ベン・スティラー 主演
ショーン・レヴィ 監督 による
人気シリーズ3作目にして最終章となる
ナイト ミュージアム
エジプト王の秘密 IMAX字幕版
NIGHT AT THE MUSEUM: SECRET OF THE TOMB
を観て来ました。
それ以上でも、それ以下でもない
安住の地に足を下ろした
冒険活劇の見本と云える王道の娯楽作です。
前2作を観ていれば何の説明もいらずに
お馴染みのキャラクターたちの冒険談に身を委ねて楽しめる作品です。
ベン・スティラー という当代きってのコメディ俳優を中心に据えて
博物館と云う限られたの枠の中で歴史上の偉人や古代人キャラに置物などを自在に動かして
スペクタルにすらしてしまうと云う卓越したアイディア自体が既に不動の成功要素ですが、
3作目ともなれば流石にマンネリ感が出るところを
ニューヨークを飛び出し大英博物館へ主要キャラを乗り込ませて
新たに面白味を膨らませると云う新技を繰り出し難を飛び越えます。
クライマックスにカメオ出演である大物俳優を配するなどのサービス精神も怠らない
紛れもなく誰が見ても楽しめる誠に由緒正しいエンターテイメントの真髄と云えるでしょう。
シリーズ3作を通して セオドア・ルーズベルト を演じてきた
悲しくも ロビン・ウィリアムズ の遺作となってしまいましたが、
信頼ができて温かくユーモアがある役柄は、
その終盤の最期の台詞も含めて実に相応しく彼らしい花道だったのではないでしょうか。
今は、天国でゆっくり安らいでいることと思います。