●ブラジル サンパウロ州ウバトゥーバ(Ubatuba)の円盤爆発に伴う破片落下は、色々な書籍にも取り上げられ有名な事件になっている。
但し、事件が起きた年代は元来言われている1957年ではなく1930年代とも40年代とも言う説がある。
このウバトゥーバの所謂デブリー分析については、オラボ・フォンテス博士、APRO経由の分析に始まり、コンドン委員会とか様々な機関で分析されている。しかし、地球外を示す様な明確な結果は得られていない。
最新版の”The UFO Encyclopedia(Jerome Clark)第3版”でも”Ubatuba Magnesium”の項目で、12ページも取り上げている。
ウバトゥーバに落下した円盤のデブリー(マグネシウム成分が殆ど)
●The UFO Encyclopediaに掲載されたウバトゥーバ・マグネシウムの項目の一部
●今回は今までのUFO本に掲載されていない、ウバトゥーバ・デブリーを最新器材で分析した研究を一部掲載しておきます。
2017年6月、フランス・パリで開催された会議で、Jacques Vallee博士とGarry Nolan博士による発表の主要な一部を掲載します。
Garry Nolan博士はStanford Univ.School of Medicine所属です。
Vallee博士
Garry Nolan博士
デブリー落下,15の事例:ウバトゥーバは6番目に記載されている。(成分の概略)
2013年7月 Peter Sturrok博士からJacques Vallee博士へ送られたウバトゥーバのデブリー。
アルゼンチン滞在でJacques Vallee博士に渡された2つのウバトゥーバ・デブリー(Olavo Fontes博士経由の物とアルゼンチンの水夫経由の物)
サンプルはMuestra-A、Bと称している。右はご存知のJacques Vallee博士。
左はアルゼンチンのUFO研究団体CEFORAのメンバー、2016年9/21にデブリー・サンプルをVallee博士に持参した。
シリコンバレーでの高精度のアイソトープ分析(2次イオン質量分析)
2次イオン質量分析の説明:ppbレベルの極微量不純物元素を同定・定量できる非常に高感度の分析手法。
サンプル”MUESTRA-A”(Fontes博士由来)のマグネシウム・アイソトープ比
サンプルはナチュラルである。
*Mg24~26の3種類は天然に安定に存在する同位元素である。ナチュラルと破片の1.2との比較数値を示している。
サンプル”MUESTRA-B”(水夫由来の物)のマグネシウム・アイソトープ比
サンプルは明らかに非自然であり、地球上のスタンダードとは有意差(偶然や誤差によるものではない差)がある。
シリコンやナトリウムが含まれているのはサンプルA・B共通である。
事件から60年~80年の歳月を経過して未だウバトゥーバの分析は続く。
@Kz.UFO現象調査会
















