先週末は、山友さんが
富士山の山頂で結婚式を挙げる!という
めでたいイベントにお誘いいただきました
写真だけの結婚、ではなく、
山頂の富士山本宮浅間大社で
正式に神前のお式を挙げたのです。
実は私、富士山未登頂!パンダくんと2人で
参列してきました
マイクロバスを新郎が借りてくれて、
新郎自ら運転し、参列者を
富士山の5合目まで送迎してくれる
と言うおもてなしっぷり。
優しさと体力に頭が下がります
この時実は日本は大変でした。
直前にロシアのカムチャッカ半島で
大きな地震があり、津波警報が出ていたのです
また、トリプルで台風が来たりして、
参加者はみんなヒヤヒヤ。
直前まで目が離せない状態でした
そんなこともあり、
気象神社にお参りに行く人や、
ペアのてるてる坊主を作る人が現れ…
何より2人の山頂結婚式を成功させたい
思いがきっと天の神様にも伝わったのでしょう。
結果的に素晴らしい天候の下で式を
挙げることができました
マイクロバス(と言っても20人くらい乗れる
もはや観光バス)で富士山の5合目まで
こんなに富士山の近くまで行ったのは
実は初めてです。
夏の富士山、下のほうは緑がいっぱいなんですね!
ブーケを作って持って来てくれた山友さん、
このスタイルで山頂まで
重くはないとはいえ、壊れ物を持って
登るのだから、気を遣ったことと思います。
おつかれさまでした
のっぽさーん!
風があまりない日で本当によかった。
で…
新郎新婦です!!
樽をしょって富士山登る人、初めて見た
奥様のザックもテント泊用ですよ。
中には一升瓶2本入ってるそうです
これで日本一の山の山頂まで行くわけですよね…
新婦のAちゃんは小柄なので、ザックに
手足が生えたみたいになってます
5合目はすっかり観光地のように都市化していて、
たくさんの土産物屋さんなどがありました。
もちろん5合目まで来て、観光して
帰る人もいっぱいいるんでしょうけど、
それにしても凄い人です。
なんと6合目まではお馬さんに乗って
行くこともできるようです
乗るのに500円位だと思っていたら、
そんなはずが全然なくて
15,000円位するみたいです
(500円て、いつの時代…)
お馬さんといえば、数十年前位に
牧場でサークル1周、位しか乗ったことないやー
五合目で高知順応のため、
1時間ほど休憩。
メロンパンが有名だそうで、
お店に入ってみました
富士山の形がたくさん!
これにココアと粉砂糖をかけるんだな。
ココアがメロンパンの本体と絶妙にマッチして
大変美味しゅうございました
待機中に入山料を払います。
1人4000円を払うと(事前にネットで
購入した方が並ばなくて良いです)
窓口で緑のバンドを渡されます。
それを腕やザックなどにつけて登ります。
下山時にバンドをチェックされるので
なくさないように!
ちなみに他の登山口のバンドは
緑ではないようです。
さぁ、みんなで集まって、登り始めますよ
みんな怪我なく無事に帰れますように。
富士山、初めまして
登らせていただきます!
山中湖がきれいです
心配してた台風も去り、青空が広がってます
最初は平地をテクテク。
今回は、吉田口登山道で登ります。
他にも、須走、御殿場、富士宮と
4つのルートがあるんですね。
吉田口が1番メジャーなルートだそうです!
(1番混むみたいだけど)
オダマキが咲いてました。
こちらはアカバナ。
ニガナだそう。
今回は花に詳しい友達に聞きました
クルマユリも見頃!
富士山は花咲いてないと思ったけど、
森林限界までは結構さいてるんですね
山麓の方にはホタルブクロも。
登山道は、上りと下りで道が分かれてます。
下山道はなだらか。
イタドリです。
タデより大きいんだそう。
白いバージョンもあり、たくさん
咲いてました!
新婦のザックに長ーい自撮り棒と
ビデオカメラをつけてます。
この状態で、「あっ!ストックカバーが
落ちてる!」とかがんで拾ったりする
有り余る体力!分けて欲しいー
これがまた、Aちゃん、よく見つけるんです。
多分10個以上拾ったのでは!
イワツメクサです。かわいいねー
7合目の手前くらいから、岩っぽく
なって来ます。意外でした。
富士山って、ずーっとダラダラとゆるい坂を
登り続けるイメージだったのだけど
違ったなー。
ストックが役に立ちました!
もうすぐこの日のお宿の7合目、というところで
シカさんに会いました
こんな高いところにもシカさん
いるんだなぁと思ったけど、
まだこの辺は標高が2700メートル位
なので、それならいますね!
こちらはトモエシオガマ。
アキノキリンソウ。
お花がこんなに見れると思わなかったので
嬉しいなー
須走登山道はもっとたくさん花が
咲いているそうです!
この日お世話になる7号目トモエ館からの
景色です。
部屋の様子など写真撮り忘れてしまった…ので
こちらのリンクからご覧ください!
トモエ館のクリームパンが有名との事でしたが、
着いたときに既にラスト1個になっていて
急いで購入
みんなで分けて味見しました。
クリームの手作り感があっておいしかったな
夕ご飯は2回目でした。
大きな大きな圧力釜で、
この時は3升炊いてたそうです
圧力鍋で炊かないと、標高が高く沸点が低いため
美味しいご飯が炊けないんですよね
チャイをいただきました
少し体が冷えて来たので、あったまるねー
富士講の札がたくさん並んでました。
(板マネキというそうです)
夕ご飯は、ハンバーグカレーでした。
ボリュームあっておいしいね
夕ご飯食べてる頃にちょうど夕立が
ありました
結構降ったので、その間に登山してた人は
大変だったと思います。
ご飯を食べ終わって外に出てみたら、
虹が出てました
明日の式を祝福してくれてるようで
幸せな気持ちになりました
青空が見えて来た!
トモエ館は、こんな感じのお宿です。
大黒天さまが、柱の中に入ってる!
にこやかな笑顔です
下の方からまだまだ登ってくる人が
いますねー
少し彩雲っぽいのも出て、美しい色合いの空。
みてて飽きないなー
だんだん空が赤く染まり、シャボン玉のよう。
奥秩父の面々が見えてるようですね!
いい眺めだなー
明日も晴れそうぜひ晴れてください!
左に河口湖、右に山中湖が見えるそう。
写真は山中湖です。
半月のお月様も出て来ました
上には8合目の山小屋が見えますね。
やがて日が落ちると、街の灯りが見えました。
星空
天体ショー、寒かったけど、
パンダくんと山の話しながら見てました。
西湖で花火が上がったのもちらっと
見えたけど、すっごく小さかったなー
さて、翌日は3時出発!
2時半に起きるとみんな支度始めてました。
ワラーチで登る人もいました!
写真では見たことあったけど、
実物見るのは初めて尊敬です!
8合目位までは、岩場が続いています。
ヘッドランプの明かりを頼りに、
ゆっくり転ばないように登っていきます。
4時を過ぎると、少しずつ明るくなってきます。
雲海がすごいことになってる
パンダくんと写真を撮ってもらいました。
富士山は結構寒いと聞いていましたが、
この時はとても天候が良く、
登り始めは1枚上着を着ていたけど
あったまってきたら半袖でもいい位
この登山道は、振り返るとすぐに
下の様子が見えます。なので、
ご来光待ちをしなくても、
登山道から見えるのです
昇ってきたね!
雲海と朝日のコラボが絵のように美しい
モルゲンロートに照らされ登る人たち
さすが独立峰!遮るものがないので、
雲海がどこまでも広がっています
8合目にあった龍神様を祀る岩。
岩場が終わると、山肌が赤土に変わっていきます。
パンダ君は前の日カレーを無理矢理食べたことが
たたったのか、少々お腹の調子が悪く、
何度かトイレに立ち寄りました。
小屋がたくさんあってよかったね
酸素を売っている
小屋もちらほら出てきました。
私は高山病にはなったことないので
わからないですが、酸素は気休めとの説があり
高度順応しながらゆっくり登るのが
1番だそうです。
(売ってるそばからすみません)
富士山はひたすら登るだけなので、
登り返しがなくてなにより!
8合目で3000メートルくらい。
7合目から8合目にかけてが長いです。
8合目を過ぎると、少しずつ空気が薄い
感じがして来ます。
山頂付近に行くにつれ、具合が悪そうな人が
時折休んでたりするのを見かけたので
酸素の需要はありそうですね。
だいぶ登ってきましたよー。
もうすぐ9合目!
鳥居に何故かたくさん小銭が挟まってる
お賽銭箱状態!
う~ん、かつては山小屋だったのでしょうか・・・
参列者の中に、高山病のような症状が
出た人がいましたが、ベテランの方と
ゆっくり一定のペースで一緒に登り
山頂まで無事に到着しました。
登山においてペース配分って
本当に大事だと、最近つくづく思います。
山頂に到着しました!
百名山42座目。
富士山には山頂に2つ神社があり、
こちらは久須志神社という方です。
結婚式はもう1つの浅間大社なので
もう少し先になります。
忘れないうちに、こちらの神社で
きゅう姉ちゃんに依頼されている御朱印を
いただきました。
せっかくなので豪華な銀箔が押されている
タイプ(2,000円)にしました
また、登頂日を刻印いただける山バッジも
買いました!
パンダ君は下山後にマウントダイヤさんの
山バッジも見つけてしまい、迷いに迷って
両方買っていたので、今、家に
飾っているバッジはどちらなのかな・・・
写真でうまく映ってないですが、
山頂で飲み物は500円。
ちなみに山頂のトイレは300円、
登山道途中にある山小屋は200円なので
とにかく100円玉をたくさん用意していくべし!
なのです。
我が家は2人分なので、重い・・・
山頂の火口付近は溶岩がかたまっていて、
異世界のよう。火山ならではですね
解説もありました。富士山は噴火を繰り返して
背を伸ばしていたのだな。
今後噴火したらもっと伸びるのかな?
(噴火してほしくないけどね)
浅間大社、結婚式の会場に到着しました。
ここの鳥居は細いね。
バックの雲海が素晴らしい
さて、神社の中に入り、式の説明を聞きました。
結婚指輪が富士山の上に置かれている
素敵~
鏡開き用の枡も準備されてました。
説明の後は、みんなでウェディングケーキ作り
ブランデーのケーキを新婦さんが
焼いて、山頂まで持ってきてくれてました
2段重ねにして、飾りのいろいろ
(生クリーム、ぶどう、
富士山の形のお菓子、ハーブなど・・・)を
みんなで手分けして飾っていきます
こちらは、かわらけ。
後で火口に向かって投げるようです!
残念ながら、式の様子は撮影できませんでしたが
三々九度、誓いの言葉、指輪交換など
感激で涙が出るような素敵なお式でした・・・
式が終わった後は、富士山最高峰、
剣が峰の麓でイベントを開催!
続きます!