夏シーズン到来♫
今年はパンダくんが高校受験のため
モチベーションあげるため?に
大型登山を2回入れてます。
→大事な時期に山なんか行って大丈夫なのー?
という声も多々ありますが…
この後は受験まで山断ちして頑張るのだ
(私は行きますよー)
第一回は、北岳、間ノ岳へ。7月の3連休で
行ってきました
白馬岳に行く予定にしてましたが、
天候不良のため、南アルプスに変更です。
直前に決まったのでなんの下調べも
してないのですが、J隊長がいるので
なんとかなるでしょう!
2023年7月14日(金)の夜に、車で出発です
土曜はどの山もあまり天気が良くないので、
唯一山の天気予報でAの、山梨百名山である
横尾山にトレーニングがてら
登ることにしました。
横尾山はこの時隊長に聞くまで
知らなかったなー
途中のサービスエリアで仮眠。
隊長が、ちょっと周りが賑やかで眠りにくいと
言うことで、一気に登山口まで
向かっちゃいました
ついた先は…
真っ暗な登山口で、トイレも何もなし
他の車も一台もありません。
とりあえず、再度仮眠します
さて、早朝まだうす暗い中。
隊長に起こされました。
「ちょっとみて!」
外を見ると、なんと、
ヘッドランプをつけた半袖短パンの男性が
登山口から出てきたのです
ええーっ!こんな時間に、もう下山??
一体何時から登ってたんだろうか?
なんのために夜中にこの山に?
数々の疑問を残したまま、彼は
淡々と降りて行きました
世の中、不思議な人がたくさんいるもんです!
気を取り直して、6時に登山開始です。
小雨がふってましたが、
レインウェア着るほどではない感じ
霧が出て、涼しい登山です。
こちらはチダケサシかな?
しばらく登っていくと、
草原風のところにでました。
晴れてたら見晴良さそうなんだけどなー
ミネウスユキソウらしき花が咲いてました。
ホタルブクロも。
そして、カキツバタもまだ咲いてました。
雨に濡れてきれいです
途中結構急登があり、その後ササが
生い茂る道をガサガサと進みます。
短パンの男性はここを素足で…
たくましいなー
7時15分に山頂到着ー。
程よいトレーニングでした
しかし、天気がわるいせいか、
この山の素敵な感じはちょっとわからずに
終わりました…山梨百名山に選ばれるからには
おそらく富士山などがきれいに
見えるんだろうけど…残念だー
登頂
帰りまーす。
ヒオウギアヤメも会えました。
草原と少年
あっという間に下山口です。
杖が置いてありました。
さて、この後はいよいよ南アルプスへ
パンダくん、私は初めての南アルプスに
ワクワクドキドキ。
芦安の駐車場に車を停めて
お昼ご飯を食べました
連休で混んでおり、最初は第5駐車場を
案内されましたが、運良く途中で空いて
バス乗り場すぐの駐車場に停められました!
パンダくんはテント、隊長は水、
私は食材と分担して担ぎます。
パンダくん重いけど、若さで頑張ろ
したくしたら、乗合タクシーに乗って、
広河原の登山口に向かいます!
何個もトンネルを越えて、細い道を
クネクネと進みます。
トンネルの中が水びたしのところもあり、
バッシャーンと勢いよく水が上がります
小一時間乗って、登山口へ。
ビジターセンター、山荘が新しくてきれいです。
トイレの案内も可愛い
テンションマックスのパンダくん。
もちろんシャツは山梨魂
さて、この日は途中の白根御池まで登って
テント泊です3時間弱くらいかな…
登り始めます!
吊り橋渡って…
水が豊富ですねーさすが南アルプス
意外と急登ですね。
途中で靴紐閉め直しました!
花がたくさん、癒されますね
こちらはヨツバムグラ?
早くもきのこちゃん
ヒヨドリグサかな。
鳳凰三山がよく見えます!
次は行ってみたいなー
重い荷物だけど、頑張って登って行きます。
さすが若者
ギンリョウソウも
ゴゼンタチバナが
これはサルオガセ?
こちらは先日の八島湿原にも咲いてた
グンナイフウロ。
白いのもあるんだね!
爽やかな花、ミヤマハナシノブかな?
途中からの景色、実に爽やか
頑張って登って、ついたー
今日はこちらの白根御池にテントを張って
泊まります。
山小屋も立派!
池のほとりには、すでにたくさんの
テントが張られてます。
なんとものどかで良い場所です
のんびりしたら気持ちいいだろうなー。
シナノキンバイ、他にも色々と咲いてました。
とりあえず、前祝い?
しっかり食べて明日からに備えます
山を見ながらの夕飯、いいですねー
次の日はやーく起きるので
この日は18時に就寝
翌日、2時半に起きて、
テントの中を大体片付けました。
(帰りにすぐに撤収できるように)
朝ごはんを食べて支度して、
4時に出発!
まだ暗いので、ヘッドランプつけました。
ランプがついてるところに虫が飛んでくるので
虫除けネットを頭から被って。
謎の出立ちですが仕方ないよね
目が慣れてくると、暗くてもランプの光で
歩けるようになりました。
だんだん空が明るくなってきて
鳳凰三山が後ろに見えるようになりました。
さて、雪渓の横を歩いて行きますよー。
私はこの道が一番厳しかったな。
写真撮れなかったけど、岩がゴロゴロしてて
道があるようなないような、の感じ。
険しいので目の前の岩を登ることだけに
集中してしまい、夢中になって登って
ハッと気づくと全然違う方に
いっちゃってたりして
朝日が登る山並みに励まされながら
がんばります!
明るくなると、花たちも見えてきました。
癒されます
こちらはミヤママンネングサかな。
後光が指してるような美しさ
おー!いい景色だー
しかし後の2人は先に行ってて、
写真撮ってる場合じゃないね、
早く追いつかねばー
待ってくださーい!
写真では伝わりづらいけど、
ほんとに登りにくかったんですよー
ナナカマドあなぁ?
葉っぱが可愛いこの花は、
名前がわからないなー
変わった花、初めて見た!
オオヒョウタンボクというようです。
こーんな階段が続く道、木は濡れると
滑りやすいので気を抜かずに確実に。
コケモモかな。
怖い場所がちょうどガスってて
下がよく見えませんでした。よかったなー
こんな岩の隙間から、イワベンケイ。
いよいよ、八本歯のコルというところに
出てきました。地図では危険箇所を
示すびっくりマークが付いてて
パンダくんがすごく緊張してましたが、
ここより、この手前の雪渓の横の道の方が
危ないと思う、多分。
なぜ八本歯のコルって名前なんだろうか。
ミヤマクワガタかな?
これも多分初めて見たと思います。
ひょいと横を覗くと、崖だー
八本歯、意外と長く続きますなー
こちらはアオノツガザクラ。
よくこんな岩から花を咲かせてますよねー
順調に進んでいきます!
ミヤマオダマキもたくさん咲いてましたよー
そして、最初サンカヨウ?と間違えたのですが
ハクサンイチゲが濡れて半透明に
なってました!
頑張って進んでいこー!
そんなに風が強くなくてよかったです。
風が強すぎて撤退した、
という人にも何人かすれ違いました
崖っぷちの怖いところほど、
花がきれいに咲いてるもんです。
イワベンケイや、
グンナイフウロ。
ミヤマウイキョウですかねー?
こちらはハクサンフウロ。
ミヤマキンバイかな?
お初にお目にかかる、タカネコウリンカ。
黒い(茶色い)花は珍しいなー。
ガラスのような、ハクサンイチゲ。
キバナノコマノツメですね多分。
花を見ながら進んでいくと、
北岳山荘が見えてきました
霧と、風が強いので、間ノ岳に行くか
しばらく待機して判断します。
8時10分に北岳山荘到着。
急登で私が休み休みだったことと、
風が強くて止むのを待ちつつゆっくり
進んだので、遅めでした。
意外と寒いんだよねー
この中で山バッチを見たら、
「間ノ岳のが売ってる!買おうよ!」と
パンダくん。
いやいや、まだ登ってないよね?
すると
「行けるよ!買おう!」と
強い決意を見せて、
間ノ岳の山バッチを買っちゃいました
そして、
「風大丈夫です!さあ行きましょう!」と
やる気をみなぎらせてパンダくんは
出発の体制にこうなったら行くしかないね!
というわけで、間ノ岳に向けて、出発です。
これはミヤマハナゴケ?
タカネヤハズハハコだそうです。
ほんとに花の種類が多いね!
きれいな紫のは、ハクサンチドリかな。
イワカガミちゃんもまだ健在!
これは横岳にたくさん咲いてた、
オヤマノエンドウだ!
9時9分、中白根山に到着しました。
あと1時間くらいかなぁ…
まだ霧はかかってるけど、
風はそれほど強くないので
なんとか行けそうです。
癒されるなー
しかし、霧でよくわからないので
何度も「おっ!山頂!」となっては
「あー、まだ先になんか見える…」と
偽ピークに騙されながら進みます。
イワヒバリちゃんに会えました
これも、偽ピーク。
結構岩がすごい道なんですが、
2人は霊によって先に行ってるので
1人で黙々と進みます…とほほ
10時8分に到着!間ノ岳
日本で3番目に高い山です。
穂高岳の方が高いという説もありますが、
年に数ミリずつ隆起しているので
追い越した、とする文献があり、
今回はそちらを信じて3位の山ということで!
いやー、ガスってて何も見えませんなー
たまーにチラッと晴れますけど、
ちょっといい景色を拝むというほどは晴れず。
とりあえず登った実績を心に刻んで
次の山へ!
キバナオウギでしょうか?
おっ!だんだん晴れてきたみたい。
がんばれー!
思わず立ち止まるような素敵な景色
もう少しで全部見えそう
お花のように赤い、ハイマツの雄花。
お花畑なんです
そしてうっすらと雪をまとった山が見える。
こちらはヤマハハコの群生かな?
振り返ってみると、間ノ岳が見えます。
小さなピークがいくつか続いていますね。
これに騙されたのか~
吊り尾根分岐という道、ビックリマークがついてましたが
そこまで恐ろしい場面もなく、何とかクリア。
だいぶゆっくりですが、13時21分、北岳に到着
まだちょっとガスってますが、すこしずつ晴れ間も見えてきました。
やった~日本で2番目に高い山だ!
こちらが三角点
バテていて、良いビデオが撮れなかったのですが(笑)
さて、登ったら下り、ですよね。
肩の小屋のテント場がカラフルです
肩ノ小屋には40分ほどで到着しました。
賑わってますね。
これこれ!これやってみたかったんです(とパンダ君にやらせる)
いや~、ここまで来れるとは嬉しいなぁ
富士山もひょっこり顔を出してくれました。
ここまでテントを担いでくるなんて
みなさんほんとに屈強ですね人ってホントすごい。
だって、3000メートル超えてるんですよ。
おぉ~あれは甲斐駒ヶ岳!
南アルプスで登れそうな数少ない山。
かっこいいな~
続きます!