先行日食は今生の宿命のうち、目的を示すとされる。
先行月食はその手段。ウラニアは占星と天文の女神。
モイラは運命の女神。
ともに占星術と運命術に関わると思われる。
これらの星に着目し、有名占い師のうち生年月日が明らかな人を調べてみると、
鏡 リュウジ
1968年3月2日
ウラニア、牡羊座24.08
先行月食、牡羊座24.22
モイラ、牡羊座24.39
オーブがタイト。
星 ひとみ
1980年7月22日
先行日食、水瓶座26.50
モイラ、水瓶座26.56
オーブがタイト。
この2人はランキングサイトの上位に位置するだけあってちゃんと宿命と占いが星で繋がっている。
占い師の資質は有りと見る。
ゲッターズ飯田
1975年4月4日
先行日食、射手座21.16
モイラ、射手座24.39
オーブ3度。
マドモアゼル愛
1950年1月25日
先行日食、乙女座18.49
ウラニア、乙女座23.38
オーブ約5度で緩め。
細木 かおり
1978年12月11日
先行月食、魚座23.35
ウラニア、魚座30.11
オーブ約7度でかなり緩め。
Keiko
1963年11月2日
先行月食、山羊座14.10
ウラニア、山羊座25.35
オーブ約10度でほぼ無効。
ただし出生時間が12:00なら、
月、牡牛座16.46
ヴァルナ、牡牛座21.39
モイラ、牡牛座22.21
月がもっと進めばドンピシャ合もあり得る。
月は無意識でありヴァルナは真実。
無意識から真実を導き、運命を読み取る象意になる。
Wikipediaより。
>月を使った開運法「Lunalogy」
>および新月・満月を使った願望達成法「Power Wish」創始者。
月・ヴァルナ・モイラがタイトに合なら月を使ったKeiko氏の業績と一致する。
島田秀平
先行日食・先行月食とモイラ・ウラニアの絡みなし。
木下レオン
なし。
シウマ
なし。
細木数子
なし。
リズ・グリーン
なし。
ただし「なし組」のなかにはドラゴンヘッド(願望の具現化)と絡みがある人もいたので、彼らが占い師として名を馳せてるのはそのためかもしれない。
そのタイプの場合、占いは自己実現の道具、ひいては商売道具なのだろう。
(ちなみに●の技法の著者はドラゴンテイルとモイラが合であり、テイルは現実の無意識化、抽象化なので運命をあの世へ還す、いわば終活としての運命術を星の定めとして持っていたと言える。)
また、他の小惑星が占いと関係している可能性もある。
今回はウラニアとモイラに限定しているので別角度の資質がないとも言えない。
●おまけ(太陽とウラニアが合)
松村潔
1953年3月13日
太陽、魚座21.45
ウラニア、魚座22.34
関口シュン
1957年5月22日
太陽、牡牛座30.16
ウラニア、双子座2.20
こちらは宿命ではなく太陽のエゴが占いをその表現法として採用していると見なせる。
宿命とエゴの違いは前者がやらずにはいられないのに対し、後者は自分の意思で選択的に判断した結果といったところ。
この二人にとって本当の宿命は他にあり、占いは飽くまで前座なのかもしれない。
特に松村潔氏は瞑想などスピリチュアルな方向への傾倒が目立つので、本命はそちらか。
また太陽でなく土星とモイラが合の人もおり、その場合運命が苦行となっていると思われる。
運命の苦しさから思い悩み、占いを学ぶが、それが宿命とは限らないということ。
ジョナサン・ケイナーは冥王星とウラニアがオーブ2度で合だが、彼の占星術師としての世界的な権威の源はこれの作用だろうか。
モイラやウラニアと太陽、月、土星、冥王星といった重要な星との合も占い師の資質の証として使えるようだ。
水星や金星まで許容すれば結構な人数が適合するだろうから、占い師をふるいにかける意義は薄れる。
またジョナサン・ケイナーの場合、先行月食とヴァルナがタイトに合であり、真実の開示が宿命的手段と言える。
真実を司るヴァルナもまた占い師の資質を示す有効な小惑星なのかもしれない。
高尾 義政
1941年9月13日 - 1990年6月1日
算命学を日本に伝えた。
火星ヴァルナ、オーブ4度で合。
真実を求めた行動。
ウラニア・セレス、オーブ2度で合。
占いを保護。
→算命学の伝承に尽力。
ちなみに私は先行月食とウラニアがタイトに合。
先行日食とモイラがタイトに合。
つまり鏡リュウジ氏と星ひとみ氏の良いとこ取りをした形だ。
自分と占いの関わりがどの星の効果か疑問だったが、ウラニアだけでなくモイラが効いていたことが今回分かった。
我田引水のようだが、占い師の良し悪しの判断材料にこの手法を使うのは有効だと思う。
まあ、ウラニアやモイラを宿命に持っていたとしても当たるとは限らず、信じすぎるのは毒だと思うが。