さて、日本です。
まずは九星流姓名判断で見てみましょう。
日本は九画であり、易に変換すると火水未済(かすいびせい)です。
火水未済は水の上に火が乗っかっています。
火の上に水があれば、お湯を沸かすことも出来ますし、火を消すことも出来ます。
ですが、それが逆だと何にも起こりません。
火は水を沸かせず、水もまた火を消せません。
何にもならない未完成の卦です。
しかし、それは見方を変えれば、これから幾らでも発展可能な希望に満ち溢れた状態とも言えます。
何が起ころうとも、何度でもやり直せる前向きな卦です。
ただ、水は知性を表し、火は活力を表し、それが火が水に覆いかぶさる形で力を封じてしまっていますので、ちょっとしたミスが多くなりがちです。
タロットで言うと愚者のカードで、お馬鹿さんだが前向きで、それゆえポカをやらかす、でもめげない、と言った傍目には愛らしくも自分の国となると少し残念な卦です。
ですが、このお馬鹿さは、天災の多い国土を思うと、とても重要です。
変に賢いと予期せぬ不幸に混乱し、気を病んでしまいますが、日本にその心配はありません。
嫌なことも直ぐ忘れられるのが火水未済の良い所です。
既存の姓名判断ですと九画は凶画となりますが、九星流姓名判断ですと、そう悪くは有りません。
実際、日本はそこまで悪い国ではありません。
この違いは画数の意味を導き出した根本理論が異なるからでしょう。
九星流姓名判断は洛書の魔方陣をルーツとしますが、既存の姓名判断は河図の魔方陣を元にしていると思われます。
その違いは、これから様々な事象を占う中で明らかになると思います。
私は我が九星流姓名判断の現す性格や運勢の方が、分かり易く本質を突いていると思いますので,自信を持って皆様のお目に触れさせることが出来ます。