カフェインは子どもの体に良い?悪い? | アンチエイジング世代の習慣

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こんにちわ、一ノ瀬です。

 

本日のテーマ
カフェインは子どものカラダに良い? 悪い? 
スーパードリンク売り場.jpg
母親が(30歳前半くらい)
5歳くらいの女の子に
オロナミンCを飲ませている姿を見て!
おお!とびっくりしたものです。

そこで
カフェインについて
本日はあなたへシェアしたいと思います。

カフェインといえば
コーヒーを思い出すと思いますので、
コーヒーについて話を、
最新の研究踏まえて、
話を進めてまいります。
世界中で多くの人に,
愛されるコーヒーですが、
子どもの場合はどうなのでしょう? 
大人と同じように、
コーヒーを飲むと、
健康に良い効果があるのでしょうか?

コーヒーの印象ですが、
戦後のこともあって
アメリカ映画や風潮の影響が
あるかと思います。

そのアメリカですが
少なくとも20年前までは、
”子どもがコーヒーを飲むのはタブー”
(1998年代までは)
という風潮がありました。

ところが
(2000年代に入ってから)
シロップやクリームをたっぷり入れ
たコーヒー飲料が登場。

10代未満の子どもでも、
スイーツ替わりにコーヒーが、
飲める状況になっています。

しかも
10代前半の子どもたちの間では、
エナジードリンクの摂取が、
目立つようになってきました。
ーーーーーーーーーーーーーー
2014年、
米疾病予防管理センター(CDC)
にある、
国立健康統計センター(NCHS)
ーーーーーーーーーーーーーー
エイミー・ブラナム博士らは、
医学雑誌「Pediatrics(小児科)に、
2~22歳の米国人2万2000人の
カフェイン摂取量の推移を報告


1999~2010年までの報告
米国の小児から10代の若者の約73%が、
何かしらの形で毎日カフェインを
摂取していることが分かりました。

調査期間を通じて、
子どもの平均的なカフェイン摂取量は、
あまり変わりませんでした。

つまり
ーーーーーーーーー
変わったのは摂取源。
ーーーーーーーーー
1999~2000年までの
カフェイン摂取源のうち、
・62%をソーダが占めていた。
2009~2010年になると
ソーダは38%に減り、
コーヒーによるカフェイン摂取量が
10%から24%まで増加。
1999~2000年までは、
エナジードリンクの
カテゴリーはありませんでした。

2009~2010年を見ると、
カフェイン摂取の
約6%を占めるようになっていました。

つまり
子どものカフェイン摂取の大部分を
ソーダが占めていたのです
が、
この7~8年ほどで、
コーヒーとエナジードリンクの割合が増えた!


報告
↪︎米国の多くのエナジードリンクは、
 8オンス(237ml)
 のサイズで販売されている。
 が
 サイズの売り上げが伸びている!

12オンス(355ml)サイズの
エナジードリンクに含まれる砂糖
(糖分)は平均36g。

これは
同量のソーダとほぼ同じ糖分になる。
一方、
エナジードリンクに含まれるカフェインは、
ブランドにより異なるものの、
12オンス中130mg
になるものもあります。
カフェイン入りソーダに換算すると、
12オンスサイズの4本分に当たります。

コーヒー飲料
↪︎サイズやフレーバーの違いはありますが、
 ソーダのほぼ2倍の糖分や
 エナジードリンクと
 同等量のカフェインを含みます。
 さらにクリームたっぷり…
 のドリンクも多く出回っています。

余談ですが、
ーーーーーーーーーーー
米国ではこれまで、
子どもの肥満問題の対策
ーーーーーーーーーーー
↪︎ソーダやジュースの摂取量を減らすことに
 重点を置いてきました。
 ところが
 今後は、コーヒー飲料や、
 エナジードリンクの摂取も
 モニタリングする必要がでてきたわけです。

日本では、
缶コーヒーを飲む人は
将来糖尿病になる確率が高い!

研究報告がある。
(自衛隊員を対象とした報告です)

ブラナム博士ら
最近、カフェインを多く含む食品や
飲料の開発

それらの子どもへの
マーケティングを懸念。

つまり
米国では、
子どもや10代の若者をターゲットに、
カフェインを含む
・キャンディ、
・ポテトチップス
・ガムなど
食品の販売が、
過去10年間に
劇的に増加している。

なので
気づかないうちに、
子どもがカフェインを
過剰に摂取するリスクが、
高まっている。

これまでの
カフェインの健康に対する調査は
主に成人が対象でした。

食べ物は体を作る源です。

これまでの研究で判明していることを、
あなたへシェアします。
ーーーーーーーーーーーー
適度な量のカフェイン摂取
7つのメリット
ーーーーーーーーーーーー
・エネルギー消費量の増加
・身体能力の向上
・疲労減少
・瞬発性の向上、
・認知機能の強化
・集中力
・短期記憶の向上

につながることが示されています。


デメリットも存在します。
ーーーーーーーーー
4つのデメリット
過剰に摂取した場合
ーーーーーーーーー
・心拍数や血圧の上昇、
・睡眠障害
・動悸
・胃のむかつき

などを引き起こす
ことが分かっています。

たとえば
度々診療所へ診察に来られる人。
コーヒーなどを
1日10杯以上ブラックなど
飲用する人が多い。

患者の訴えは
・ドキドキする、胸の不快感や痛みがある。
・胃がムカムカする、痛む。
・寝ようとしても寝付けない、
 朝までうつらうつらで日中眠い。
など・・・

減量もしくはやめると
1週間〜10日で改善する。

今までは、
成人に現れるカフェインの
こうした作用が、
子どもにも同等に表れるのか?
どうか?
明らかにされておらず。

なので
子どもや若者を対象にした研究
が開始された。
=============
子供のカフェイン摂取による
7つのデメリット
==============

研究途中です。
1:血圧や脈拍への影響
  カフェインが子どもの血圧を上げ、
  心拍数を減らすことが、
  これまでの研究で示されています。
  ただし、
  思春期以降は男女差があるようです。

調査研究
ニューヨーク州立大学バッファロー校の研究者ら
思春期前(8~9歳)の子ども52人

思春期後(15~17歳)の男子49人と女子47人
対象に、
カフェイン摂取が、
心拍数と血圧に与える影響を調査しました。

結果
↪︎思春期前は、
 カフェインによる心拍数
 と
 血圧の反応に男女差はない。

 思春期後は男子は、
 女子よりカフェインによる
 反応が高まりました。

 思春期後の女子の場合。
 ・月経周期の黄体期
 (排卵から月経まで)中期に
  カフェインを摂取すると
  心拍数が減少。
 ・卵胞期
 (月経が始まってから排卵まで)中期は、
  血圧の上昇率が大きくなりました。

つまり
カフェインに対する
反応の性差
↪︎ステロイドホルモンのレベルなどの
 ・生理学的な因子によるものか?
それとも
 ・心理社会的な因子によるものか?

たとえば
高校生の時は、
部活後にファンタ(炭酸飲料水)を
よく飲んでいた。

中学生までは
1本も飲んだことはなかった。
環境なのか?
年齢的なものか?
わかればいいなあ〜と。

確認するために、
さらなる研究が必要ではないか?
と思います。

2:睡眠障害
  オハイオ州立大学の研究者らは、
  1日あたり平均53mg(0~800mg)の
  カフェインを摂取している
191人の中学生を対象
  14日間の睡眠パターン
  と
  カフェインを含む食品の摂取について調査。

結果
↪︎カフェインの摂取は、
 夜間の睡眠時間が、
 短くなることと関連していました。
 
たとえば
日本で販売されている
ペプシコーラは、
100mlあたり:約10mgのカフェインを含んでいる
500mlのペットボトル:約50mgが含まれている。

ペプシは飲まないが、
夏場やカウンセリングの時
コーラーは週に1回ほど飲むなあ〜。
飲む理由ははっきりしないが、
気分的なものだと思う。
炭酸をとると、
冷静で仕事が進むからですかね。
多分惰性・・・

3:脳内報酬系への影響
  カフェインは、
  脳内報酬系の発達に作用する。
  ↓
  将来の食品や
  飲料の好みに影響を与える
  可能性が指摘されています。
  しかしながら
  この影響にも性差がある。

2~17歳を対象にした
ニューヨーク州立大学バッファロー校の報告
男子は女子より、
カフェインの影響をより受けやすい
可能性があるといいます。

4:カフェインの離脱症状(副作用)
  英国ブリストル大学の研究者らは
  9~11歳の26人を、
  カフェインを習慣的に摂取(平均109mg/日)
  ・しているグループ
  ・していないグループ(平均12mg/日)
  の2つのグループに分けて調査。

研究
両グループともに、
一晩カフェイン断ちをした後、
カフェイン50mgを与えました。

カフェインを習慣的に摂取しているグループ
↪︎頭痛が起き、
 認知力が鈍くなるといった
 離脱症状が現れていました
 が
 カフェインの摂取でこれらが収まる。

カフェインを習慣的に摂取していないグループ
↪︎認知機能、注意力や頭痛など、
 摂取前後で顕著な変化はない。

う〜ん、小学生対象にすること自体
すでに問題があるのではないか?
と思うのは私一人の感想だろうか?
嗜好品なので禁断・中毒症状

わたしはとらえました。

5:他の物質への依存
  ボストン小児病院
  小児睡眠障害センター
  所長ジュディス・オーウェンス医師
  ↪︎子どもたちが早い時期に、
   カフェインを摂取するようになると、
  ↓
  喫煙やアルコールを
  摂取するようになる可能性が高い
  と警告。

理由・根拠は?
↪︎カフェインを摂取する子どもは、
 精神作用がある物質を試す
 可能性が高くなる。

 しかも
 エナジードリンクが
 他のドラッグへの入り口になる
 と主張する研究者もいる。

たとえば
 メリーランド大学の報告
 ↪︎エナジードリンクを飲む学生は、
  アルコールやドラッグなどの
  利用が高まりました。

6:うつ病
  ピッツバーグ大学の調査
  うつ病と診断された30人
  (7~17歳)の子どもは、
   1日平均
   コーヒー5杯分のカフェインを摂取
   一方、
   同年齢の精神的な疾患を診断されていない23人
   1日コーヒー1杯分のカフェインを摂取するだけでした。

たとえば
気分が落ち込むと、
私自身は寝ることが多いのだが・・・
(子供頃は、押し入れとか入り込んでいた)
今で言うところの引きこもり?!
身近にカフェインは(コーヒーなど)
置いてなかったこともあるので、
環境も影響するのかな?
と思っている。

あなたの子供頃はいかがでしたか?
こどもや孫に与えていましたか?
保護者の意識が影響を
与えているように思います。

他の報告をしましょう。
ジェニファー・シルク博士
↪︎カフェインが、
 子どものうつ病に影響したのか?

 うつ病のため、
 子どもがカフェインを欲しがったのか?

因果関係ははっきりしていません。

子どもは、
けだるさや
落ち込んだ気分のときに、
カフェインを摂取すれば
気分が良くなり、
エネルギーが高まると思い、
自己治療法として
使っている可能性があります
といいます。

シルク博士らの研究
↪︎うつ病の子は、
 多めにカフェインを摂取した日
 ↓
 より不安を報告した
 ことが示されています。

つまり
疲労、気分の悪さや不安に対処するため、
カフェインを使用する傾向がある。

カフェインこそが、
それらを引き起こす可能性がある。

つまり
子どもがカフェインを摂取していい
という十分な理由はない。
と報告している。

こどものうつ病自体凄い事実だと
わたしは驚愕する・・・

7:長期的な影響
  子どもが、
  カフェインを摂取することによる
  長期的な影響は、科学的に不明。

オーウェンス医師
↪︎子どもたちが、
 カフェインを利用する理由は
 ありませんと警告。

このような研究報告を受けて、
対応は行っているのか?
ーーーーーーーーーーーーーーーー
子どものカフェイン摂取量に関する
リスク評価が各国が検討
ーーーーーーーーーーーーーーーー
米国
↪︎FDAは健常な成人の最大カフェイン摂取量
 1日400mg
(コーヒー4、5杯)まで、と設定。

日本人は人種的な相違から、
350mgと低く想定しています。
詳しく知りたい方は、
検索してください。

しかしながら
子どもの摂取量について
設定していません。

FDA
↪︎子どもや10代の若者の健康に、
 カフェインが影響することを懸念
 ↓
 国民の健康を保護し、
 社会規範を尊重する必要があり、
 子どもや10代の若者に、
 カフェインなどの刺激物を
 販売すべきではないと警告。

米国小児科学会
↪︎子どもや
 10代の若者のカフェイン摂取に
 反対の立場を示し、
 専門家は1日100mg
 あるいは、
 2.5mg/体重kg未満
 にすべきとしています。

カナダ
カナダ保健省
↪︎子どもの体重や年齢によって、
 カフェインの摂取量を定めている。

4~6歳:1日45mgまで(コーラ1缶=355ml分)
7~9歳:1日62.5mgまで(コーラ1.5缶分)
10~12歳:1日85mgまで(コーラ2缶分)
13歳以上:2.5mg/体重kgまで

欧州
欧州食品安全機関(EFSA)
健康な成人1日当たり
400mgの習慣的なカフェイン摂取
1回量3mg/体重kgのカフェイン摂取量
なら安全上の懸念はない。

子どもや10代の若者は
情報が不十分なものの、
1回量3mg/体重kgを上限
としています。

日本
厚生労働省
基準値を設定していません

内閣府食品安全委員会
2011年に公開した
食品中のカフェインについてのファクトシート
↪︎カフェインを含む食品については、
 自ら行う評価の案件としては見送る
 が
 カフェインの子どもへの影響を懸念する
 意見があることから、
 情報収集を行い、
 リスクに関する情報を
 提供することが重要である
 としています。

実に曖昧な対応です・・・

日本の流行は
いいことも悪いことも?!
アメリカでの流行が、
10年遅れてやってくると言われている。
心筋梗塞などの心臓病は
欧米型の食事で増加傾向です。

現在、
アメリカでは
日本型の食事(戦前の食内容)
を健康な食事と報告して取り組んでいる。

日本は日本食を捨てて・・・
あ、話が逸れました。

米国の子どもの多くが、
夜遅くまで勉強をしたり、
ゲームをしたり、
ソーシャルメディアにハマったりして
睡眠不足になる。

エネルギー高めるために、
コーヒーやエナジードリンクを
多く摂取するようになっている
といいます。

なので
おそらく日本でも同様の現象が
起きているのではないでしょうか?
わたしが驚愕した現実
↪︎母親が5歳くらいの幼稚園児に
 気軽にオロナミンCを1本与えている、
 コカコーラーを500ml与えている・・・

食べ物は体を作る・・・
恐ろしいことだ!
と思いましたが、
あなたはどう考えますか?

日本人は不妊症が増えている。
自殺する人は、
交通事故で亡くなる人よりも多い。
原因不明の病気が増えている・・・

食べ物は体を作る源です。
食べ物について振り返ってみてください。

わたしも考えて食べるようにします。
毎日の食事

8割は体に良いと思うものを
適量食べるように、
意識する日々です。
1日1食は発酵食材を食べる!
夕食を充実させるようにしています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。