さて、大河ドラマでも活躍の徳川慶喜です。
生年月日: 1837年10月28日。
出生時間を0時にすると、
太陽 蠍座 4.01
月 天秤座 12.37
水星 天秤座 17.43
金星 射手座 14.68
火星 射手座 3.05
木星 乙女座 12.30
土星 蠍座 17.92
パラス 牡羊座 20.87
度数星占のサビアン鏡像法で見ると、
・太陽。
蠍座4度、「火の点った蝋燭を運ぶ若者」、親密な相手と交流を深める。
獅子座25度、「砂漠を横切るラクダ」、孤立しても究極を目指す。
牡羊座25度、「二重の約束」、二面性。
射手座25度、「玩具の馬に乗っている小太りの少年」、室内で想像を膨らませる。
蟹座4度、「ネズミと議論する猫」、周囲に優位になれず、弱気な姿勢。
魚座4度、「狭い半島での交通渋滞」、価値観の普及、押し付け。
親しい仲間と深い関係を結び、究極を目指すが、二面性がある。
想像逞しいが弱気で、価値観の押し付けがある。
太陽は自分自身です。
前の三つを人生前半とすると平岡円四郎などとの親密な関係性がありながら、二心殿と呼ばれた二面性が表れてますね。
後の三つを人生後半とすると明治維新後の謹慎させられた弱い立場や室内で空想を巡らせるしかない虚しい立場を思わせます。
・火星。
射手座3度、「チェスをする二人の男」、計画的に目標を攻略。
蟹座26度、「豪華さに満足と幸せを感じ、長机の上で読者をしている人々」、幸福と贅沢の独占、特権階級。
魚座26度、「影響を分割する新月」、魂の目的に従って環境と切り離されても独立。
蠍座26度、「キャンプを作っているインディアン達」、未知の環境への適応。
獅子座3度、「髪型をボブにした女」、年に似つかわしくない突飛さで周囲から浮く。
牡羊座3度、「彼の祖国の形をした男の横顔の浮き彫り」、地域に同化し特質を体現。
計画的に目標を攻略し、贅沢しながら周囲から孤立。
未知に適応しようと突飛な手段を取る地域の代表者。
火星は行動パターンです。
特権的な代表者が知略を巡らし突飛なプランで状況に適応しようと試みるも周囲から孤立する、と言う慶喜の言動と合致してると思います。
・木星。
乙女座12度、「ベールを外された花嫁」、未知への強い探求心。
天秤座17度、「引退した船長」、過去の失敗を回顧し隠居。
双子座17度、「知力の頭に溶けていった健康の頭」、人の影響を受けやすく、自分の考えが分からなくなりがちだが、柔軟。
水瓶座17度、「ガードをしている番犬」、防衛的。
牡牛座12度、「ウィンドウショッピングをする人々」、買い物大好き。
山羊座12度、「講義をする自然の学徒」、閉じられた環境で先進的な研究。
強い探求心があるも過去の失敗を振り返り、他人の影響を受けがち。
防衛的だが、欲望に開かれており、先進的。
木星は人生の生き様です。
強い探求心と先進性で欲を満たす贅沢な買い物が大好きですが、人に影響されやすい優柔不断さと後ろ向きな懐古趣味があります。
「引退した船長」は前半の三つですが、既に明治維新後の隠居生活が示唆されてますね。
・土星。
蠍座17度、「自分自身の子供の父である女性」、自分の中の未知の意志を内部で育てる。
獅子座12度、「宵の芝パーティー」、社交の場で虚栄心を満たす。
牡羊座12度、「野生の鴨の群れ」、自然の理からシステムを学ぶ。
射手座12度、「鬨の声を上げる鷹に変化する旗」、潜在能力の湧き出し。
蟹座17度、「知識と生命に成長する微生物」、小さな兆候を察知し発展させる。
魚座17度、「復活祭の歩道」、集団を刺激し興奮の渦に巻き込む。
土星は困難な課題です。
前半は自らの意志を上手く育てられず、社交の場での集団心理を学べないで失敗。
後半は人々の潜在能力が湧き出し、興奮の渦に巻き込まれる小さな兆候を察知し出来ない、と読めます。
これは幕末の時代のうねりの中、薩長の裏工作を読めず出し抜かれる様を想起させますね。
・パラス
牡羊座20度、「冬に鳥に餌をやる若い少女」、地道な継続による孤立も厭わぬ自立性。
魚座9度、「騎手」、捨て身で飛び込み壁を突破。
蠍座9度、「歯科の仕事」、常識を打ち破る専門家。
蟹座9度、「水中の魚へと手を伸ばす小さな裸の少女」、親しい人の心を理解しようとする。
射手座20度、「氷を切り出す男たち」、何にでも対応できる柔軟性。
獅子座20度、「ズニ民族の太陽の崇拝者」、自発的に気分を高揚。
孤立も厭わず捨て身で壁に飛び込み常識を打ち破る。
親しい人の心を理解し、柔軟に対応し、気分を高揚させる。
パラスは敗北、または紙一重の逆転勝利です。
暗示された内容自体は得意分野であり、だからこそ頂点的な対決の舞台に引き出されますが、勝負は実力次第なので負ければ悲惨です。
慶喜も孤立も厭わぬ突破力があったからこそ大政奉還など偉業を成し遂げましたが、同時に矢面に立たされ失脚しました。
と言うことで以上ですが、大きく外れたものもなく、概ね当たっていると思います。