1969年ジン・キニスキーをスピニング・トーホールドで破り第46代NWA世界チャンピオンになったドリー、その後ハリー・レイスに敗れるまで4年数ヶ月にわたりベルトを保持した。NWAの次代を担う新しいスターの誕生であった。父親ドリー・ファンク・シニアの後押しが強力であった。

 


 
ジャンボ鶴田に得意のスピニング・トーホールドを仕掛けるドリー。 他にテキサス・スープレックスが得意技であるが、バックドロップはどうみてもヘタである。 しかし技がきれてスピードがあり、非常に受身の強いレスラーである。

ドリーがNWA世界チャンピオンになって腰に巻いたベルト。 このベルトはメキシコ製で作者はナヌエル・サバラという名門ファミリー御用達の宝石商でその出来栄えは素晴らしいものである。 1973年7月20日当時のNWA王者ハリー・レイスは14年間使用したこのベルトをNWA会長に戻し、新しいレッドレザーの新ベルト(一般にレイスタイプと言われる)を受け取ったが、すぐにジャック・ブリスコに敗れて手放すことになる。(その後このベルトはブラックレザーになるが。) ドリーは71歳になるが今だ健在で、彼のホームページを見ると、最近もフロリダで6メンのタッグマッチをやってるようである。