リザとキツネと恋する死者たち | 今日も映画馬鹿。

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映画あれこれ。ときどき音楽。たまに戯言。おまけに麺。







ハンガリー発

クセになる系で摩訶不思議な

日本の狐憑きをモチーフにした

ヘンテコなファンタジー




リザとキツネと
恋する死者たち

LIZA THE FOX-FAIRY



 を観て来ました。














何だか不思議な国ニッポンへの

斜めからの妙なオマージュが日本人にはコソバユイけど

よくあるチャイナ寄りの勘違い模写が無いので

観ていて変に嬉しいところがある奇想天外なブラック・ファンタジーです。










舞台は、ブタペスト。

日本大使未亡人の住み込み看護師のリザは、

日本の恋愛小説が大好きで

リザの周りには、彼女しか見えない

幽霊の日本人歌手トミー谷がうろつき

昭和歌謡を歌い上げて彼女を励ましています。






トミー谷とは、

若い方は知らないでしょうが

昭和の日本に実在した舞台芸人で

ソロバンを楽器代わりに鳴らしながら

変な英語を混ぜた歌と喋りで人気だった

トニー谷さんのパロディです。







恋に奥手だったリザが、

日本大使未亡人がベッドから落ちて死んだのを機に

彼女の前に次々と男たちが現れますが、

その男たちが片っ端から謎の死を遂げます。










兎に角、トミー谷の変な昭和歌謡が耳に残ります。



昭和歌謡が唐突に流れる洋画と云えば

作年公開された「 嗤う分身 」があり

そちらは「 ブルーシャトウ 」などの既存曲が流れましたが

本作は、オリジナル曲であり

コレが中々良く出来ていて感心しました。



キテレツでシュール感満載で

万人受けはしないと思いますが、

ハマる人には、

ツボを突かれまくりの侮れない怪作だと思います。


















さて大晦日です。

この記事にて本年のブログ締めとさせていただきます。



今年は、映画館で観た映画の感想を全て書いて終われました。

本年もお付き合い頂き有難うございました。

いつも読んで頂いいた皆さんには感謝しております。



どうぞ良い年をお迎え下さい。

来年もよろしくお願い致します。










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