前回の蝶が岳からの続きです。
7/30三股から蝶ヶ岳日帰り
7/31一の沢→常念岳→大天井岳(泊)
8/1大天井岳→一の沢
というわけでメンバーは同じくJ隊長、パンダくん、そして私です
ついに行ってきました、常念岳、大天井岳。
大天井岳は去年、燕岳に行ったときに手が届きそうだったのに
雷雨予報で断念した山。
そして常念岳はそのカッコイイ、ピラミタルな山容にあこがれて
いつか登りたいと思っていた山。
この2座にまとめて登ってしまおうという素晴らしい計画です
蝶が岳に登った日、降りた後の夕方に須佐渡キャンプ場に移動しました。
キャンプ場のところにある、ほりでーゆという温泉に入り、サッパリ
テントを張ろうとしたのですが、なんとこの日はだれもテントを張っていない!
しかも、昔はあった橋がなくなっていて、キャンプ場から
登山口まで20分以上かかるとのことで・・・
結局テントを張らず、登山口近くで、車中仮眠することにしました。
真っ暗ですよ~。
今回ここで寝るのが一番ドキドキしました!
前がトイレ。
便利と思うでしょ。
トイレのすぐわきに、こんな怖い看板があっては、
おいそれと入るわけにはいきません
パンダ君と誘い合ってトイレに行ってきました(撮るのも震えてブレてる 笑)


翌朝3時半ごろに、ヘッドランプを付けて一人で登っていく
人がいて、心から尊敬しました
この看板の横を抜けていくんですよ~こわいって!
我々3人は、4時20分に出発しました。(複数いるからそんなに怖くないけど)
4時過ぎに登山口の小屋に小屋番の人がやってきて、登山カードを書いて提出。
暗い中のスタートなので、ブレブレですね
怖さが伝わるかな?
古池というところを通りましたが
さっぱり見えません。
山の神様も祀ってありましたが写っていないので割愛です。
がしがし歩いていると、少しずつ日が昇って来てあたりが見えるようになりました。
水がとてもきれいです
王滝かな?看板は大滝って書いてあるな
5:14に通過しました。
ソバナかなぁ。きれい
ザリザリの道をずんずんと進みますよー
ヒヨドリグサ。
これはヤマハッカかな?
写真撮ってると、またしても
どんどん遠ざかる2人。
待ってー
この日はクマさんに会うと怖いので
3人一緒に行こうと約束してたんだけどなー
ヤマハハコ。
懲りずに写真を撮っちゃう。
6時に笠原沢につきました。
さてここからが辛そうな、胸突八丁
(急ぎすぎて、すでに息切れモード)
良い天気だー
ところどころ、道に水が流れてるところが
ありました。雨が降ったら渡渉に
なっちゃうのかな?
シモツケがたくさん咲いてました。
最終水場。
ゼーハーしながら、なんとか常念乗越に
到着ー。8:06です。やっとここまで来た!
予報では午後から天気崩れるとのことでしたが
なんとか持ちそうなので、
今日のうちに常念岳に
登っちゃうことにしました。
しかし、ここから往復2時間かー…
割とあるなぁ
空はうろこ雲、秋っぽい雰囲気。
渋い常念小屋。
こちらで素敵な山バッチをついに購入
ずっと憧れてた、モーヴさんの山バッヂ。
どれにするかすごく迷いました
ちなみに1リットル200円で
お水もいただけます
これがバッヂ。可愛くないですか?
下の箱もおしゃれ
ライチョウの親子のとか、何種類かあって
いくつか欲しかったものの、山って大抵
現金払いオンリーなんですよねー
これとは別に、一般的な山バッヂも
購入しましたよ
雲海もいるぞよ。よいね!
お!ライチョウさんいました
ヒナも一緒です
見てるだけで心癒される風景。
しかし、常念岳は果てしない高さだよー
登れるのかい?と毎回思う。
ちょっとガスってるけど、槍さまも
ぴょっこり。
9:13に常念岳までなんとか登りました
ちょっとガスが残念だけど、
穂高方面が見えます!
さて、天気が悪化しないうちに下山です!
あっという間に遠ざかるパンダくん
(隊長はもはや写真にも写ってない)
私はマイペースでおりますよ
たまたま同じくらいで下山する女性がいて、
色々話しながら降りました。
その方は友達と2人できたのだけど、
友達は上まで登らず、常念小屋で待ってるとか
話しながらだったので、楽しく
降りられてよかった、ありがとうございます
天気はなんとか持ちそう!
常念小屋まで1時間ほどで降りました。
ここから、今日のお宿のある
大天井岳を目指します!
10時半に出発ー
これもオンタデかな?
コマクサがいい感じ
森林限界を抜けて、ハイマツの道を
進みます。熱中症がちょっと心配でしたが
幸いこの日は時折ガスもかかり、
カンカンデリーでなくて助かった
槍さまも見えるね
素敵な稜線を歩き、パンダくんも
満面の笑み
だって、こんな風景なんだもの。
コゴメグサかな。
年季の入った標識。
山で堰き止められた雲。
去年燕岳で初めて見てびっくりしたなー
ハクサンフウロ
チンさん(チングルマ)もサワサワと。
日当たりが良すぎて、少々辛くなり
塩分チャージの飴を補給し、休みを取りつつ
歩きました
こういう時はパンダくんは
待っててくれたりするので、励まし合って
登れて心強い(いい山男じゃないか!)
さてここでちょっと休憩した折に、私は
メガネを置き忘れてしまったようで…
でも、引き返すの大変なので、
置いてきちゃった、のです
しかし、翌日この道をまた通り、
ちょうどこの場所で靴紐を結んだパンダくんが
「あっ!メガネあるよ!」と
砂にまみれて化石化したメガネを見事
拾い出してくれたのでした
ありがとう
コケモモですね
ホソバツメクサかな?
チシマギキョウ?イワギキョウ?
細かい違いはわからないなー
いい道なんだけど、時々岩がボコボコ
混じるので、あまり景色に見とれていては
いけませんね。
もくもくと湧く雲、雷様には会いませんように!
大天井岳もそろそろ、の時です。
また、ライチョウ親子に遭遇
和むねー
そのすぐ後。
パンダくんのすぐ足元に、今度は
オスのライチョウが1羽佇んでました
人懐こいのか、全然逃げないし、
こちらを見て「クー、クー」と
鳴くんですよー
こんなに近寄って写真撮ってもOK
槍様ともハイポーズ!
君はモデルさんか?というくらい
気さくなライチョウくんでした
さわれそうなくらいでしたが、
「天然記念物に触れてはいけないよね」と
そっと立ち去りました。
そして、そのあとはイワヒバリもいたりして、
飽きずに歩き通して…
も、もうすぐだ!
この道の良いところは、ピークを全部登らずに
巻けるところ
東大天井岳、横通岳共に、ささっと横を通過。
宿に着いたーいやーよく歩いたなー。
大天荘(だいてんそう:大天井岳から
すぐのところにある山小屋)13:53分
到着です!
素敵な山小屋で、たくさんの人で
賑わってました
受付を済ませて(パンダくんは
中学生だったので、なんと宿泊費が
6000円引き!)部屋を案内して
いただきました。
案内の山小屋の女性がすごく元気で明るい人で
パンダ君に「ここで中学生は、
初めて見ましたよ
すごいよ本当に自分をほめてあげてね
」と
褒めたたえてました(ほんとかな~?
他にもこども来てると思うよ~とパンダ君は
照れてました)
荷物を置いて、徒歩10分(ほんと?)の
大天井岳の山頂へー。
隊長曰く、「サンダルでも行けるよー」との
ことだったけど、流石にそれは無理だな
カラフルなオンタデがお出迎え。
サンダルではないけれど、
ほんとに10分で山頂に登れました
素晴らしい眺めにうっとり
パンダ君はこの大天井岳を今回
一番楽しみにしていたそうです!
前回燕岳から見えていたのに
来れなかったからね~
いつか登りたい槍ヶ岳を指さして。
大天井岳がパノラマ銀座(燕岳、
大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳)の中で
1番高いんですよね。
三角点にタッチ
パノラマですよ、まさに
いい景色を見させてくれてありがとう
山に行くといろんなことに感謝したくなります。
みんなが健康なことに、
長時間車を運転して一緒に行ってくれる隊長に、
快く?送り出してくれる家族に、
反抗期を休戦して参加するパンダくんに…
タカネヤハズハハコが美しい。
少々夏バテ気味?のJ隊長は
そのまま部屋に入ってしまったので、
パンダくんと乾杯
かっこいいボードが飾ってあったり、
素敵なグッズが売ってたりと
さすが燕山荘グループ!のお宿です。
テント泊の人もたくさん!
気持ちよさそうだけど、
直接登って来れない山なので、
2山越えてきてるんですよね、みなさん。
すごい体力だー
ちなみに燕山荘グループに宿泊すると
スタンプカードに捺印いただけます
10年間有効で、スタンプが10個たまると1泊無料なんだとか。
夕飯は、お肉かお魚が選べました。
私たちはみんなお肉、ハンバーグです。
ご飯もボリュームあり、美味しくて大満足
隊長は体調回復せず、あまり食べられてなくて
心配しましたが、さすが鍛え抜いた男、
翌朝には完全復活してました
お食事は2回の入れ替え制でした。
山小屋に着いた順に時間が指定される方式。

この日は下山だけなのですが、場合によっては
荒天の予報だったので
早めに出発することにしました。
夜明けとともに出発です。4時48分でした。
また来るからね!と大天荘の前で
もう来ることはないな~とJ隊長
(またまた・・・)
せっかくなのでこちらでも撮ってもらいました。
薄暗いけどライトをつけるほどではない、
青い世界の中を進みます。
山小屋に泊まってないと
この時間にこの地点にいることは難しいので、
貴重ですよね。
いい眺めだな~名残惜しい!
こんな稜線を歩いて戻っていきます。
雲海にうかぶ山
足元にはコマクサがたくさん咲いてました
で、われらが隊長は、
「昨日東天井岳を通り過ぎちゃったので
ちょっと登ってくるわ~」と一人上の方へ・・・
どうしてもすべてのピークを踏んで
おきたいようです
朝日に照らされる穂高連峰尊いなー
何度も同じような写真やビデオを
撮ってしまう、けど
時間や場所によってちょっとずつ
違うんですよね。
このビデオが一番よく撮れたと思う!
チングルマさん、おはよう
言葉にできない美しさ
雲海に朝日が差し込んで美しい・・・
隊長がハイマツのかなたにポツンと登場。
どうやら目的を達成した模様
まだ今のところ天気はもっています。
北岳(南アルプス)で買った山のシャツを着て
北アルプスを歩く男、パンダ君。
稜線はいいな~と思っていると、
ところどころこういう、いや~な岩の道が
はさまる・・・
まぁそれもよき。
ホシガラスくんが雲の上で気持ちよさそうです。
昨日の道を辿って常念乗越まで。
7時に到着ー。
途中雨がパラパラ降ってきて、
レインウェア着てる人もいたのだけど
とりあえず常念小屋まで行って考えよう、
と、急ぎ足で降りたら止んでくれた
トイレに寄って、お水のんで出発です
行きは辛かった道も、帰りはスイスイ。
だんだん晴れてきましたよー
胸突八丁を越えたら、沢沿いの道。
隊長はちょいちょい、川の水で
顔を洗ってさっぱりしてました
男性はよいなー
ほどよい気温で気持ち良い
センジュガンピがきれい
ヤマトリカブトも咲き始めてました。
夏の終わりを感じますね。
今回の主役はやはり、ソバナ。
(なんとかシャジンだったりして…
区別がつかない)
お魚がいそうだけど、
探してる時間はなく、先を急ぎます!
最後の樹林帯を歩いてたら隊長が
「お猿さんだ」見上げると
木の上でお尻かいてました
目を合わせないようにそっと写真撮りました。
行きはなんだかわからなかった古池。
もうすぐゴールだー
嬉しいけど、名残惜しい。
山の神様に無事に帰れたことを感謝して
9:24、登山口に到着
おつかれさまー。
この看板、ほんとこわかったよね~
ね、ライちゃん!
と一枚撮っておきました
諏訪湖サービスエリアで温泉入って、
次の原パーキングエリアでご飯を食べた後に
(隊長おすすめなのです)
甘いもので一服これが楽しみ
帰り道の中央道で、ものすごい豪雨に遭遇
ゆっくり走らないと追突やスリップしそうで
みんなゆっくり走行でした。
雷もすごい光ってて
雲取山に何度も落ちてるのが
見えました
山にいなくてよかったよー
あの時雲取山にいた人は大丈夫だったかしら?
隊長ほんとうに運転お疲れさまでした!

