さて、聖徳太子の続きです。
生誕 574年2月7日(敏達天皇3年1月1日)。
0~9~12~24時(小数点以下、60進法)。
太陽 水瓶座18.14~18.37~18.44~19.14
月 山羊座10.08~15.07~16.49~23.63
水星 水瓶座0.02~山羊座29.54~29.52~29.44
金星 山羊座21.59~22.26~22.36~23.13
火星 水瓶座6.19~6.37~6.43~7.06
木星 山羊座29.57~水瓶座0.02~0.04~0.11
土星 射手座9.59~10.01~10.01~10.03
パラス 牡羊座12.25~12.35~12.38~12.51
・太陽水星。
射手座18度、「日除け帽を被っている子供たち」、羽目を外してやり過ぎる人達を抑制し、保護する。
蟹座11度、「しかめ面をするピエロ」、周囲が盲従する権威を皮肉り、茶化す。
魚座11度、「光を探している男たち」、超越的な事柄に関心が湧き、より大きな達成を求めて突破口を探す。
牡羊座18度、「空(から)のハンモック」、日々の反復的行為で損なわれた主体性を回復させる。
魚座11度、「光を探している男たち」、超越的な事柄に関心が湧き、より大きな達成を求めて突破口を探す。
蠍座11度、「救助される溺れた男」、自分の安全を犠牲にして大きな賭けに出て、失敗すれば悲惨だが成功すれば深い絆を作る。
超越を求めて権威を皮肉り、やり過ぎた人には抑制を促す。
犠牲的な挑戦に臨み、超越を試みるも傷ついた場合は日々の反復で立ち直る。
太陽水星は知性です。
これは木星と同じですね。
・太陽金星。
射手座10度、「金髪の幸運の女神」、自分の精神的な体験を誇張気味に広める。
蟹座19度、「結婚の儀式を遂行する司祭」、相手を助け、祝福し、特別な力を与えることができる。
魚座19度、「弟子を指導する巨匠」、自分の知識を体験的に学習させる。
牡羊座26度、「持ちきれないほどの贈り物を所有する男」、思い付きを片っ端から実現、アイデアマン。
魚座3度、「化石化された森」、価値ある思想の保存。
蠍座3度、「棟上げ式」、仲間との大きなプロジェクト。
弟子に体験的に教え、司祭のように祝福し、それを誇張気味に広める。
仲間と一大プロジェクトとして価値あるものを保存し、
片っ端からアイデアを実現する。
太陽金星は快適さです。
射手座10度のサビアングループは土星と同じですね。
アイデアに溢れた一大プロジェクトを司祭のように祝福し、広めることに心地よさを感じる人です。
・太陽火星。
射手座24度、「家のドアに留まっている青い鳥」、自分の考えが確立された後も異なる意見に対して閉じない開かれた態度。
蟹座5度、「列車に破壊された自動車」、戦闘的に突進してより強い力に淘汰される。
魚座5度、「教会のバザー」、付加価値をつけるコピーライター。
牡羊座11度、「国の支配者」、国家権力。
魚座18度、「巨大なテント」、多くの人を興奮の渦に巻き込むエンタメ・イベント。
蠍座18度、「豪華な秋色の森」、自閉と解放を繰り返し、少しずつ成長。
物事に宗教的な付加価値を付け、それが社会から潰されようとも開かれた心を保つ。
緩急を付け、多くの人を興奮の渦に巻き込み、国家権力を振るう。
太陽火星は行動パターンです。
個が集団に淘汰される経験を持ちつつ、国家権力ですのでそれを背景とする行動原理を持ちます。
これも天皇の補佐として高い地位にいた聖徳太子らしいですね。
・太陽木星。
射手座18度、「日除け帽を被っている子供たち」、羽目を外してやり過ぎる人達を抑制し、保護する。
蟹座11度、「しかめ面をするピエロ」、周囲が盲従する権威を皮肉り、茶化す。
魚座11度、「光を探している男たち」、超越的な事柄に関心が湧き、より大きな達成を求めて突破口を探す。
牡羊座18度、「空(から)のハンモック」、日々の反復的行為で損なわれた主体性を回復させる。
魚座11度、「光を探している男たち」、超越的な事柄に関心が湧き、より大きな達成を求めて突破口を探す。
蠍座11度、「救助される溺れた男」、自分の安全を犠牲にして大きな賭けに出て、失敗すれば悲惨だが成功すれば深い絆を作る。
超越を求めて権威を皮肉り、やり過ぎた人には抑制を促す。
犠牲的な挑戦に臨み、超越を試みるも傷ついた場合は日々の反復で立ち直る。
太陽木星は生き様です。
ここでは悟りを求める仏教的な求道心が強調されてます。
水星の知性も同様です。
・太陽土星。
天秤座28度、「輝く影響の最中にいる男」、細かな差異への関心が薄れ、全体の共通点に意識が向く。
乙女座1度、「男の頭」、目に見える対象に集中し、外面的な理解を確立する。
牡牛座1度、「清らかな山の小川」、遺伝的・家系的資質が活性化して最も相応しい境遇に引き込まれる。
双子座8度、「産業労働者のストライキ」、能力や努力の差異を無視した権利の主張。下克上。
山羊座21度、「リレー競走」、仲間と協力しながら競争する。
乙女座21度、「少女のバスケットボールチーム」、これまで以上の高い目標のため、協力的に働く。
運命に導かれ、細部を凝視しながら全体の共通点を把握する。
高い目的のため仲間と協力し、下克上を果たす。
太陽土星は困難な課題です。
これは物部氏を滅ぼしたあれですね。
見事課題をクリアしたと思います。
・太陽パラス。
水瓶座30度、「アーダスの咲いている野原」、人類共通のルーツに回帰し、普遍的な共感に至る。
牡羊座29度、「天球の合唱隊が歌っている」、場の空気を読み、すべき事を直感的に掴み取る。
射手座29度、「芝を刈る太った少年」、属する共同体で役割をこなし、人の役に立つ。
水瓶座5度、「先祖の委員会」、見えない共同的意識との共鳴。
牡牛座24度、「馬にまたがり骸骨の締め具をつけたインディアン」、大切なものを守るため敵を叩きのめす防衛的な力。
山羊座24度、「修道院に入る女」、伝統の内奥に近づき、行動が内向きになる。
属する場の空気を読み、役割を果たし、普遍的な共感に至る。
内面に沈降し、一度引きこもることで外敵を討ち滅ぼそうとする見えざる共同体の意思に共鳴する。
太陽パラスは敗北、または逆転勝利です。
国内においては物部氏を、国外では大国・隋に対して共同体の見えざる空気を読んだ行動を取っていたようです。
物部氏は蘇我氏と協力して討伐できましたが、隋には敵わず、二度目の遣隋使では「日出ずる国の太子より云々」と国書では強気に振る舞った一方で内実は隋の風習に合わせて外交方針を改めていました。
この辺は読むべき場の空気が日本のみならず中国にまで拡大したことが分かります。
パラスなので、それが敗北か勝利かは微妙なところです。
・火星木星。
射手座6度、「クリケットゲーム」、正々堂々と紳士的に戦う。
蟹座23度、「文学界の集まり」、批評能力、教養、言葉の巧みさ。
魚座23度、「精神主義的な現象」、慣習に反して理想を具現化。
牡羊座6度、「一辺が明るく照らされた四角」、環境に組み込まれた歯車。
魚座23度、「精神主義的な現象」、慣習に反して理想を具現化。
蠍座23度、「妖精に変容するウサギ」、荒々しい衝動を洗練させ昇華。
理想を具現化する言葉の巧みさがあり、正々堂々と戦う。
荒々しい衝動を洗練させ、理想を具現化し、環境に組み込まれる。
火星木星は加速する行動です。
理想を実現する攻撃的な弁舌力がありそうです。
・火星土星。
天秤座16度、「流されてしまった船着き場」、変な人に巻き込まれて自分を見失う。カウンセラー。
乙女座13度、「政治運動を制圧する強い手」、強い指導力、支配力、カリスマ性。
牡牛座13度、「荷物を運ぶ男」、経済的欲求を満たすため、ハードワーク。
牡牛座26度、「恋人にセレナーデを歌うスペイン人」、自分の才能で他者とコミュニケーションを取る。
水瓶座3度、「海軍からの脱走兵」、理想の追求のため、社会からドロップアウトし、自由に生きる。
天秤座3度、「新しい日の夜明け、全てが変わった」、自分の個性がはっきりすると後戻りできない人生コースを進む。
経済のためハードワークし、強いカリスマ性を発揮するも変な人の相手もしなくてはならない。
気づいたら後戻りできない人生コースに入り、社会からドロップアウトして他者とコミュニケーションを取る。
火星土星は減速した行動です。
土星は課題を克服できるかで結果が変わってきますが、蘇我氏との二頭政治においてカリスマ性を発揮できたなら成功でしょう。
その辺の実情は良く分かりません。
・木星土星。
天秤座9度、「アートギャラリーに掛けられた三人の巨匠」、先人の話を参考にする。
乙女座20度、「キャラバン車」、仲間と新しい研究に取り組む。
牡牛座20度、「雲を作り運び去る風」、正確な直感力。
牡牛座19度、「新しく形成される大陸」、心の奥底から来る意志を忠実に反映し、嘘や誤魔化しのない生き方をする。
水瓶座10度、「一時的だと証明される人気」、社会の役割から解放された世捨て人。
天秤座10度、「危険な流れを抜けた安全な場所にたどり着いたカヌー」、色々な困難を体験した結果、大きな視点から客観視する。
正確な直感力で仲間と最先端の学問を研究し、偉大な先人の話を参考にする。
苦労の果てに客観的な視点を得て、社会の役割から解放され、自分に正直に生きる。
木星土星は社会的な軋轢の中で生まれる具現化力です。
このサビアンは以下の事柄を示しているようです。
http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/haka-topic22.html
晩年の太子は未来の国を造る若い人材を育てる為に、政治の第一線から離れ、教育者として斑鳩宮(法隆寺東院)で仏典の研究に没頭する。
(中略)
全ての人が慈悲心を大切にする平和国家の実現の為に、615年(41歳)、仏教の教科書となる『三経義疏』を作成した。
人々が興味を持ちやすいように、膨大な仏典の中から選んだ「三経」は、“誰でも必ず仏に成れる”とシンプルに説く「法華経」、
唯一女性が主人公の仏典「勝鬘(しょうまん)経」、問答式で親しみやすい「維摩(ゆいま)経」を選んだ。
(引用終わり)
どの人を見ても大体この木星土星が人生の肝ですので、聖徳太子も晩年斑鳩宮で行われた仏典の研究が本来の天命だったのでしょう。
と言うことで以上です。
人を祝福する司祭だったり、外敵を討ち滅ぼすカリスマ政治家だったり、仏教を研究する学問の徒だったりと多彩な一面が見られましたが、それぞれが聖徳太子の確かな実像だったのでしょう。
聖人君子と言うよりは、学者上がりのやり手の政治家ですね。