19ストラディックのメンテナンスをしました。
シマノのリールは17アルテグラ以上のクラスからウォームシャフト方式でスプールの上下運動を行います。
S字カム方式に比べてスプールの上/下死点での動きがスムーズですが、システムが複雑でパーツ数も多くなります。
このリールは大物用に準備したリールですが、遠投用にも使っています。先日の釣行後、僅かですがカタカタ音が出るようになりました。
原因はおそらくウォームシャフトです。シャフトの溝がクロスする部分をウォームシャフトピンが通過する時に発生する音かと。この音はウォームシャフトにグリスを多めに塗れば改善します(誤魔化せます)。
101番のウォームシャフトの溝に沿って91番のウォームシャフトピンが動き、92番のメインシャフトが上下運動します。ここから音がでる事が多い気がします。また、63番の摺動子ガイドが汚れやすいです。ココもグリスアップのポイントです。
全部バラしてグリスアップするのは面倒くさいので、簡単な方法で対処しています↓
本来はオーバーホールがベストです。ただ、音が気になるたびにオーバーホールするのは大変なので、このような手抜きをしています。
ちょっと昔のシマノのリールには注油用のメンテナンスホールがついていたかと。アレ、便利だと思います。防水性能を著しく落とすのでしょうか?復活すれば良いのにと思います。
以上、プチ・メンテ方法でした。
つづく。