の•ようなもの の ようなもの | 今日も映画馬鹿。

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森田芳光 監督

長編デビュー作「 の・ようなもの 」を

ずっと森田作品の助監督だった

杉山泰一監督が
デビュー作として撮った

35年ぶりの続編



の•ようなもの
の ようなもの



    を観て来ました。











ユルいながらも落語が題材と云う背景を

上手く押さえた愉快な作品。

未だに前座の脱サラ落語家 出船亭志ん田( しんでん )役に

松山ケンイチ
さんがピタリとはまります。











前作は、落語を題材にしたコメディテイストの群像劇の趣きでしたが、

今回は、落語の世界を底に据えた人情噺になっている空気感が心地良いです。



前作の主人公で今は落語の世界から退いている

伊藤克信さんが演じる 出船亭志ん魚( しんとと )を

松山ケンイチさんの志ん田が探し出し

再び落語の高座に引っ張り出そうとする経過と共に

登場人物それぞれの成長物語を絡める構成が効いています。



師匠になった志ん米の 尾藤イサオ さんや

兄弟子志ん水役の でんでん さんなどは、

同じ役で再登場し35年の歳月に憂いを与えます。

そして 北川景子 さんが、志ん米師匠の娘役でヒロインを演じ

下町っ娘のハッチャケた感じを上手く表現していて見モノです。



さらに

佐々木蔵之助 さん、鈴木京香 さん、塚地武雅 さん、鈴木亮平 さん、

笹野高史 さん、仲村トオル さんなどの

豪華な面々が、ほんのチョイ役で登場し笑いを誘います。





最近では、ありそうで中々ないホンワカする日本映画。

森田芳光監督の後期作品の柔らかさを継ぐ温もりのある映画になりました。




















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