先日、車の整備士をしてる友達のように仲良くして貰ってるお客様に船外機の消耗品を購入して貰いました。
そこで、「最近サーモ変えとらんやろ? そろそろ交換せんなんよ!」とサーモスタットも渡しました。「五年ほど前に変えたし大丈夫じゃない?まぁ木下さんが言うんなら・・・」と言いながら持って帰りました。
数日後・・・
「本当にサーモ開きっ放しやったわ(驚)」 って連絡が来ました
サーモ、開いてるでしょ!!
細かい事は分かりませんが、おそらく直接冷却が関係してると思います。
車や船のエンジンのサーモスタットのように間接冷却のエンジンだとサーモスタットの故障も少ないですが、船外機のように直接冷却のエンジンだとサーモスタットの故障が多く見受けられます。おおよそ5年程での点検や交換がお勧めです。
●間接冷却とは
エンジンをクーラント(清水)で冷やし、クーラントを外気(陸、空)や海水(海)で冷やす。エンジンを間接的に冷却します。
●直接冷却とは
エンジンを外気(陸、空)や海水(海)で冷やす。エンジンを直接的に冷却します。
そしてこのサーモスタットが壊れるとどうなるかと言うと・・・
エンジンが冷えすぎて気化したガソリンが液体になりエンジンオイルに混入したり、空気中の水分がエンジン内で結露し、エンジンオイルが白濁した事例もありました。
エンジンオイルが増えたなぁ~、ガソリンの匂いがするなぁ~、何かシャバシャバやなぁ~と感じた方や、ご自身で船外機の整備をされてる方、サーモスタットの点検・交換をして下さいね。