根室本線・富良野-新得間 | Kz-Square

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「Kz」は、「ケイズィー」と読むのね。
「ケイズィーの広場」ってこと。

『北の国から』や『鉄道員(ぽっぽや)』でゆかりの路線。


根室本線・富良野-東鹿越間が、
3月31日をもって列車の運行を終了し、
2016年(平成28年)台風10号による被害によって、
運行休止していた東鹿越-新得間を含む、富良野-新得間が、
翌日4月1日付けで正式に廃止になり、地図から消える。


この区間に最初に乗車したのは、
国鉄全線踏破を目指して初めて北海道を訪れた、
1984年(昭和59年)8月7日のこと。


その後、札幌ー帯広・釧路間は何度か往復したけれど、
特急「おおぞら」や急行「まりも」を利用していたので、
石勝線経由がほとんどで、この区間は通ることなく。


それから21年後の2005年9月に、
フェリーで北海道に渡り、
自分の車でこの沿線を訪れた。


そして再び列車で訪れたのは、さらに10年後、
2015年9月の5連休(シルバーウィーク)。


翌年春に廃止が決まっていた旧白滝駅や、
小幌駅、豊ヶ岡駅、古瀬駅などの秘境駅巡りの途中、
滝川から新得まで普通列車に乗車。


その頃は、いつかは廃線となってしまうのかなと、
思ったりしていたけれど、
まさかその翌年に台風による災害に見舞われ、
こんなに早い時期に列車が走らなくなってしまい、
そのときが最後の乗車になってしまうとは。




以下は、2005年9月に自分の車で、
この沿線を訪れた時に撮影したもの。



●富良野駅。

 

 

 

停車しているのは、富良野線美瑛方面への普通列車。


ホームを跨ぐように架かる自由通路から、
新得、帯広方面を臨む。

 



こちらに向かう列車は、31日で最後。

 



●布部駅。

 



『北の国から』の初回で、
東京から麓郷に移り住むために、
黒板一家が降り立った駅。

それを語り継ぐボードが設置されている。

 



新得に向かう普通列車。

 

 





●金山駅。

 

 

 

富良野方面。

 

 

 

新得方面。

 




金山駅~東鹿越駅のかなやま湖に架かる橋梁。



橋梁を渡った先の左カーブのところに、
かつては鹿越信号場という、

列車のすれ違いのための信号場があった。



●東鹿越駅。

 

 

 




富良野に向かう普通列車。

 



台風の被害のあと、富良野からこの駅までは復旧。
ここから新得までは復旧することなく。



●幾寅駅。

映画『鉄道員(ぽっぽや)』のロケ地。

 

 

 




富良野方面を臨む。

 

映画『鉄道員(ぽっぽや)』に、

同じ画角の雪の中のシーンがあった。






●落合駅

 

 

 

 

 

 

広い構内。

ホームを跨ぐ跨線橋から富良野方面を臨む。

 

 

 

新得寄りにある跨線橋から落合駅を臨む。

 






国道の下をくぐるように進むのが新得。帯広方面。

左にカーブしているのは、
新狩勝トンネル開通前の狩勝峠越えルートの跡。




●新狩勝トンネル




トンネルの手前は右カーブしながら落合、富良野方面へ。

 




トンネルを入るとすぐのところに、
石勝線と合流する信号場があり、
正確には、この信号場までが今回の廃止区間。

 

 

また鈍行列車で乗りに来てみたかったな。