人混みを避けて平日に、上野の国立西洋美術館へ涼みに行ってきました。天井も高く、室内も広々としていてよかったです。観覧者も少なくってじっくり見ることができました。
 

 

 

ポールポジションの絵画は、十字架に磔(はりつけ)になったイエス。宗教画が他にも結構な数、並んでいました。西洋ではキリスト教徒が多いですもんね。

 

 

 

この金色の物体は、指輪だそうです。円筒形の部分に指を通すのでしょう。驚きのあるデザインで、こんなのちょっと欲しいな、と思いました。

 

 

 

聖書のとあるページだったと思います。余白に書き込まれた、落書きのような装飾が楽しい。植物のつるなどを思わせます。
 

 

 

鳥の巣でさえずるヒナへ、エサをあげる若い男女。鳥のヒナってかわいいんですよね。インコをヒナから育てて手乗りインコにした、私の小学生時代を思い出しました。

 

 

 

猟師の仕掛けた罠にはまったキツネ。絵を見ていると、狐がなんだか哀れにも思えてきます。動物虐待との境い目が、わからなくなってきました。
 

 

アルジェ風のパリの女たち。かなりの部分、想像で描いたそうです。ハーレムや後宮、大奥とかはこんな雰囲気だったのでしょうか。ちょっと主になってみたいかも。
 

 

 

遠くへ意識が向かうような並木道。この道を様々な人々が通ったのでしょうね。想像がふくらみます。

 

 

 

羊の毛を刈る、それもハサミで刈る姿は、現代ではなかなか見ることが出来ないのかもしれません。電動のバリカンが多いのだと思います。刈られた羊はさっぱりして気持ちいいのでしょうね。特に暑い時期だったら。
 

 

 

私が好きな動物、ニワトリが描かれた絵と、ミロの抽象画が、最後の大きな展示室にありました。

 


常設展は、展示の大幅な入れ替えは無いものの、あまり混まずにゆったり楽しめるのが魅力です。観覧料も手頃ですし。また気が向いたら、ふらっと訪れてみようと思いました。