おいら 8歳8ヶ月
おーろらツアーから時間がかなり経ち、母の記憶も薄れ始めてきたこの頃です
オーロラのDVDを見ながら思い出しつつ、綴っていくことにします。
4日目(2月16日)
オーロラツアーも最終日(?)
今日もベックス・ケンネル
にお世話になり、日中はアイスフィッシングに行ってきました。グレートスレーブレイクまでスノーブラウを装着した4駆でGO
グレートスレーブレイク・・・湖だけれど車で走ってしまうのです
そう、アイスロードです。
真っ直ぐにのびるアイスロードに感動していると、車は右に曲がり氷上の雪原、道無き道へ
そうです、この車の前に付いているのがスノーブラウ。
これで雪をかき分け進んでいくのです。
ゴンゴン♪ズルズル♪ガタン!まさに4駆の楽しさ満喫です
漁場に到着すると、ここからは見学
原住民の血を引くオーナーさんともう一人の方で氷に穴を開け、
うわぁ~凄い凄い
と、大人は感動しておりましたが、おいらはと言うと、久々の積もった雪に誘われ、雪と戯れておりました
アザラシでも人魚姫でもありませんよ。おいらです
こちらが釣れたホワイトフィッシュです。
見ているだけでも感動です。
えっ、ここは湖の上?と忘れてしまうくらい、広大に広がる雪原とアイスロード
アイスロードで記念撮影
1メートル以上凍っているそうです。
アイスロードを走らせ、お散歩?トレーニング?中だそうです。
もちろん飼い主さんは車でGOですけど。
結構ワンちゃんの走る姿がありました。思いっきり走ることが出来て楽しいだろうなぁ~
さてさてアイスフィッシングでゲットした魚を持ち帰り、ベックスのキッチンで調理をしてくれます。
白身魚で美味しい
更にここでご飯が登場してくれたら・・・
日本食が恋しくてたまらない母です
おいらはお部屋に飾ってあるトロフィー・賞状の多さにびっくり
犬ぞりレースに参加した数々の賞で、優勝ばかりです。
その優勝は何を隠そうアイスフィッシングに連れて行ってくれたオーナーさん
お腹も自然の感動にもいっぱいになり、そろそろホテルに戻る時間です。
今日が最終日、オーロラを見ることが出来ていない・・・
空には雲が見えるけれど・・・
そんな不安を父がオーナーに話していると、
「今晩はオーロラを見ることが出来るよ。大丈夫」と、オーナーが。
なになに、その自信は。
どうして
昨日も見れそうな天気だったけれど曇りだしてダメだったのに。
やはり原住民の血を引き、その土地に長く住み、自然を肌で感じ、わかるのでしょうね。オーナーさんの言葉を信じて、と言うか信じられる。
そんな安心感を感じつつホテルへ送ってもらいました。
一息ついて夕ご飯のことを考え何処に行こうかと外を見ると
キャァ~イエローナイフに来てからこんな青空を見たことないよ~。
うん、これならオーロラに会える確信に近い物を感じた母でした。
夕ご飯がてらお散歩へ。
日中でー17℃とは初日以来の冷え込みでしょうか。
これまた冷え込むとオーロラに会えそうな気がする予感の母。
お土産屋さんでお友達のお土産を探したり、スーパーマーケットで
全ての物がBigサイズであることに感動したり、所変われば生活も違う。
おいらにも日本との様々な違いを実感出来たことでしょう。
さて夕食
スーパーでのビッグサイズの品々に圧倒され、さらにお肉系は遠慮したい母
と言うことで、ベトナム料理「サイゴン」に決定
おいらの住む街でもなかなか食べることのできないベトナム料理。
母も父も大好きなんだけれど
生春巻きに揚げ春巻き、春巻き大好き
おいらも中華の春巻きとは違ったベトナムの春巻きが気に入り、4本あったはずの春巻きが、いつの間にか1本に
わかるよ、おいら。美味しいもんね、揚げ春巻き
残りの1本を父と分け合って食べました
おなか一杯の時は歩いて帰るのが一番
おいらは雪だまりを見つけると遊びはじめ、なかなかホテルには進みません
そんな時、遠くの空が緑色に
えっ
あれってオーロラ
うん、絶対オーロラだよ
カメラを持っていなかったので、慌ててで撮りましたが、ピントが合っておらず、とてもお見せできる状態ではありません。
夕暮れの青さと緑がかったオーロラの空。とても素敵な色でした
お見せできないのが残念
「オーロラに会えるだろう」が「会える」に変わった瞬間でした。
オーロラツアー最終日。
「よっしゃぁ~」、気合を入れてオーロラビレッジ行きのバスに乗り込む母です
でもさっ、でもさっ、なんか雲が広がってないかい
これまた確信が不安に変わり始め・・・
いや、願えば叶う
オーロラを見せないで日本へ返すなんて酷いことを神様はしないわ
だっておいら、幼稚園はミッション系で、ちゃんと日曜礼拝にも参加したもの・・・
などと訳のわからぬ神頼みが心の中で始まり
オーロラビレッジ
に到着すると、やはり雲が広がっていました
まだ試合は始まったばかり
今日は最終時間まで粘るわよ~
すると時折雲の上にオーロラが見え始め、薄い緑色の帯状のオーロラが見えては消えます
そんな状態で時間は過ぎ・・・
今日は長丁場
夜食をいただきました。
今日のスープは特に美味しかった~
おいらも完食です
やはり冷え込んでいます。-22℃
昨日までよりも上下ダウン系の衣類を足してみましたが、外ではやはり寒い
特に手が冷たくて。
薄らしか見えないオーロラにビレッジではいろいろな体験コーナーを始めてくれ、おいらと母はそちらに行ってみることにしました。
水で濡らしたTシャツをくるくる回したら・・・カチカチに棒状に。
熱湯をコップから投げ飛ばしたら・・・一瞬にして凍り舞い落ちます。
これ、おいらははまってしまい、何度もやっていました。
ショーウィンドウのメニューのように宙にホークが浮いています
見にくいのですが、おいらはバナナではなく、豆腐で釘を打っています
極寒地では豆腐の角も痛いのです
いろいろ極寒ならではの体験をさせてもらい、楽しんでいたおいらです。
オリオン座もはっきりと見えだしました
オーロラの色も濃く見えるようになってきています
しかし、時間はホテルへ帰る時間へと近づいています。
もちろん延長です
長くヒュル~と伸びたと思ったらあっと言う間に消えてしまったり、
消えたと思ったら、違う方向から「出てきたよ!」と、声が聞こえてきたり。
なんとなく揺れてカーテンの様に見えているものもあったり。
この日のオーロラはレベル4
流れ星も見ちゃいました
それなりのオーロラは見えたと思います。
でも母の思い描いていたオーロラとは違う。物足りなさを感じる。
そんな思いを胸にホテル行きのバスに乗車。
なんということでしょう
ホテルへの帰路、バスの中からこの日最高のオーロラが見え始めました
まさにオーララビレッジのオーロラ情報2:53の写真
様なオーロラがバスを追いかけては追い越し、出ては消え
おいら、「龍みたい」と。
そう、龍が尾をくねらせ、空を舞っているようです。
あ~、外で見たかったよ~
最後の最後で、ツアー最高のオーロラに会うことができました
でも・・・
それでも母の思い描いていたオーロラには遠く・・・
写真でも撮り方や修正方法で同じオーロラが全く違った色合いになります。
もちろん写真と母が見た肉眼のオーロラの色は違います。
写真やビデオの色合いが修正されたオーロラだから綺麗なの
写真やビデオに影響されすぎ
いや、オーロラ爆発を見たら違うかも
やはり自分の目でオーロラ爆発を見てみたい
同じオーロラは二度とない。
母の思い描くオーロラを見るために
野望は続くのであった
大忙しです。
飛行機のところまで走り、(歩いてもいいんだけど、なぜ走る?)
この小さな飛行機に乗り、イエローナイフを後にしました。
ロッキー山脈を下に見下ろし、
そしてカルガリー空港に到着。
ん到着したのですが、なかなか飛行機は滑走路に止まったままで進んで行かない。いやいややっと降りられるかと思ったら、空港から離れたところで、こんなところを通って空港内に入るの
さぁ、カルガリーから今度はバンクーバーへ乗継です。
搭乗口付近で待っていると
突然おいら一家が乗る予定の便が搭乗口の掲示板から消えているではありませんか
なになに何が起こったの
父がすぐさま調査へ出発
なかなか戻ってこない父。不安に多弁になるおいら。
あれ~出発予定時刻は過ぎちゃったよ
出発予定のボードを見ると
なんとおいら一家が乗る予定の便がキャンセルに
ちょっとちょっと、なんの知らせもなくキャンセルしちゃうってどう言うことなの
普通、と言うか、日本だったら館内放送するんでないの
そうこうするうちに父が戻って来て、
ここからいろいろあって、結局はカルガリー空港の近くの電信柱だか何だかが火事になり、空港を含む近くの街が停電となり、システムダウン
と言うことで、おいら達の乗る便がキャンセルになってしまったわけです
あれよあれよと本日日本へ帰国予定でキャンセルになってしまった2便の日本人が集まりだし、旅行会社の人を呼び、何とか今日中に日本へ帰れるように考えてくれましたが、難しく、結局カルガリーで1泊し翌日の同じ便で帰国することとなってしまいました
全てが決まったのは夕方4時。
オーロラツアー後も飛行機の中で1時間ぐらいの仮眠しかとっていなかったので、実に30時間寝ていない状態です。
大人ばかりの中で子ども一人のおいらでしたが、文句を言わず待ち続けていました。
偉かったぞ、おいら
こんなことってあるのね
おいらなんて初海外旅行にして、こんな惨事。
まぁ本人はもう1泊できると楽しんでいるところもありましたが
翌日会社の会議が入っていた父
仕事を入れていた母
学校のおいら
初国際電話を使わせていただきました。
夕ご飯を食べて、お風呂に入って、いったい何十時間起き続けているのでしょう。
ベッドに入って即爆睡のおいらでした
翌日は予定通りにカルガリーを脱出出来て、バンクーバーへ。
カルガリーのホテルを6時出発だったので、バンクーバーでの待ち時間は爆睡
その後は空港内を探検
バンクーバーでも無事に成田行きの飛行機に搭乗することが出来て、本当に安心しました。
そして日本へ到着
無事に我が家へ帰ってこられて良かった
時差はって
カルガリー事件があって寝ずの状態だったので、その時に時間の修正がされてしまったようで、翌日からも普通に生活出来たおいら一家でした。
怪我の功名ってところでしょうか
おいらも思い出をつづってみました。
もうすぐオーロラツアーから2か月が経とうとしています。
今は日々の出来事に追われ、本当に行ってきたのかなと、
遠い昔の出来事のようにさえ感じてしまいます。
いろいろなところで、ハラハラドキドキのおいらにとって初海外旅行、初オーロラツアーでしたが、おいら一家の大切な思い出となりました。
しつこいですが、母はまだオーロラに満足していません
今度は秋のオーロラもいいなぁ~
と、次回の為にオーロラ貯金を決心した母でありました
最後に
オーロラツアーの相談に快くのってくださり、たくさんの情報を教えてくれたオリ君父さん
、本当にありがとうございました
次回?もよろしくお願いいたします