前回の続きです。
さて、あと少しだ!と思ったけれど、
すでに寝不足でバテバテ。
見上げれば、ガレ(砂利、岩)だらけの大きな山がどど~んとそびえ
これ、ほんとに全部登れるの?って思いつつ、
とりあえず1歩ずつ足を進めます。
ズルっと滑るので、あまり大股で歩けないから
歩みが遅いのです。
下を向いて歩くと、普段歩いている低山では見られない
かわいらしい高山植物に会えました。
こちらはミネズオウ。
たまに目を上げると、向かい側には険しい山。
これは黒斑山のほうでしょうか。
「あ、あそこに人がいるよ
やっほ~」と、元気な二人。私もかろうじてやっほ~って
いってみたものの、叫んだことによりさらに体力消耗
元気出していこ~
こちらはミネヤナギらしいです。
モフモフしていてかわいい
はるかかなたには、まだ冠雪しているアルプスが。
いつか登れる日は来るのだろうか!
延々と続くガレ場。
無の境地で、何も考えず、一歩ずつ足を進めるのみ。
この経験はいつか何かの役に立つはずと
自分を励ましながら。(なんの?)
山頂が近づくにつれ、宇宙のような雰囲気になってきましたよ。
ついにシェルターまで到着しました。
もう少し!
噴火したら、この中に逃げるんだね。
強風予報でしたが、この辺りからさらに
風が強まってきたので、いったん
少し弱まることを期待して、ご飯タイム
浅間山といえば、プリン
なぜなら、浅間山の形は綺麗な台形で
まるでプリンのようだから。
という理由で、プリンを持っていきました
そんなことしてるから、荷物が重くて
余計に疲れるんだけど、これが楽しみだから
スターウォーズに出てきそうな
異次元の世界、と思ったのはわたしだけ?
ひとしきり休んでも風が止まないので、
行ってみることにしました
もう、横風に寄りかかるようにして
歩かないと吹き飛ばされそうな暴風。
途中まで行ったところで、パンダくんが
よろけているのが見えて、危ないかな?と
思ったら
「ママ!どっちかが危険だと思ったら
撤退するって約束だったよね。
戻ろう」とパンダくん。
危険と判断しての発言に、2人で
戻ることにしました。
支え合って、ヨロヨロしながら、さっきの
シェルターまで着くと
「ううう山頂すぐそこなのにー
」と
涙目のパンダくん。
と、そこに!山頂にいるはずのJさんが
「迎えにきたよー私につかまって行けば
大丈夫山頂の方はそこまで
風がひどくないから」と力強い言葉。
途中で待っててくれたHさんと両脇を
ガードされて、山頂まで風にも負けずに
進むことができました
そして、9時56分、ついに山頂到着
2人には感謝しかありません。
私も泣きそうでした
やったぁー
帰りは行きと同じ道を、ゆるゆる下ります。
下山の時が怪我が多いし
クールダウン兼ねてゆっくり目に
降りるのが良いとJさんに教わりました。
楽ちん
13時に下山し駐車場に着くと、
お馬さんが出てきてました
おつかれさま
帰りは1時半前に出発し
関越道で事故渋滞が2回ありましたが
大きな渋滞というほどではなく
5時前には都内に到着しました
人生初の爆風体験、思い出に残る
山行となりました
この日は8時半にはバタンキュー、
翌朝はすっかり元気を取り戻しました。
パンダくんはといえば、車の中で
グッスリ寝て、帰った後に
友達とお祭りに行くほど元気でした
さすが若者!
さて次はどこの山に行こうかなー