(追記アリ)貴乃花親方を占う | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。
今後も独自の占術を産み出し、完成させていきます。

 

貴乃花 我が相撲道 (文春e-book)

 


さて、部屋の力士が日馬富士関にビール瓶か何かで殴打され、頭蓋骨を骨折させられた事件で厳格な姿勢を見せる、とことんガチの貴乃花親方です。


貴乃花光司 男 1972/08/12 21:44 東京都 中野区
第5室 獅子座 15°21'
太陽 獅子座 19°53'
水星 獅子座 12°05' R

サビアンで見ると、獅子座11度から15度は「遊戯」の帯域で、ゲームで遊びながら人格形成をします。
15度は「歓声を上げる人々の中を行く壮大な山車を伴うぺージェント」で、ぺージェントは野外劇や仮装行列などの大規模なショーのことです。
意味は、自己表現の熱い衝動を公的な場で披露する生粋のショーマンであり、プロデューサーです。

対極の水瓶座15度は、11度から15度が「透明」で純粋さと公平さの帯域です。
15度は「2羽のラブバードがフェンスにとまり、幸せそうに歌う」で、これはこの世とあの世や男女の狭間の中間に位置し、両者を兼ね備えた両性具有的な気質を持ち、男女双方から人気を得る度数です。

貴乃花親方の場合、5室カスプに太陽と水星が乗ってますので、公的な脚光や知的活動でΦシステムの直撃を受けています。
元々社会的にど派手な度数でもありますし、洗脳騒動など、その言動が注目され、半ば懐疑的な見方もされつつ自己の知的判断を貫く人物です。

5室カスプを仕事面、11室カスプを家庭面で見るに、親方の相撲と言う国技への高い順応性やプライベートな面での純粋さ、公平さが驚くほどに合致していると思います。
彼は兎に角純粋なんでしょう。
それ故の極端なガチさで八百長を嫌い、相撲協会の浄化を試みておられるのだと思います。
そのアプローチが正しいかは必ずしも肯定できるわけではありませんし、誰か緩衝材、中和剤のような役割を果たされた方が上手く事が回る気もしますね。
彼の主張自体は非常に真っ当、正常だと思いますので、11室カスプが奇人変人の水瓶座でもありますし、社会から正当な評価をいまいち受けていないのがちょっともったいない感じがします。


続いてイベントとの符号を見ていきます。
これは全てのイベントを見たわけではありません。
初めは主要なイベントを見て、後半はポイントに感受点が入る時期を見ていく手順です。

•1989年 11月場所に十両昇進。
•1990年 5月場所に幕内昇進。
1990年1月1日
ジュノー 蠍座 14°08'
ベスタ 水瓶座 17°27'
リリス 蠍座 19°01'
ドラゴンヘッド 水瓶座 16°59'
ドラゴンテイル 獅子座 16°59

大きいのは宿命のノード軸の逆さまのコンジャクションですね。
元々の星座と真逆ですので、ここから約10年掛けて生まれた時の状態にガッツリはまるよう動き始めます。


◦1月場所後に大関昇進。四股名を貴ノ花と改名。
1993年1月1日
土星 水瓶座 16°24'
冥王星 蠍座 24°38'
セレス 水瓶座 21°21'
キロン 獅子座 23°07' R

土星が11室カスプなので社会的制約から解き放たれ出世しますが、冥王星がスクエアなので重圧も掛かっています。


◦四股名を貴ノ花から貴乃花と改名して臨んだ11月場所千秋楽で、横綱曙を下し、2場所連続全勝優勝。横綱昇進を確実とした。
1994年11月1日
火星 獅子座 14°40'
木星 蠍座 21°39'
セレス 獅子座 13°47'
パラス 牡牛座 19°33' R
ジュノー 蠍座 20°28'
ドラゴンヘッド 蠍座 14°53'
ドラゴンテイル 牡牛座 14°53

約2年半周期の火星・セレスしか星の入室はなく、木星やノード軸、パラスなどスクエアが目立ちます。
横綱昇進までの苦難の道のりを表しているようです。

・5月、元フジテレビアナウンサーの河野景子と結婚。9月、長男花田優一が誕生。
1995年5月1日
火星 獅子座 20°21'
セレス 獅子座 12°49

結婚に際し、大きな星は入っていません。
貴乃花親方は家庭より仕事の人のようです。


・9月に兄と一旦和解。
1999年9月1日
土星 牡牛座 17°11' R
天王星 水瓶座 13°52' R
セレス 獅子座 19°03'
ドラゴンヘッド 獅子座 12°43'
ドラゴンテイル 水瓶座 12°43

結婚・出産よりもこっちの方が重要な意味を持っているようです。
宿命のノード軸が本来の位置に戻り、天王星の変革力と共に、情況が好転し始めました。


・1月場所8日目限りで現役を引退。
2003年1月1日
火星 蠍座 19°55'
木星 獅子座 16°51' R
海王星 水瓶座 9°36'
リリス 牡牛座 17°41' R

木星が5室カスプに入り、安倍首相が第一次政権を投げ出した時のように、貴乃花親方も役目を果たし、引退しました。
海王星も11室カスプに入って来ていますので、イリュージョンの時代が終わり、現実に引き戻されています。


・5月30日、父・二子山親方が口腔底癌のため死去。
・7月18日、民放のテレビ番組などで日本相撲協会の運営を批判するかのような発言をしたとして協会から厳重注意を受ける。
・12月26日 年寄名跡・二子山株の名義書き換えが認められ、正式所有する。
2006年1月1日
木星 蠍座 13°24'
土星 獅子座 9°53' R
海王星 水瓶座 16°00

ピックアップしたイベントに多少時差がありますが、いずれも海王星の許容範囲です。
また、土星は8月にジャストで5室カスプに入ります。
木星のスクエアと共に土星が5室カスプに入り始めており、実社会にて制裁を受けたようです。
しかしながら跡を継ぐことで引き立てられてもいます。


•2009年2月2日 日本相撲協会の役員待遇委員・巡業部副部長・警備本部副部長に異動。
2008年12月1日
海王星 水瓶座 21°43'
キロン 水瓶座 16°39'
ドラゴンヘッド 水瓶座 11°08'
ドラゴンテイル 獅子座 11°08'

これは宿命のノード軸が幕内昇進した約20年前と同じ配置で、相撲協会の役員として「幕内昇進」的な立場に登ったことを意味します。
キロンが11室カスプなので、傷口が塞ぎ始めています。
また、4月には木星が11室カスプに入り、また精進の日々が始まっています。
貴乃花親方は太陽が5室カスプに近いので、やはりビビッドに効いていますね。


2017年11月13日
セレス 獅子座 14°28'
ドラゴンヘッド 獅子座 19°32'
ドラゴンテイル 水瓶座 19°32'

この配置は約20年前、兄である花田虎上さんと洗脳騒動で揉め、和解した時と同じです。
今回の騒動もまた直に和解すると思われます。
セレスによって保護されていますので、貴乃花親方に特に損失は出ないようです。
来年1月には火星と木星が蠍座15度近辺に入り、スクエアになりますので、多少重圧が掛かるかも知れません。


2022年1月1日
土星 水瓶座 11°56'
天王星 牡牛座 10°57' R

土星の11室カスプ入室は約30年前に大関に昇進した配置です。
天王星のスクエアが気になりますが、相撲協会で重要な役職を得るのかもしれません。


2034年1月1日
冥王星 水瓶座 15°23
リリス 蠍座 19°59

人生で一度きりの冥王星のΦシステム入室ですので、ここでキャリアのピークに達するかもしれません。
隠れた敵のリリスがスクエアですので、まだ反対勢力は存在し、俗物な論理で足を引っ張っていることでしょう。


と言うことで、概ね合致しているようです。
貴乃花親方に出生時間の記載ミスやその他の不具合はなかったようです。


続いて、九星流占命術で簡単に見てみます。

社会面を表す本命卦は地水師、精神面を表す月命卦は坎為水、深層心理を表す日命卦は水地比です。
社会的には気力の充実から人と揉め、トラブルを起こし、精神的・家庭面では権謀術数を巡らせ、心の底では人を束ね、率い、目的に向かう人です。
一言で言うと、トラブルを狡知で収め、目的地へ皆を導くリーダーです。
ぱっと見、精神面の坎為水は危ないですね。
これまで散々書いてきたので自重しますが、Φシステムでの純粋さと一見矛盾するようで、上手くバランスが取れ、両立させていると個人的には判断します。
ただ最終的には人は日命卦に向かうので、それが良い卦なので問題はないと思います。

大運で見るとマツコ・デラックスさんと同じ年に生まれていますので現在第6サイクルであり、社会面が水侮土で病気・障害に注意すべき時期です。
今年は年運が坎為水で、落とし穴に嵌りがちな時期です。
精神的には地天泰の平和を望む時期ですので、家庭内では平穏に過ごせると思います。


九星流姓名判断で見ると、本名の花田光司では若年運が坤為地(受容・小)、中年運も坤為地、晩年運が風地観(観察)。
対人運が風地観、社会運が水雷屯(隠密)、全体運が天雷无妄(純粋)。
人生前半の内面性が水地比(連帯)、後半の内面性が五黄×地(受容・大)、家庭運が沢地萃(繁盛)です。

基本的に受身で観察するタイプであり、全体として純粋無垢で天に愛されています。
悪い所も特になく、強いて言えば社会面で隠密行動をしがちで、何を考えてるか分からない所があることです。
晩年になるにつれて今以上にストイックになり、他を寄せ付けない高尚さを醸し出すかもしれません。
内面性も家庭運も良いので、実際の人柄は非常に好ましいと推測できます。
息子さんも多少自信家な所もありますが、すくすく育てられたようで、やはり家庭環境は、特に独立されてご自分で統率するようになってからは良好なのだと思います。

94年から使用している四股名の貴乃花光司だと、若年運が坤為地、中年運が五黄×地、晩年運が風雷益(利益)。
対人運が水雷屯、社会運が水風井(インフラ整備)、全体運が天風姤(女難、突発的事件)。
人生前半の内面性が天地否(厳格、決裂)、後半の内面性が火地晋(ギャンブル性)、家庭運が震為雷(諸刃の剣)です。

本名での普段の姿とのギャップが凄いです。
親方としての人当たりのキツさはこっちに出てますね。
近距離対人の隠密行動、全体運の突発性、前半の内面性の独裁性、家庭運の切り味の鋭さ、晩年運の利己主義。
息子さんは角界入りをせず、親方としての父親と距離を取られていたのは大正解ですね。
逆に貴乃花部屋の現役力士の方々はかなり辛いかと思われます。
現役時代から続く兄や母親との確執も、本名でなく四股名の方で相手と接したが為に発生したのでしょうね。
お兄さんも力士でしたし、お母さんも相撲部屋の女将さんなので、公的な付き合いとして機能したようです。

●追記です。
姓名判断の大運は、本名が水地比、四股名が天地否です。
親方としての運勢は厳格さにより人間関係が決裂する時期です。
厳しさをカリスマ性として発揮できれば良いのですが、その為には本名の持つ連帯感を仕事面でも波及させる必要があります。


と言うことで、鑑定は以上です。
思いの外、貴乃花親方の光と闇が浮き彫りになったかと思いますが、個人的には彼の厳格さ、生真面目さが好ましく感じますので、応援したいです。