TVアニメ小ネタです。
先週、久々に『ちびまる子ちゃん』→『サザエさん』を見ました。たぶん10年ぶりです。
サザエさんは、女性が家を出て夫の家で暮らすことが当たり前だった時代に、夫であるマスオさんが磯野家で暮らすという連載当初の社会状況を考えると画期的な漫画でした。
たた、現在では現実と乖離があります。
"サザエが働きに出て、マスオが保育園にタラちゃんを迎えに行く"
"カツオが中学受験"
"ワカメがスマホを欲しがる"
等のシーンがあれば現代風になるでしょう。
さて、
昔から思っていた事ですがサザエさん一家はタラちゃんを甘やかしすぎです!
タラちゃんが怒られているシーンは殆どなく、周りはタラちゃんのワガママに振り回されています。まる子は悪い事をしたり、ワガママをいうとお母さんもしくはお姉ちゃんにガッチリ怒られます。ここは大きな違いです。
*以下はネタバレを含みます
先週の放送は、クルマに乗りたがるタラちゃんのために、カツオが花沢さんが幼少期に使っていたチャイルドシートを譲り受け、甚六さんのクルマでドライブに行き、ガソリンスタンドで『ガソリン満タン!』とタラちゃんが言って皆が喜ぶという話でした。
その後、カツオがガソリンスタンドのかわいい店員に会うためにタラちゃんを利用し、再度そのガソリンスタンドに行き、その事がサザエにバレて波平に怒られるというオチです。カツオは怒られて当然ですけど。
カツオは優しいなと思いつつ、花沢さんに借りを作る必要はないし、カツオのことが好きな花沢さんの気持ちを利用しています。
また、仲の良いご近所さんでも大学浪人中の甚六(仮に2浪ならば二十歳)が、未就学児を乗せてクルマで出掛けるのは親としては心配です。何より『集中して勉強しろ!』と言いたい。
ふと思ったのは、アニメの設定は作者の長谷川町子さんの原作の通りなのかな?と。
サザエさんの4コマ漫画では『タラオを甘やかしている』印象がなかったので、テレビアニメ化された時に諸事情で家族の描かれ方が変わったのかな?とうがった推察をしています。
50近いおじさんがアニメのキャラ設定に文句を言ってもしょうがないんですけどね。
TVアニメ小ネタでした。