●南シナ海付近で高高度飛行船が目撃された？
中国などは、様々な任務をこなす高空飛行、遠距離移動の飛行船が提供する能力を探っている。
BY．JOSEPH TREVITHICK|
|published dec 20, 2022 9:02 am
THE WAR ZONE
Lockheed Martin
南シナ海に近いフィリピン北部のルソン島付近で、高高度・長時間飛行が可能な飛行船と思われる写真が最近出てきた。中国軍などは、長距離・長時間の諜報・監視・偵察任務などを遂行できる高空飛行の軽量プラットフォームを模索していることが知られており、この地域での作戦に適していることは、以前The War Zoneが詳しく報じたとおりである。
問題の写真は、この週末にFacebookで初めて公開されたようだが、元の投稿は現在削除されたか、公開されないようにロックされているようである。この画像は、フィリピンの地元メディアが取り上げたこともあり、現在もソーシャルメディア上で拡散しています。
写真は、南シナ海の北端に突き出たルソン島のパンガシナン州の個人が撮影したとされていますが、いつ撮影されたとされるのか、読み取れる情報はないようです。
フィリピン・ルソン島のパンガシナン州の全体位置を示す地図 Google Map
見たところ、物体は4つの尾びれを持つ涙滴型の飛行船に見えるだろう。半透明の外装なのか、金属的な外装なのかは、画像からは全くわかりません。遠くから撮影した写真では、反射率が高いことから、後者の可能性が高そうだ。しかし、このような効果は、かなり離れたところから見た場合、様々な種類の素材が作り出すことができる。
撮影者との距離が離れているため、大きさや飛行高度を判断するのは難しい。また、何らかの推進装置などが搭載されているのかどうかも不明である。
全体として、この飛行船は、中国企業が研究していることが知られている高高度・長時間飛行タイプの飛行船と大まかな形が似ている。これには、少なくとも2つの乗員なしの太陽電池式設計、「天亨」と「元盟」が含まれ、主に成層圏での運用を目的とした外部推進システムなどを備え、いずれも少なくとも一度は試験飛行を行ったと伝えられている。成層圏とは、一般的に地表から23,000〜66,000フィートの高さを指し、場所によってその高さは異なるが、この種の飛行船は通常、その上空での運用を想定している。
天門型飛行船の想像図。一般的なティアドロップ型をしており、比較的短い尾翼が多数あることなどが特徴的。 北方大学
天鳳飛行船を描いた中国語のポスター。このように涙滴型でありながら、尾翼は2枚だけで、後部のプロペラは大きいというデザイン。 中国のインターネット
状況が不明なこれらのプロジェクトなどは、中国最西部の新疆自治区にあるボステン湖の南に位置する巨大な飛行船格納庫と関係があるのかもしれない。昨年、The War Zoneはこの施設について詳しく報じたが、2013年頃に建設が始まって以来、衛星画像からその規模と範囲が大幅に拡大したことが分かった。
私たちDownlinkチームはさらに最近、今年9月20日に撮影されたPlanet Labsの衛星画像を分析したところ、格納庫や新しい関連管理棟の拡張または別館と思われる作業を含む、さらなる建設が行われていることがわかりました。その後、プラネットラボが提供した画像を確認したところ、それ以降、新たな大きな開発は見られないようです。
PHOTO © 2022 PLANET LABS INC. All rights reserved. 許諾を得て転載／@SimTack
この格納庫と隣接する建造物は、人民解放軍、特にミサイル防衛と対衛星兵器計画に関連する他の多くの施設の近くに位置している。成層圏飛行船は確かにこれらの役割に応用できる可能性があるが、情報、監視、偵察（ISR）を含む多くの任務を遂行することも可能である。
中国の航空ジャーナルに掲載された2018年のある学術論文では、特にTian Hengの設計に触れており、超高空飛行、長時間飛行の飛行船は、「地球近傍軌道衛星の安価な部品代替、または...継続的なオンステーションの維持のための複数の航空機出撃の必要性を排除」できる一方で「地球観測、海上監視、ミサイル警告、通信信号中継など」に関する任務を実行できると指摘している。
中国軍などは、長距離・長時間の諜報・監視・偵察任務などを遂行できる高空飛行の軽量プラットフォームを模索していることが知られており、この地域での作戦に適していることは、以前The War Zoneが詳しく報じたとおりである。
問題の写真は、この週末にFacebookで初めて公開されたようだが、元の投稿は現在削除されたか、公開されないようにロックされているようである。この画像は、フィリピンの地元メディアが取り上げたこともあり、現在もソーシャルメディア上で拡散しています（こちら）。
写真は、南シナ海の北端に突き出たルソン島のパンガシナン州の個人が撮影したとされていますが、いつ撮影されたとされるのか、読み取れる情報はないようです。
フィリピン・ルソン島のパンガシナン州付近の地図。 グーグルマップ
見たところ、物体は4つの尾びれを持つ涙滴型の飛行船に見えるだろう。半透明の外装なのか、金属的な外装なのかは、画像からは全くわかりません。遠くから撮影した写真では、反射率が高いことから、後者の可能性が高そうだ。しかし、このような効果は、かなり離れたところから見た場合、さまざまな種類の素材が作り出すことができる。
撮影者との距離が離れているため、大きさや飛行高度を判断するのは難しい。また、何らかの推進装置などが搭載されているのかどうかも不明である。
全体として、この飛行船は、中国企業が研究していることが知られている高高度・長時間飛行タイプの飛行船と大まかな形が似ている。これには、少なくとも2つの乗員なしの太陽電池式設計、「天亨」と「元盟」が含まれ、主に成層圏での運用を目的とした外部推進システムなどを備え、いずれも少なくとも一度は試験飛行を行ったと伝えられている。成層圏とは、一般的に地表から23,000〜66,000フィートの高さを指し、場所によってその高さは異なるが、この種の飛行船は通常、その上空での運用を想定している。
天門型飛行船の想像図。一般的なティアドロップ型をしており、比較的短い尾翼が多数あることなどが特徴的。 北方大学
天鳳飛行船を描いた中国語のポスター。このように涙滴型でありながら、尾翼は2枚だけで、後部のプロペラは大きいというデザイン。 中国のインターネット
状況が不明なこれらのプロジェクトなどは、中国最西部の新疆自治区にあるボステン湖の南に位置する巨大な飛行船格納庫と関係があるのかもしれない。昨年、The War Zoneはこの施設について詳しく報じたが、2013年頃に建設が始まって以来、衛星画像からその規模と範囲が大幅に拡大したことが分かった。
私たちDownlinkチームはさらに最近、今年9月20日に撮影されたPlanet Labsの衛星画像を分析したところ、格納庫や新しい関連管理棟の拡張または別館と思われる作業を含む、さらなる建設が行われていることがわかりました。その後、プラネットラボが提供した画像を確認したところ、それ以降、新たな大きな開発は見られないようです。
PHOTO © 2022 PLANET LABS INC. All rights reserved. 許諾を得て転載／@SimTack
この格納庫と隣接する建造物は、人民解放軍、特にミサイル防衛と対衛星兵器計画に関連する他の多くの施設の近くに位置している。成層圏飛行船は確かにこれらの役割に応用できる可能性があるが、情報、監視、偵察（ISR）を含む多くの任務を遂行することも可能である。
中国の航空ジャーナルに掲載された2018年のある学術論文では、特にTian Hengの設計に触れており、超高空飛行、長時間飛行の飛行船は、「地球近傍軌道衛星の安価な部品代替、または...継続的なオンステーションの維持のための複数の航空機出撃の必要性を排除」できる一方で「地球観測、海上監視、ミサイル警告、通信信号中継など」に関する任務を実行できると指摘しています。
中国軍にとって、特に南シナ海に高高度・長時間飛行船を配備することは、実験的にでも、一般的なレベルでは意味があることかもしれません。一般的なISR、海上監視、通信、データ共有の中継支援を非常に広い範囲にわたって持続的に提供できるプラットフォームは、比較的離れた人工島の露頭に展開する部隊を含め、この地域に広がる中国軍にすべて利益をもたらすだろう。地上の固定アンカーに取り付けられ、より限定的かつ局所的な監視やその他の能力を提供することができる、空中より軽いシステムである繋留飛行船が、過去にこれらの島の1つに出現したことがある。
2019年、南シナ海のスプラトリー諸島にあるミスチーフ礁の中国基地にあるテザー式エアロスタットを示す衛星画像。 イメージサット・インターナショナル
特に成層圏飛行船は、一般的な戦闘機が行ける高度よりも上を飛ぶことができるため、迎撃や精査が難しいという利点があるかもしれません。このような高度で飛行する場合、地上の観測者がこれらの飛行船を発見できる可能性は、その形状、構造、遅い速度により、従来のレーダーで追跡することが困難な場合もある。そのため、特定の地域上空を通過し、情報収集することも可能かもしれません。
パンガシナンで写真を撮ったとされる人物のように、下界の人々が上空を飛行する飛行船を見たとしても、それを容易に識別することが困難なため、有用な混乱を引き起こし、すべてが根拠のない飛行物体の目撃として処理される可能性がある。UFO（現在では未確認異常現象（UAP）とも呼ばれる）に関する多くの報告は、実際には、The War Zoneが過去に詳しく書いたように、様々な種類のドローンや気球など、乗員なしの飛行体の目撃であるという強い示唆がある。
また、近年、南シナ海の海洋境界線をめぐってフィリピンと特に大きな摩擦があったことを考えれば、フィリピン付近を飛行船が航行しても不思議ではない。南シナ海は一般に、各国が戦略的関心を寄せる地域であるため、定期的に大きな空撮活動が行われている。
最近パンガシナン島付近で撮影されたとされる写真が本当に高高度・長時間飛行の飛行船を示すものであれば、それが他国のものである可能性も、もちろんある。ロッキード・マーチン社のHALE-D（High-Altitude Long Endurance-Demonstrator）など、現在ネット上で出回っている画像に見られるものと似た形状の設計も含め、米軍は様々な層の軽量空挺に長い間関心を持ち続けてきた。
HALE-Dは2011年に最初の試験飛行で墜落した。その後、HALE-Dの成果を活用したISIS（Integrated Sensor Is Structure）と呼ばれる取り組みが2014年に終了しています。 これらは、米軍が長年にわたって進めてきた超軽量航空機プロジェクトのほんの一部に過ぎない。
米軍は最近、太平洋地域での潜在的な作戦、特に中国とのハイエンドな紛争の可能性を考慮して、飛行船やその他の高空飛行、超長距離耐久プラットフォームへの関心を再活性化させるのに役立っています。国防総省は、飛行船を他の場所にも応用できると考えている。この点に関して、少なくとも機密扱いでない領域では、高高度気球をベースにしたシステムが現在の焦点となっている。
このことを念頭に置くと、パンガシナンで目撃されたとされる現象の説明として、係留されていた飛行船が係留を解いたというのも、確かに時折起こることではあるのだが、別の可能性もある。
このことは、パンガシナンで撮影されたとされる画像に写っているものが、より穏やかなものである可能性を必ずしも否定するものではありません。高空飛行船が提供する一般的な能力は、世界中の軍隊だけでなく、様々な商業部門に潜在的な利点をもたらしている。例えば、Sceye Inc.は6月に、フィリピンで撮影されたとされる写真に大まかに見たところ似ている、太陽電池で動くデザインの飛行試験を行った。同社は、産業汚染の監視、過酷な場所でのブロードバンドインターネット接続の支援、その他の商業・科学活動の支援に利用できると述べている。他の多くの企業も、長距離の重量物輸送のために飛行船を売り込んでいる。
それは、実際よりも大きく遠くに見える非常に大きなパーティーバルーンのような、ある種の目新しさである可能性さえある。この写真が少なくとも部分的に捏造されたものであることも、現時点では完全に否定することはできない。
しかし、この画像は説得力があり、私たちは以前にも同じ地域でこのような奇妙な活動を目にしたことがあります。昨年、ルソン島南東端の都市で、別の写真家が、飛行翼型の平面形状を持つ高高度・長時間稼働型のドローンと思われる画像を撮影している。これは、一般にRQ-180と呼ばれる米国の極秘ステルス機であった可能性があり、中国製も含めて、当時のThe War Zoneの報道で詳しく紹介されています。
以上、最近フィリピンのパンガシナン島付近の上空で何が目撃されたのか、あるいはされなかったのか、依然として不明である。同時に、南シナ海や太平洋の他の地域で飛行船やその他の類似の超軽量航空機が浮かんでいるとの目撃情報は、今後ますます増える可能性があるように思われる。
●Was A High-Altitude Airship Spotted Recently Near The South China Sea?
China, among others, has been exploring the capabilities offered by high-flying, far-traveling airships that can perform various missions.
BYJOSEPH TREVITHICK|PUBLISHED DEC 20, 2022 9:02 AM
THE WAR ZONE
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FranticGoat
Pictures that show what could be a high-altitude, long-endurance airship flying in the vicinity of the northern Philippine island of Luzon near the South China Sea have recently emerged. The Chinese military, among others, is known to be exploring high-flying lighter-than-air platforms capable of performing intelligence, surveillance, and reconnaissance missions and other tasks across long distances and for long durations, which would be well suited to operations in this region, as The War Zone has previously reported on in detail.
The photographs in question appear to have first emerged on Facebook this past weekend, though the original post seems to have now been deleted or locked from public view. The images are still circulating on social media, including after being picked up by local media in the Philippines, as you can find here.
The pictures are said to have been taken by an individual in the province of Pangasinan on Luzon, the western part of which juts out into the northern end of the South China Sea, but there does not appear to be any readily available information about when they were supposedly taken.
A map showing the general location of Pangasinan Province on the island of Luzon in the Philippines. Google Maps
From what is seen, the object would look to be a teardrop-shaped airship with four tail fins. It's not entirely clear from the images whether it might have a translucent exterior or a metallic-like one. It seems more likely to be the latter, with the pictures that show it far away indicating that it is highly reflective. However, this effect could be produced by various types of materials when viewed from a significant distance.
Given how far away it appears to be from the person taking the photographs, it is difficult to gauge its size or how high it might be flying. It is also not clear whether or not it might have any kind of propulsion system or other equipment fitted.
Overall, the apparent airship's general shape has broad similarities to a number of high-altitude, long-endurance types that Chinese companies are known to have been working on. This includes at least two uncrewed solar-powered designs, the Tian Heng and Yuan Meng, with external propulsion and other systems intended primarily for operations at stratospheric altitudes, both of which have reportedly been test flown at least once. The stratosphere is commonly defined as lying between 23,000 to 66,000 feet above the Earth's surface, with those measurements varying depending on one's specific location, and airships of this type are typically intended for operations at the higher end of that range.
An artist's conception of the Tian Meng airship, showing a general teardrop shape and a number of relatively short tail fins, among other features. Beihang University
A Chinese-language poster depicting the Yuang Meng airship. The design, as shown here, has a teardrop shape, but only two tail fins and a large rear propeller. Chinese internet
Those projects, the status of which is unclear, and others may have ties to a huge airship hangar situated south of Bosten Lake in China's far western Xinjiang Autonomous Region. Last year, The War Zone reported in detail on this facility, which satellite imagery showed had grown significantly in size and scope since construction first began sometime around 2013.
Our Downlink team more recently analyzed a satellite image from Planet Labs of the site taken on September 20 of this year, which shows additional construction, including work on what may be an extension or annex to the hangar and new associated administrative buildings. A review of subsequent imagery available from Plant Labs does not appear to indicate any new major developments since then.
PHOTO © 2022 PLANET LABS INC. ALL RIGHTS RESERVED. REPRINTED BY PERMISSION / @SimTack
This hangar and its adjacent structures are located near a number of other facilities tied to the People's Liberation Army and, more specifically, to missile defense and anti-satellite weapon programs. Stratospheric airships certainly have potential applications in these roles, but could also perform a host of missions, including intelligence, surveillance, and reconnaissance (ISR).
One 2018 academic paper published in the Chinese Journal of Aeronautics, which touches on the Tian Heng design specifically, notes that a very-high-flying, long-endurance airship could offer an "affordable part substitute for a near-earth orbit satellite or... eliminate the need for multiple aircraft sorties to sustain continuous on-station keeping" while performing tasks related to "earth observation, maritime monitoring, missile warning, communication signal relays, etc."
For the Chinese military, deploying a high-altitude, long-endurance airship into the South China Sea, specifically, even on an experimental basis, could make sense on a general level. Platforms capable of providing general ISR, maritime surveillance, and communications and data-sharing relay support persistently across very large areas would all benefit Chinese forces spread across this region, including those deployed on various relatively remote man-made island outcroppings. At least one tethered aerostat, a lighter-than-air system attached to a fixed anchor on the ground that could provide more limited and localized surveillance and other capabilities, but for long periods at a time, has appeared on one of these islands in the past.
A satellite image showing a tethered aerostat at the Chinese base at Mischief Reef in the Spratly Islands in the South China Sea in 2019. ImageSat International
Stratospheric airships, in particular, may have the benefit of being able to fly at altitudes above where typical fighter aircraft can go, making intercepting and examining them closely a challenge. Operating at those heights, the chances of observers on the ground spotting these aerial craft may also be difficult to track on traditional radars due to their shape, construction, and slow speed. This, in turn, might make it possible to pass over certain areas and collect information unopposed.
Even if individuals down below, like the person who reportedly took the pictures in Pangasinan, do see airships flying overhead, the difficulty in readily identifying them could cause useful confusion and the possibility of the whole thing being written off as an unsubstantiated sighting of an unidentified flying object. There are strong indications that many reports about UFOs, now also commonly called unidentified aerial phenomena (UAP), are in fact sightings of uncrewed air vehicles of various kinds, including different types of drones and balloons, as The War Zone has written about in-depth in the past.
An airship operating near the Philippines specifically would also not be surprising given the particularly significant friction in recent years between the two countries over disputed maritime boundaries in the South China Sea. The South China Sea, in general, is an area of strategic interest for various countries and therefore sees significant aerial activity on a regular basis.
If the pictures that were reportedly taken near Pangasinan recently do indeed show a high-altitude, long-endurance airship, there is, of course, a possibility that it could belong to another country, as well. The U.S. military has long had an on-and-off-again interest in various tiers of light-than-air craft, including designs that have similar shapes to the one seen in the images currently circulating online, such as Lockheed Martin's High-Altitude Long Endurance-Demonstrator (HALE-D), which you can learn more about here.
The HALE-D crashed during its first test flight in 2011. A subsequent effort that leveraged the work on HALE-D, called the Integrated Sensor Is Structure (ISIS), came to an end in 2014. These are just some of the lighter-than-air projects the U.S. military has pursued over the years.
The U.S. military's recent refocusing on potential operations in the Pacific region, especially in light of a possible high-end conflict against the Chinese, has helped reinvigorate interest in airships and other high-flying, very long-endurance platforms. The Pentagon does see future applications for them elsewhere, too. The bulk of the current focus, at least in the unclassified realm, in this regard has been on high-altitude balloon-based systems.
With all this in mind, a tethered aerostat breaking free from its mooring, something that definitely happens from time to time, is another potential explanation for what was reportedly seen in Pangasinan.
None of this necessarily precludes the possibility that what is seen in the images reportedly taken by the individual in Pangasinan is something far more benign. The general capabilities that high-flying airships offer present potential advantages for various commercial sectors, in addition to armed forces around the world. In June, for instance, Sceye Inc. conducted a flight test of a solar-powered design that is visually similar, in broad strokes, to what is seen in the pictures reportedly taken in the Philippines and that the company said could be used to monitor industrial pollution, help provide broadband internet access to austere locations, and support other commercial and scientific endeavors. A number of other firms have also been pitching airships for long-distance heavy-lift cargo work.
It could even just be a novelty of some kind, like a very large party balloon that looks larger and farther off than it is. That the pictures have been fabricated, at least in part, cannot be entirely ruled out at this time, either.
Still, the images are somewhat compelling and we have seen strange activity like this in the same general area before. Last year, another photographer in a city at the southeastern end of Luzon captured images of what appeared to be a high-altitude, long-endurance drone with a flying wing-type planform. This could have been a sighting of a secretive U.S. stealth drone commonly referred to as the RQ-180, among other possibilities, including those belonging to China, as you can read more about in The War Zone's reporting at the time.
All told, it remains unclear what may or may not have been recently seen in the air near Pangasinan in the Philippines. At the same time, reported sightings of airships and other similar light-than-air craft floating around the South China Sea and other areas of the Pacific seems like something that could well be set to grow in the future.
＠Kz．UFO現象調査会