忌み子とは忌まわしい子どものこと。
私が定義する占星術的な特徴は、家族にあって一人だけ他の家族との相性で凶星が支配的なケース。人は縁あって親を選び、この世に生を受けるが、本来は親と吉星を重ねることで良好な関係を結び、社会で活躍する土台を作る。
それが凶星ばかり重ね、母親だけでなく他全ての家族と凶星を結び、家庭内で一人だけ四面楚歌、孤立無援で逆風にさいなまれるのが忌み子だ。
・三田佳子の場合
高橋祐也。1979年12月9日
三田佳子。1941年10月8日
TセレスM海王星
祐也氏の愛情が三田さんの妄執で溶かされる？
または三田さんの空想、芸事を祐也氏が愛す。
T冥王星M太陽ジュノー火星
三田さんの人格、信頼、活動を祐也氏が破壊。
T太陽海王星Mパラス
三田さんの仕事と祐也氏の人格がぶつかり、三田さんを溶かす。
TキロンM月
三田さんの心を祐也氏が傷つける。
TジュノーMなし
TなしMセレス
祐也氏は三田さんを信頼せず、三田さんは祐也氏を愛さない。
これは相対的なもので、ジュノーセレスが絡み合う「本当の家族」と比べそうだということ。
悲しいがこれが忌み子だ。
森宮 隆。1975年1月19日
TセレスMジュノー月
兄は弟を信じ、弟は兄を愛している。
相思相愛。
この時点で祐也氏は忌み子ではない。
忌み子とは孤立無援が条件であり、彼の場合単に母親との相性が悪いだけだ。
T太陽M月
弟の人格と兄の心が通じあっている。
TジュノーM太陽
弟は兄の人格を信頼している。
T金星M土星
弟の快楽主義を兄が制限する。
これは凶星が乗ってるが、むしろ指導として正しい。
・母親と兄
母親セレス、兄火星
母親は兄の活動を愛している。
母親太陽ジュノー、兄冥王星月
兄は母親の人格を壊すが、母親は兄の心を信頼している。
母親キロン、兄水星金星
母親は兄の考えや好みを傷つける。
母親冥王星、兄太陽
母親は兄の人格を壊す。
母親海王星、兄ジュノー
母親は兄の信頼を溶かす。
または兄は母親の夢想的な部分、芸事を信頼している。
こちらは吉星が重なる部分もあるが、多くは凶星が乗っている。
兄弟間差別の気配もある。
むしろ兄弟が結託して母親に対抗しているようにも思える。
三田佳子さんの家庭は忌み子でなく毒親パターンかもしれない。
しかしそれは星の定めで決まっていることで、どこまで本人に非があるのか？
兄弟が前世の三田さんに恨みがあり、復讐しに生まれたというストーリーも描ける。
もちろん確証はない。
ただ言えるのは、家族間で相性が悪いのは不幸の始まりだ。
救いは三田兄弟の好相性であり、兄弟で支え合っているなら何だか泣けてくる。