手相の横線 | 運命ハック

運命ハック

オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。

手相には縦線と横線があり、縦は吉、横は凶と言うのが定説である。

横線と言えば感情線や知能線、生命線だが、これは六行で言えば火、水、冥の三つであり、原始の三角形だ。

縦線は財運線が金、太陽線が木、運命線が土。
これは六芒星において水、火、冥の三角から派生した第二の三角であり、第一が自分自身なら第二は他者との関わりを意味し、社会的側面を表す。

故に横線の意味する所も自分自身にまつわる事柄であり、それは端的に言えば利己主義、エゴである。
横線が一般的な手相で凶とされるのは利己が社会とぶつかり、損失を出すからであり、六行の理屈に適っている。

ただ横線の中には結婚線など良い意味の線もある。
これはどう言うことかと言うと、結婚に関してはライバルを押し退けるようなエゴも必要であり、利己主義が状況次第では吉に変じることを示している。

ちなみに結婚線のある小指の下の丘は九星では風であり、社交性を示す。
ここにエゴの横線があると社交において我を貫き、異性に関しては結婚に漕ぎ着けるバイタリティーがあることを表す。

これが独自性や独創性を表す雷の丘、一般的な手相では月丘と呼ばれ、手首のすぐ上で小指側の膨らんだ場所に横線があると、放縦線と言う自分勝手でワガママな凶線となるが、これも当然の結果で妥当性がある。

もし月丘に縦線があれば利他的な独自性や独創性を発揮する意味となり、小指の下から月丘にかけて弧を描く長い縦線がある場合、直感線と呼ばれる。
これは風の社交性と雷の独創性を利他的精神で結ぶことで、特異な直感力を有すると規定されるわけである。

また、縦線は人差し指から小指までの4本に向かうが、それらが社会性や利他性を表すなら、利己性の親指との比率は4:1である。
社会的に吉とされる利他と利己の配分はその案配が良いのだろうと指の比率から推測される。

結論としては横線は確かに凶な側面が多いが例外もあり、横線の多さを過度に気に病まず、その意味するところは単に我が強くエゴイスティックだからその部分は改めた方が良いぞと言う程度の意味に捉えれば、手相と上手く付き合えるように思う。

何にしろ手相は運命でなく単なる脳のコンディションの表れに過ぎないのだから、考え方や生き方を変えれば脳が変わり、手相もそれに付随して変えられることを理解していれば恐れることもない。