以前、この記事で占星術の星座の支配星から人生の二つのルートを示しました。
人類の滅亡予測と輪廻転生
https://ameblo.jp/kyuuseieki/entry-12308108410.html
以下引用。
5室・恋愛、セックス
6室・労働、健康
7室・結婚、敵
8室・遺産相続
9室・哲学、宗教
10室・社会的地位
これを世俗ルートと呼びたいと思います。
お次は出家ルートです。
4室・家庭、故郷
3室・教育、コミュニケーション
2室・所有、所得、五感の充足
1室・自我、自己の確立
12室・解脱、あの世
11室・拡散、偏在、宇宙
引用終わり。
これを前回のねじれたハウスの流れで並べ変えてみます、つまり太陽から順々に実際の太陽系の星の並びにしてみますと、
太陽、5室・娯楽・趣味、恋愛、セックス
水星、3室・初等教育、コミュニケーション
金星、2室・所有、所得、五感の充足
火星、1室・自我、自己の確立
木星、9室・高等教育、哲学、宗教
土星、10室・社会的地位
天王星、11室・交友、人脈、拡散、偏在、宇宙
海王星、12室・愛、奉仕、解脱、あの世
冥王星、8室・遺産相続、死、大悟
未発見1、7室・結婚、敵
未発見2、6室・労働、健康
未発見3、4室・家庭、故郷
となります。
子供だった自分が大きくなるに連れて遊び、学び、所有を知り、物を集め、自我に目覚める。
学校で哲学・思想を身につけ、社会に出て自分の居場所を見出し、交友を広め、人を愛し、奉仕する。
親が亡くなれば遺産を相続し、パートナーとの関係が深まり、場合によっては敵対し、労働問題や健康問題が浮上し、リタイアして家庭に落ち着き、故郷の墓へ入る。
世俗と出家でルートを分けた時の不自然さがこれで解消されたように思います。
人生の局面は大きく分けて3つあり、それぞれハウスを4つずつ経過します。
初めは遊びから入り、自己を確立する。
次が独自の思想を引っさげ社会を渡り歩き、愛を知る。
最後が親の死により完全に個体として解き放たれ、やがて家庭に落ち着き、死期を待つ。
前回は4辺による四角っぽい変則的循環を見出しましたが、これだと三角であり三つ巴です。
それでもやはり5室と4室のねじれが引っ掛かります。
明らかにおかしいです。
獅子座・蟹座はΦシステムの入り口部分であり、紙袋を閉じる時にくるっと捻ってるようです。
もしくはもう一つのホロスコープが反対側の並行世界にあり、砂時計のように対になってるのを部分的に残し、暗示しているようです。
その場合はメビウスの輪でしょうか。
それは無限大のマーク、∞でもあります。
完結しない永遠性。
成長し、頂点に辿り着いたと思ったら、いつの間にかそこは底辺のスタート地点でした、といったような終わりのない生命体験。
実存性のためのアップダウン。
宇宙はフラクタル構造になっており、小さな太陽系とその外縁にある3つの超銀河団コンプレックスが内包する12星座は、宇宙全体の性質を暗示していると思われます。
それを象徴的に示した占星術のホロスコープにおいて、円環が意図的に壊され、死の帰着を回避するよう画策されつつ太陽系、銀河系が形成されたなら、単純な魂の進化論を示す宗教の欺瞞性にメスが入れられないと収まりがつかないでしょう。