NHKの「ヒューマニエンス」で肛門をやっていた。
その中でヒトを含む脊椎動物さえも細胞分裂の最初に作られるのは肛門だとあった(新口動物)。
チャクラも肛門や生殖器の付近を第1とし、その始まりに規定している。
それは生物進化と同期し、かつて口と肛門が一つだった原始生物の頃からの流れだ。
六行だと肛門・生殖器は冥、腸・子宮は土、胃は火、心肺は木、喉・声帯は金、眉間・目鼻は水。
(両生類・爬虫類・鳥類は肛門と生殖器が一つの穴。)
心肺の木は感情で言うと愛。
心肺は呼吸を司り、肺で酸素を取り込み心臓の血流により全身に行き渡らせる。
酸素は植物が太陽光を光合成でエネルギーに変換する際生まれ、そのエネルギーで有機物を作り、それを食べて生物はエネルギーを取り入れる。
そのとき有機物の分解に必要なのが酸素であり、その仕組みはこちらに詳しい。
つまり、木・植物の酸素は心肺から生物にエネルギーをもたらし、そのお陰で我々は生きている(インド哲学のプラーナ)。
それが愛であるということは、詰まるところ植物愛を意味する。
愛とは人間の感情だと「好意の量的臨界突破が生み出す質的変化」だが、その文脈とは少し異なる。
植物愛は自然愛、自然崇拝や環境保全と言い換えても良い。
生物は植物なくして生存できず、植物は太陽なくして生存できない。
ゆえに植物愛は太陽愛、太陽崇拝にたどり着く。
愛の定義は「異物との和合、融合、合一」とも規定できる(反対の憎悪は「異物の排泄、排斥、排除」)。
この異物とは我々生物にとって植物であり、植物との和合、共存共栄こそ愛、特に「生物的な愛」だと分かる。
植物愛の欠落した人間は環境破壊を苦にしないが、そのしっぺ返しは必ず自らが受けることになる。
あまり綺麗事は言いたくないが、自然との共生を忘れた現代科学文明は六行という「物の道理」から見ても正道を逸脱していると言わざるを得ない。
ちなみに六行は図にするとこうなる。
__4,木___7,光明
_↗️___↗️
3,火___6,水
⬆️___⬆️
2,土___5,金
_↖️___↖️
__1,冥___4,木
この光明は人体なら頭頂部の第7チャクラであり、宇宙意識や悟りを表す。
それを直に太陽に例えても差し支えないだろう。
六角形の頂点に植物があり、一方で太陽もまた頂点の背後に隠されているということだ。
この図を縦に並び替えるとこうなる。
__7,光明(頭頂部)
_↗️
6,水(眉間、目鼻)
⬆️
5,金(声帯)
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__4,木(肺、心臓)
_↗️
3,火(胃)
⬆️
2,土(腸、子宮)
_↖️
__1,冥(肛門、生殖器)