どうにも占星術で一番大事なことが占い界隈で言及されていないのがモヤつく。
その前に占星術について基本的な情報を整理すると、
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Wikipediaより引用。
占星術または占星学は、太陽系内の太陽・月・惑星・小惑星などの天体の位置や動きなどと人間・社会のあり方を経験的に結びつけて占う(占い)。
占いとは様々な方法で、人の心の内や運勢や未来など、直接観察することのできないものについて判断、予言することや、その方法をいう。
運命
人の意思をこえて幸・不幸を与える力、元から定められている巡り合わせ
天命とは、天から与えられた命令のことである。
天は、東洋思想の鍵概念のひとつで、人の上にある存在、人を超えた存在をあらわす。
(キリスト教)万物を創造した唯一の神がいる世界を漢字で表すために「天」が用いられている。「天主」とは神のこと。「天使」とは神の使いのこと。
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占いと宗教との関係
旧約聖書のイザヤ書には、雲の形を読む卜者(2章6節、57章3節)、肝臓占い、あるいは口寄せによる占い師(8章)、星占いや夢説きをする占い者(3章2節、44章25節)が糾弾され、エゼキエル書21章26節では、バベルの王が、「矢をすばやく動かし、神の像に伺いを立て、肝臓を見て」占ったと書かれている。
アブラハムの宗教
占いは古代から行われてきたが、アブラハムの宗教ではこれを異教のものとして否定している。例えば旧約聖書では『民数記』18章9-14節、23章23節、『サムエル記』15章23節、『エレミヤ書』27章9節、新約聖書では『使徒行伝』16章16-19節、『クルアーン』では4章90節で邪悪な行いとして退けられている。
これら三つの唯一神教は共通して占いを悪魔や悪霊のわざとしている。とはいえ中世のキリスト教圏、イスラム世界では占星術が行われていた。
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AI による概要
キリスト教と占星術の関係は複雑で、一般的にキリスト教では占いは忌み嫌われます。しかし、占星術の歴史や解釈は、キリスト教の教えや文化と深く関わってきた側面もあります。
キリスト教と占星術の関係:
占いの禁止:
キリスト教、特に旧約聖書では、占いや呪術を禁じる記述があり、占星術もその一つとして忌避される傾向にあります。
中世の解釈の変化:
中世になると、占星術を「天体の影響を研究する学問」として捉え、神の創造物である天体の動きを研究することは、神を理解する一助になると考える人も現れました。
占星術とキリスト教の融合:
一部のキリスト教徒は、占星術を聖書の内容を解釈する手段として利用したり、キリストの誕生を告げた星を「ベツレヘムの星」として崇拝したりするなど、占星術とキリスト教を融合させた考え方を持つこともありました。
現代の解釈:
現代では、占星術を疑似科学として捉える見方が一般的ですが、一部のキリスト教徒は、占星術を「自己啓発」や「セラピー」として利用する傾向も見られます。
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占星術とは占いであり、占いとは運命を読むもの。
運命とは天界からの命令であり、天とは神に言い換えられる。
キリスト教は神の領分を踏み越える占星術を否定したが、一部の信者は神の権威を補足する趣旨でお目こぼし的に占星術を肯定している。
非西洋、非キリスト教圏の日本ではカルト宗教によるテロ事件や霊感商法を切っ掛けに、キリスト教圏とは別の意味で大っぴらに神について語ることはタブー視され、占い界隈でも論じられない。
しかし占星術とは天命を読むものであり、天である神に触れないのは不自然だ。
私の考える占星術とは運命を読むものであり、運命にはシステムがあり、システムには製作者がおり、製作者とは神、またはそれに準じる存在である。
占星術とは神もどきの命令を盗み読む行為であり、神もどきに対する情報戦、ハッキングである。
この大前提が占星術において最重要であり、これを承諾しないまま占星術を学んでもただ現世利益を追求する俗物に堕するだけだろう。
この世に神(もどき)はいる。
それゆえ無神論は全くの間違いである。
キリスト教も占星術を否定し、占星術もキリスト教が悪魔扱いする古代ギリシャや古代ローマ、果てはインドやイヌイットの神さえ小惑星の象意に使用するため、キリスト教とは相容れない。
一部のキリスト教信者が占星術を肯定しようとも占星術の方はキリスト教を否定し、間違いだと(少なくとも私は)断じる。
①神(もどき)の実在の肯定。
②無神論の否定。
③(小惑星の象意としての)古代多神教の神々の肯定。
④一神教の否定。
ここを曖昧にするのが処世術だろうが、本気で占星術を肯定するなら世界の大半を思想的に否定せねばならない。
このスタートラインに屹立することが占星術に携わる上で一番大事なことだと私は考える。
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Wikipediaより引用。
インテリジェント・デザイン
「知性ある何か」によって生命や宇宙のシステムが形作られたとする理論
創造論とインテリジェント・デザインは似ているがやや異なっている。創造論は、クリスチャン(やムスリムなど)が聖書(やクルアーンなど)を信じ「聖書は神ヤハウェの言葉であり、聖書の記述は全て正しい。創世記に書かれている天地創造や生命の創造に関する記述も正しい。よって宇宙も地球も地球上の生命もすべて神ヤハウェによって創造された」と信じて自然を眺める考え方である。
それに対してインテリジェント・デザインは、まず自然の領域を積極的に観察することから出発し、生命の中に精妙さ、高度さがあることを認め、驚嘆し、そこから「こんなに精妙なことは自然に起きるはずがない。だとすると、地球上の生命は知能の高い設計者によってデザインされたはずだ。この精妙さは、知能ある何かが関与した証拠だ」という推論を行い結論に達するという考え方である。
よって、両者は思考のスタートが異なっているが、生命は誰かによって設計されたという点で同じ結論に至る。
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このID論は少なくとも占星術に関して正しい。
占い界隈で神に言及することがはばかられるなら、せめてID論風に「知性ある何か」の実在を運命システムの出発点として確定させないと、占星術を内包する世界観を確立、普及されることができないのではないか?
また逆にID論にとっては占星術が当たることがその証明に最大の貢献をするものと思われる。
ただ占星術を科学的に検証する科学者自身が占星術について無知、または既存の占星術師自身が占星術について無知である実情から、占星術の科学的証明に高いハードルがあるのが現状のようだ。
①ID論を証明するための占星術→占星術師の責務。
②占星術を証明するための統計学→科学者の責務。
②が思うようにいかない場合、占星術師は①の占星術研究の更なる発展のみならず、統計学的な証明を他人任せにせず、自分で統計学を勉強し、立証しなければならないのかもしれない。
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https://note.com/mayuko_kageshita/n/n9318790f9297
自殺と星の動きには、何らかの関連性があるはずで、それは、ホロスコープのなかに現れるに違いないー。
調査は、この仮説を検証するためにおこなわれた。
(中略)
そしてどのような結果がでたかというと・・・何もない。
皆無という結果が出た。
(中略)
上岡さんが鏡先生に
「飛行機事故にあった人はなぜその事故にあうことが事前にわからなかったのか?」と聞いたんです。
(中略)
そのとき鏡先生はどのように返事をしたかというと
「人間の命っていうのはそういうので割り切れるものじゃない」
という風におっしゃったんですよね 。
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この自殺の占星術における統計学的な調査は1970年代に行われたそうだが、その頃はまだ小惑星の研究が進んでなかったのだろう。
セドナやオルクスの発見が2004年頃なので仕方がない。
昨今もそこまで進んでないが、少なくとも現代に生きる今の私ならセドナやオルクスが効いてることを指摘できる。
私が今抱いてる野心は、私のオリジナル占星術全てを使って今一度大々的な占星術の統計学的な調査を行うというものだ。
現状何から手をつければ良いのか何も分かってないが、当面の究極的目標が占星術の学術的証明と科学としての復権なのは世の全ての占い師が一致する所だろう。