太宰治さんを占う | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。

 

太宰治名作小説全集 太宰治全集

 


さて、太宰治さんです。

九星流占命術から人物像を見てみます。

社会性を表す本命卦は風水渙で、裏が風地観です。
風水渙は会話上手で、嘘も交えながら相手を楽しませます。
争う事が嫌いで、世渡り上手です。
風地観は精神主義のストイックな堅物です。
純粋であろうとする余り、俗な人間から疎外されがちです。

精神性を表す月命卦は土剋水の五黄卦です。
創造的な破壊衝動、もしくは破壊的な創作意欲が祟って病気や障害に悩まされます。

深層心理を表す日命卦は土侮風の五黄卦です。
風の象意である通信、友情、信頼、商売、恋愛などを軽んじ、侮り、蔑ろにすることで、我が身を損ないます。


続いて九星流姓名判断で見ます。
まずは本名の津島修治です。

生まれてから20代半ばまでの、人格のベースとなる性質は水雷屯で、逞しい創造力と行動力を備えていますが、それを隠し、秘密裏に行動する事で周囲から不審がられます。

人生の中核を成す人格は地雷復で、大地で雷が炸裂するように何度でも蘇ります。
逆に言えば、何度も窮地に陥ります。

内面性は、人生の前半が水雷屯で地格と同じです。
人生の後半は地雷復で、人格と同じです。

社会運は雷風恒で、大事には頼りになりますが、小事にはてんで駄目な人です。
その駄目さが逆に親しみ易さを生みますが、なめられて浮気されがちです。

家庭運は地風升で、自分の成長ばかりに目が行き、他者を蔑ろにしがちです。

対人運は水雷屯で地格や人生前半の内面性と同じです。

50代からの性質は地雷復で、人格や人生後半の内面性と同じです。

人生全体を支える総画は雷剋土の五黄卦で、社会基盤を損なう事で独立性や独自性を確立します。


続いてペンネームの太宰治で見てみます。

人格のベースとなる性質は水地比で、人との絆を大事にし、人を裏切れない為、悪友に翻弄されがちです。

作家人生の中核を成す人格は水雷屯で、本名の地格や人生前半の内面性,対人運と同じです。

内面性は、人生の前半が坤為地で、深い受容性で何でも誰でも受け入れます。
人生後半の内面性は風地観で、九星流占命術の裏本命卦と同じです。

社会運は土侮雷の五黄卦で、独立心や独自性を軽んじ、弄ぶことで社会基盤を損ないます。

家庭運は地雷復で、本名の人格や人生後半の内面性、天核と同じです。

対人運は土剋水の五黄卦で、九星流占命術の月命卦と同じです。

50代からの性質は五黄×地の比和で、底無しの受容性で消化・吸収し、成長します。

作家人生全体を支える総画は土侮雷の五黄卦で、社会運と同じです。


トータルで見ますと、水雷屯と地雷復、水と木絡みの五黄卦が目立ちます。
タフな創造性と何度でも死地から蘇る復活力がありますが、病的気質と自己破壊的な独立性が否応なしに破滅へといざないます。


続いて流年を見ますが、お亡くなりになった第5サイクルの大運だけ簡単に見てみます。

九星流占命術ですと、社会面が水天需、裏が地沢臨で、好機を待ちながら目的に向け一歩近づく時期でした。
精神面は風火家人で、家庭や近しい人との間に問題が発生し易い時期でした。
深層心理は月命卦と同じ土剋水の五黄卦で、自己破壊的な創造性が心身を病ませる時期でした。

九星流姓名判断ですと、本名では雷剋土の五黄卦で、これは大日本帝国が連合国に国家体制を破壊される事で独立を得た時期と同じ卦です。
太宰さんの場合、肉体を損なってでも自己の独立性を保とうとする時期でした。
ペンネームですと、土侮雷の五黄卦で、これは三島由紀夫さんが自衛隊に対し独立心を煽り、弄んだことで自決へと追いやられた時期の卦と同じです。
太宰さんの場合は、自身の独立性を弄んだ結果、肉体を損ねる時期でした。

三島由紀夫さんもそうでしたが、九星流占命術がそう悪くも無い時期でも、潜在意識からの指令である日命卦の大運や姓名での大運が悪いと、いとも容易く命を失うようですね。
名前と言うものは本当に恐ろしい、人間に対する最初にして最大の呪縛です。
太宰さんは地雷復により復活力が高く、何度も自殺から命を救われて来ましたが、五黄の破壊性には勝てなかったようです。