>宇宙、生命、時空、人体、方位、運命
数理を解釈すると運命の前に方位がある。
これは星の運行により定まる運命より地球上での位置情報が重要であることを意味するものと思われる。
(人体は更に先行している。)
実際、事件事故に際し運の良し悪し以前に被害エリアに居るかどうかが問題となる。
不運なその場所に居る居ないはそれこそ運かと思われるが、何百人も犠牲になる飛行機事故などは全員が不運なわけもなく、不運なのは特定の航空便であり、それにさえ乗らなければ多くの人が助かったと思われる。
それは自然災害や戦争も同じで、噴火や津波のタイミングで被害エリアに居なければ助かる。
戦争においても軍事基地や軍需工場の近くに居なければ空襲を受けることなく助かる。
そしてそれらの危険情報は多くが事前に知らされているものだ。
つまり、人の意志や機転で回避可能。
東日本大震災でも地震発生の数ヵ月前に未来の被災地に引っ越し、亡くなった人もいる。
逆に被災地から安全地帯に引っ越し、被害を回避した人もいるだろう。
あるいは過去の津波情報を知り、転居先の候補から除外した人とか。
それを思うと今居る自分の居住地や生活エリアは安全かどうか気になる。
東日本大震災の被曝エリアは偏西風により汚染物質が太平洋に流れ大幅に減じられたが、あれとて風向きのタイミングが悪ければ首都圏は今も立ち入り禁止区域だった。
日本の国運が悪ければそんな別の世界線もあり得ただろう。
方位術というと現在地から見てどの方角が吉か凶かを問うものだが、それ以前に今居る場所が将来何らかの被害に遭うかどうか。
それこそ何とかして知りたいものだ。
あいにく私はその術を知らないし、霊感や未来視でもできないとその極秘情報にアクセスすることはできないのかもしれない。
運命に先立って存在する位置情報の吉凶とその不条理。
方位術は重要な占術の1ジャンルだが、水源や鉱脈を探り当てるダウジングとは逆の凶位置を明らかにする占術技法はないものか?
このテーマも大変奥深く、探求すべき課題だ。