エディ・マーサン 主演による
イギリスとイタリア合作の人間ドラマ
おみおくりの作法
STILL LIFE
を観て来ました。
観終わった後に
ジワジワと余韻を残す作品に弱い身には、
至極タマラナイ映画でした。
ジョン・メイ
44才。
ひとりで死んでいった
身寄りがない人たちの最期の道をつくる
几帳面な地方公務員。
ギャング・オブ・ニューヨーク
21グラム
ベオウルフ
Vフォー・ヴェンデッタ
M:i:III
ハンコック
シャーロック・ホームズ
アリス・クリードの失踪
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
戦火の馬
スノーホワイト
ジャックと天空の巨人
ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
などなど
大作からインディーズ系作品まで
いい人から悪役までを幅広く演じて来た
イングランドの名バイブレーヤーである
エディ・マーサン ありきの珠玉作です。
基本真面目で几帳面な堅物ですが、
端々に滲ませるユーモアが何とも可笑しい ジョン・メイ。
しかし、孤独な人の死を敬う仕事をしている本人が、
実は一番寂しい人生なのだと云う解釈の先にあるもの・・・
かなり切ない結論を提示しながら
二重構造のクライマックスに隠された真実が
果てしのない豊かな余韻を奏でる
小品ながら大きなものを残す名篇です。
実は、ずっと気になりつつも
「 おくりびと 」の匂いを強く感じ
観るのを躊躇していたのですが、
そのあまりの評判の良さに観に行った訳であり・・・
これは、本当に観ておいて良かったです。
と云うか観なければならない秀作でした。