父の善三郎が1970年代に行った、南米旅行の記録です。
笑顔でリャマと並んでます。海運事業のための、視察目的での旅行だったので、背広を着ていたのでしょう。
古い石垣などが残っていました。それにしても、よくこんな斜面につくったものです。
壁は石でつくり、屋根は草などで葺(ふ)いていたのでしょう。窓は小さめです。
マチュピチュという遺跡は有名ですが、これらの写真がそれかどうかは不明です。
街並みの遠景。50年前のものですが、現在のとさほど変わらない気もします。
自動車も写っている街並み。平べったい乗用車が70年代っぽいデザインかな。鉄塔の上にパラボラアンテナも見えます。
教会の前と思われる広場に、集まっていた人々。髪の長い女性が、三つ編みにしている姿が写っています。
上空から眺めた、おそらくアマゾン川と川べり。光合成により、酸素がいっぱい作られていた場所ですね。
川に面した熱帯雨林の森。森の中にはいろんな生き物がいそうです。
丸木舟。よくぞ丸太を削って、こんなちゃんとした舟にしたものだと思います。
看板にアマゾンロッジ イキトス、とあります。イキトスはペルーにある都市。写っているのは父の泊まった宿かもしれません。油断するとワニに食われそうなスリルあるロケーション。
先住民の子どもを集めて記念写真。父も写っています。長い棒は吹き矢だったと思います。
草を束ねたような舟に乗って、楽しそうな父。場所はチチカカ湖あたりかな。
父が起業した海運会社は、軌道に乗ることなく終わりましたが、それでもよく挑戦をしたものだなあ、と今も感じています。当時は足踏み式の空気ポンプや、小さなレコードプレーヤーを輸出しようと考えていました。自由にしたいことをした人生だったと思います。