世界中の人が、意思の疎通をできるようにと創られたエスペラント語。その中でも私のお気に入りの言葉は、" libereco " 「リベレコ」です。ごく簡単には「自由」との訳語もありますが、エスペラント語ーエスペラント語辞典(PIV)から紹介してくれたブログの「エスペラントな日々」によると、詳しくは以下のような魅力的な意味を持っているそうです。

 

libereco

1.主人に所有されていない、人の状態

2.恣意的な支配に従属していない市民の状態

3.他の国家に支配されていない、国の状態

4.人の行動が障害(妨害)によって制限されていない状態

5.自ら勝ち取った、あるいは与えられた権利

 

そもそもが、国家間、人種間、民族間の対立や戦争を減らしたいとの願いがあって生み出された言語だと思いますから、民主主義や人権や自己決定権を尊重する意味の単語が存在するのも、当然かもしれませんね。学んでみたい気に少しなりました。エスペラント語でしたためた直筆の手紙で、誰か遠くに住む人と文通なんてのも楽しそうです。

 

画像にある星座は、乙女座(おとめ座)です。その恒星のひとつを、リベレコと名付けてみました。乙女座の星のうち、最も地球に近いものでも、11光年も離れているそうです。太陽であるリベレコの周りを回る惑星に、生命が存在しているとすると、どんな営みがそこでは繰り広げられてるのかな、なんて想像しています。地球の人類よりも、はるかに進んだ文明を持つ可能性もありますね。戦争なんかとっくに克服した。

 

以下は、Wikipediaのエスペラント語、概要より。

創案者のラザロ・ルドヴィコ・ザメンホフは世界中のあらゆる人が簡単に学ぶことができ、世界中ですでに使われている母語に成り代わるというよりは、むしろすべての人の第2言語(橋渡し言語、リングワ・フランカ)としての国際補助語を目指してこの言語を作った。ザメンホフは、帝政ロシア領(当時)ポーランドのビアウィストク出身のユダヤ人眼科医で、ユリウス暦1887年7月14日(グレゴリオ暦同年7月26日)に Unua Libro(最初の本)でこの言語を発表した。

 

現在でも彼の理想を追求している使用者が多くいる一方、理想よりも実用的に他国の人と会話したり、他の国や異文化を学ぶためのものと割り切って使っている人もかなりいる。今日では異なる言語間でのコミュニケーションのためのほか、旅行、文通、国際交流(文化交流の場合が多い)、ラジオ(インターネットラジオも含む。無線の場合、短波が多い)、インターネットテレビなど、さまざまな分野で使われている。英語を国際共通語として当然視してしまう姿勢への対抗的姿勢が、とって代わるべき国際補助語としてこのエスペラントを持ち出すこともあった。

エスペラントを話す者は「エスペランティスト」と呼ばれ、世界中に100万人程度存在すると推定されている(使用状況を参照)。