも、より確固とした事実を発掘したことを明らかにすることを期待していると語った。
「AAROの仲間の科学者たちも同じように懐疑的で、証拠なしに断定的な発言をしないことを願うばかりです」とSUNYアルバニーの物理学者は語った。
空軍のモーグル気球説は、『ワイアード』誌や『スミソニアン』誌を含む多くの主要ニュースメディアによって、歴史の事実として繰り返されてきた。
ロズウェルのUFO墜落の話は、砂漠の小さな町にとって、今でも異常な収益の中心となっている。
『DailyMail.com』は、国防総省のAAROに関する報道窓口であるスーザン・ゴフに連絡を取った。
AAROのUFOに関する'歴史的記録報告書'は今年6月に議会に提出されることになっているが、カークパトリック博士がバーゲンのAudibleオリジナル・ポッドキャストに出演したことから、国防総省は早期に報告書を提出する予定であることがうかがえる。
1987／88年の国防総省のブリーフィングで同じ映像を見たと主張している。
メモによれば、元CIA科学者キット・グリーンは、「CIA在職中と在職後に、UFOとロズウェル事件の宇宙人解剖に関連するトピックについて3回にわたってブリーフィングを受けた」と主張している。
クヌース博士は、『確かに、回収チーム、関与した陸軍輸送隊、C-54輸送機、さらには、民間人を拘束し、尋問し、脅迫した軍の大げさな対応についての説明が記録されているに違いない』と指摘した。
ランドル中佐が行った複数のインタビューによると、牧場主のマック・ブラゼルはそのような民間人の一人であった。
ブラゼルの隣人マリアン・ストリックランドも、ブラゼルの息子ビルも、録音されたインタビューの中で、マックが基地で数日間拘束されていたとランドルに語っている。
ランドルはまた、1947年にロズウェル陸軍飛行場の最高司令官だったエドウィン・イーズリー少佐にもインタビューしている。彼はテープに残されていない会話で、ブラゼルが墜落を報告した後に拘束されたことを確認している。
おそらく重要なことは、ブラゼルがロズウェル基地の "ゲストハウス "に強制的に滞在させられたとされる状態から帰宅したとき、このUFO墜落の残骸を報告するために名乗り出たことを後悔していたことである。
『爆弾以外に何か見つけたら、彼らは私に何も言わせないだろう』とブラゼルはロズウェル・デイリー・レコード紙に語った。
元空軍大佐のウィーバーは、モーグル気球説に初めて米軍の公式見解を示した人物であり、今でもそれが『この事件を説明する最も論理的な説明』であると信じていると語った。
ウィーバー大佐は2020年に、『私はまだ1994年に我々が発見したことに従っている。空軍が持っている私の知識はそこで終わりを迎える』。
ここ数年、空軍の気球説は、『ワイアード』誌や『スミソニアン』誌を含む多くの大手ニュースメディアによって、またビル・ナイ・ザ・サイエンス・ガイを含む著名な科学コミュニケーターたちによって、単純な歴史の事実として繰り返されてきた。
しかし、テキサス大学アーリントン校のロズウェル・プロジェクトのランドル退役中佐に言わせれば、モーグル気球の説明は具体的証拠に乏しすぎる。
ランドル中佐はDailyMail.comに語った。
私が言いたいのは、『ロズウェルに落ちたものについて、地球的な説明はない』ということです。
だからといって必ずしも地球外生命体とは限らない。ただ説明できないということだ』。
米国はロズウェルで実際に何が起こったのかを知ることはないかもしれないが、この事件への魅力はこれからも続くだろう。
●EXCLUSIVEWhat REALLY happened during Roswell crash? America's most famous UFO case is thrust back into the spotlight again by former NASA scientists who say new Pentagon report is 'bogus'
- ex-NASA experts found 'grade school-type math errors' in balloon theory calcs
- Now even Air Force Col. who first proposed balloon theory says it was not '100%'
By MATTHEW PHELAN SENIOR SCIENCE REPORTER FOR DAILYMAIL.COM
PUBLISHED: | UPDATED:
One of America's most famous UFO cases — if not, the most famous — has been thrust back into the spotlight, decades after the Air Force claimed to have solved it.
The Roswell incident of 1947 captured imaginations worldwide when the US Army Air Force issued a press release stating that it had recovered debris from a 'flying disc.'
But less than 24 hours later, military officials reversed course, announcing that the debris had only come from a crashed weather balloon, sparking America's fascination with UFOs and allegations of a government cover-up ever since.
Last month, Dr. Sean Kirkpatrick, the Pentagon's departing UFO chief, teased his office's own conclusion: The Air Force's 1994 report was correct. Roswell's 'flying saucer' crash had just been debris from a top secret 'Project Mogul' spy balloon.
But independent experts, including former NASA scientists, tell DailyMail.com that official documents, created by the very scientists who ran Project Mogul themselves, flatly contradict the government's theory.
Dr. Sean Kirkpatrick (left), the Pentagon's departing UFO chief, previewed his office's upcoming UFO report this January, in a lengthy podcast interview. His office, he said, plans to recycle a theory from an old Air Force report on the infamous Roswell UFO crash of 1947 (right), claiming that this legendary 'flying disc' was simply a mistaken US spy balloon
But on page 715 of the Air Force's 881-page report on the Roswell crash, a transcribed journal entry by Project Mogul's Field Operations Director, geophysicist Dr. Albert Crary, states that the key scheduled balloon launch never took place - and thus couldn't be confused for a UFO
Running from 1947 until early 1949, Project Mogul was an effort to track from a distance the sound waves generated by Soviet nuclear weapons tests.
But Mogul scientists struggled to develop a system of high-altitude balloons and sensors that could remain level within the right 'sound channel' about 50,000 feet above sea level, fighting often against bad weather and aviation safety issues.
In fact, one longtime NASA aerospace engineer — who conducted atmospheric balloon experiments not unlike Mogul — told DailyMail.com that the critical Mogul balloon launch in question never took place.
The engineer pointed to a June 4th, 1947 journal entry written by Project Mogul's Field Operations Director, Dr. Albert P. Crary, which states: 'No balloon flights again on account of clouds. Flew regular sonobuoy up in cluster of balloons.'
'If he was just flying a rubber balloon cluster with a sonobuoy [a thin, three-foot-long, sonar device], it would go up and come down relatively quickly and never go too far,' this NASA engineer, who wished to remain anonymous, explained to DailyMail.com.
'In my opinion, that's what Crary meant when he wrote 'no balloon flights on account of clouds.''
'He meant no balloon flights that would take the train outside of military airspace.'
Dr. Crary's journal, which is corroborated by Mogul's official progress reports, indicate that there was no high-altitude balloon flight that fits both the Air Force investigation's timeline and was also capable of traveling the roughly 87 miles north to the Roswell UFO's crash site.
Dr. David Rudiak, a team member of the University of Texas at Arlington's 'Roswell UFO incident' archival project, told DailyMail.com he agrees.
Two former NASA scientists - including one who conducted atmospheric balloon experiments for the US space agency - have revealed to DailyMail.com how Air Force records contradict the Pentagon's Roswell theory. Above, NASA's Vehicle Assembly Building on Merritt Island, Florida
In the late 1990s, the US Air Force pointed to this aeroshell from a 1967 NASA Voyager-Mars space probe (above) as an explanation for the 1947 Roswell UFO crash, two decades prior
Dr. Rudiak scrutinized the Mogul balloon theory of the Roswell crash in partnership with Roswell skeptic and ex-NASA-Ames researcher Brad Sparks in the early 2000s.
Together they focused on the hypothetical flight path of the cancelled June 4th balloon flight, which had been calculated by the Air Force's star witness from Mogul.
They uncovered 'numerous, grade-school type math errors' — in one instance '100 feet / 12 minutes = 350 feet-per-minute' — which allowed the alleged Mogul flight to start and stop at just the right altitude to ride the wind toward the Roswell crash site.
Dr. Kirkpatrick's appearance on the podcast, 'In the Room with Peter Bergen,' this January, was part of a media push that has seen the Pentagon UFO chief extend his feud with UFO whistleblower David Grusch into the pages of Scientific American and other media outlets
Nevertheless, in an interview with CNN analyst Peter Bergen this January, Dr. Kirkpatrick announced that his Pentagon UFO office would be doubling-down on the Air Force's official Project Mogul balloon theory.
From July 2022 to the end of last year, Dr. Kirkpatrick served as the Pentagon's first-ever director of its brand new All-domain Anomaly Resolution Office (AARO), a congressionally mandated new group devoted to investigating military UFO cases.
'Kirkpatrick says his office dug deep into Roswell,' Bergen explained on his podcast.
'Kirkpatrick and his team at AARO concluded that crashed Mogul balloons, recovery operations to retrieve downed Air Force dummies, and glimpses of the aftermath of that real plane crash,' Bergen told listeners, 'likely combined into a single narrative.'
Dr. Kirkpatrick's take is a far cry from the testimony of Roswell Army Air Field (RAAF) intelligence veteran Major Jesse Marcel who came forward in the late 1970s to say that the crash debris he witnessed in 1947 was 'not anything of this earth.'
Maj. Marcel, his colleague Master Sergeant Bill Rickett who also inspected the debris field, and scores more who lived near the New Mexico base have told overlapping tales of a crashed craft, recovered 'alien' bodies and intimidation of witnesses.
Dr. Sean Kirkpatrick describes reporting trends of UA
In the late 1990s, the Air Force also published this above image of a 1972 Viking space probe awaiting recovery at the White Sands Missile Range near Roswell as an explanation for the 1947 Roswell UFO crash that had been reported on 25 years prior
As the Air Force described their own Roswell investigation in 1994, their team 'reviewed a monumental number of documents concerning a variety of events, including aircraft crashes, errant missile tests, and nuclear mishaps.' (USAF PDF)
Each of these terrestrial events was combed through, they wrote, for 'information that might help to explain peculiar tales of odd wreckage and alien bodies.'
But while the Air Force concluded that Project Mogul was the most likely explanation, records written in 1947 and 1948 by Mogul's scientists themselves show that the suspected balloon flight had been grounded over serious safety concerns.
The cancelled Mogul balloon flight
Debris from the Roswell crash was found 80 miles northwest of town by rancher 'Mac' Brazel and his son Vernon on June 14, 1947.
For the Brazels' discovery to have been a mistaken Mogul balloon, according to the Air Force's 1994 report, only one scheduled launch alluded to in the secret project's official history could have fit the timeline: June 4th's cancelled Flight #4.
But Mogul lead Dr. Crary's journal entry on the scuttled launch ('No balloon flights again on account of clouds'), transcribed for inclusion in the Air Force's 1994 Roswell report, was also corroborated by Project Mogul's official 1948 progress report.
Titled New York University Technical Report No. 1 Constant-Level Balloon (because Project Mogul's cover story presented its classified tests as simple, NYU-led, science experiments), the report tellingly does not list Flight #4 in its summary
On page 610 of the US Air Force's 1994 Roswell crash report, cancelled Flights #2 through #4 are omitted in the 'NYU' (Mogul) summary. But the report does document numerous instances of other crashed or lost Mogul balloons - evidence that only cancelled flights were omitted
The progress report documents numerous instances of crashed or lost balloons — suggesting that only a canceled flight, like Flight #4, would have been omitted.
Ultimately, the Air Force's 1994 Roswell report concluded that Flight #4 might have flown, thanks to the testimony of one of Dr. Crary's junior partners on the secret project: an atmospheric scientist-in-training named Charles Moore.
While the lead author of the Air Force's Roswell report, Colonel Richard Weaver, took Moore at his word, the now retired colonel has since come forward to emphasize that Moore's nearly five-decade-old memories were by no means conclusive.
Deep in the appendices of the Air Force's Roswell findings, a June 4th journal entry by Project Mogul's Field Operations Director, Dr. Albert P. Crary (above), states: 'No balloon flights again on account of clouds'
'Did we say it was 100-percent? Col. Weaver said on a 2020 podcast. 'No way. We didn't say that.'
Dr. Crary would go on to become the first man to ever traverse both the North and South poles. Above, Dr. Crary (center) after his team made the first landing of an airplane on an ice floe at the North Pole, May 3rd, 1952
Speaking to the podcast's host, longtime Roswell researcher and former Air Force Lieutenant Colonel Kevin Randle, Col. Weaver alluded cryptically to 'politics and a lot of manipulation going on behind the scenes' of his 1994 inquiry.
SUNY Albany physics professor Dr. Kevin Knuth, who spent four years at NASA-Ames studying distant gaseous nebulae in outer space, said he finds the Air Force's findings even less conclusive.
'As a scientist, I am skeptical of every claim that is made without evidence,' Dr. Knuth told DailyMail.com after reviewing portions of the Air Force's 1994 Roswell report.
'I must be equally skeptical of a witness who claims that there was a crashed disk with alien bodies at Roswell, as I am of a witness that claims that Roswell was a result of the crash of a Project Mogul balloon.'
'This is especially true because the first story that was officially released was 'RAAF [Roswell Army Air Field] captures a Flying Saucer,'' he added.
While the RAAF public relations official who drafted that press release, 1st Lieutenant Walter Haut, told conflicting stories over the years, he ultimately stuck to that first, sensational saucer story with his family.
'Basically Dad said yes, he did see the bodies, yes he did see the craft and much more than that,' Haut's daughter, Julie Shuster, told Australian public broadcaster SBS in 2021.
'At one point I asked him about the size,' Shuster continued, 'and he said the craft was about 25 feet in diameter.'
1st Lt. Haut would sign a sworn affidavit affirming what he told his family before his death in 2005. And, over the years, Roswell mortician Glenn Dennis and others have come forward with claims of small dead 'alien' bodies recovered from the crash.
'I received a call from the mortuary officer at the base,' Dennis told Larry King Live in 2003, 'asking me how many infant hermetically sealed caskets we had, three-and-a-half to four-feet, in stock.'
Creepy footage believed to show 'alien carried away on stretche
In June 1997, the Air Force released a second Roswell report, entitled 'The Roswell Report, Case Closed.' The 231-page report included this photo of a 1950s body bag containing a crash dummy which they contend was confused for alien victims from the crash of a flying saucer
SUNY Albany physics professor Dr. Kevin Knuth, who spent four years developing machine-learning algorithms at NASA-Ames, told DailyMail.com he is 'skeptical' of the Mogul theory. 'The first story that was officially released was 'RAAF captures a Flying Saucer,'' he noted
Dedicated Roswell UFO researchers, including Lt. Col. Randle, have joined die-hard UFO skeptics in raising issues with both 1st Lt. Haut and Dennis's claims, however.
Many skeptics now believe that the cottage industry around the Roswell legend has tainted the claims of nearly every resident in the town with a story about the crash.
But as Randle, Dr. Rudiak, and the ex-NASA researchers told DailyMail.com, the myriad flaws in the many sensational and unproven claims about Roswell are not alone proof that the Pentagon's Mogul balloon theory is correct.
The hypothetical Mogul balloon 'Flight #4'
To advance their Mogul theory in 1994, Col. Weaver and his Air Force co-investigators were left to rely on the testimony and opinions of the late Dr. Crary's living subordinate, Prof. Moore, then a retired professor of atmospheric physics.
Working from Dr. Crary's journal entries, Prof. Moore 'opined' according to the report, that the strange debris Mac Brazel, RAAF intel officer Maj. Marcel and others thought came from a crashed UFO was 'most probably from Flight #4.'
Prof. Moore later coauthored a book, UFO Crash at Roswell: The Genesis of a Modern Myth, in which he used government wind data to plot a possible flight path for how Flight #4 might have made it to the crash site (a detail the Air Force skipped over).
DailyMail.com's longtime NASA engineer, who has conducted atmospheric balloon tests, said Moore's calculations include two extremely unlikely assumptions.
Those assumptions, the engineer said, are supported by 'no documentary evidence.'
'The Mogul team was operating under a Civil Aeronautics Administration (forerunner of the FAA) permit that allowed them to conduct flights under day, Visual Flight Rules (VFR) conditions,' the engineer said, a fact available in the 1994 Air Force report.
'During my NASA research career, I funded and participated in 3 different high altitude balloon flights, and we always launched right at sunup, which would have been about 6:00am on June 4, 1947.'
To advance their Mogul theory in 1994, the Air Force relied on the memories of the late Dr. Crary's living subordinate, then a retired professor of atmospheric physics, Prof. Charles Moore. Above, Prof. Moore looks at 1947 wind data given to him by retired Lt. Col. Kevin Randle
But to find wind data that could take his proposed Mogul balloon to the Roswell crash site, Prof. Moore assumed Flight #4 launched around 2:30am, in the dead of night and into the thick cloudbank that had concerned his boss, Dr. Crary.
The move would have been a violation of federal CAA air safety laws, conducted by rogue civilian scientists working on a covert program, right next to the only military air squadron in America, the 509th Bombardment Group, armed with atomic bombs.
Prof. Moore justified the assumption with the seemingly ambiguous passage in Dr. Crary's journal entry, 'Flew regular sonobuoy up in cluster of balloons.'
＠KzUFO現象調査会